韓国人の“らしさ”をあらわす言葉に「ネロナムブル」がある。
これは「自分がすればロマンス、他人がすれば不倫」ということで、オレはいいけどオマエはダメ!!という二重基準を意味する言葉。
韓国メディアを見ていると、この言葉がよく出てくる。
それで最近こんな記事を書いた。
痴漢が盗撮を叱る?日本に対する韓国のネロナムブル(二重基準)
「自分に甘くて、他人には鬼厳しい」ということもそうだけど、「自分は正義の側に立って相手を非難する」という態度にも韓国人の“らしさ”があらわれている。
歴史問題では日本にいつもこんな感じだ。
この言葉はきょうも朝鮮日報のコラム(2019/1/13)で使われていた。
「ネロナムブル」…恥知らずの韓国最高裁判事
昨年12月、キムという人が韓国最高裁判所の判事に就任した。
でも、このキム氏はいわくつき。
これまでに3回も不法偽装転入をおこなっているのだ。
なんでそんな人物が最高裁の判事になれるのか?
これも韓国社会の「らしさ」か。
自分は偽装転入を3回やっているにもかかわらず、60代の男性が同じことをしたときには懲役刑を宣告している。
これで野党はキム氏を「ネロナムブルの極致」と批判した。
そんなキム氏が12月、最高裁判事に就任したとき高らかにこう言う。
「司法部は自らに対する警戒をおろそかにし、国民の愛と信頼を失っている。信頼を取り戻すには一体どれくらいかかるのか見当さえつかない」
自分がすれば無罪、他人がすれば懲役刑。
こういう人物が最高裁判事になって正義を裁くというのは、ドラマの展開でありそうだ。
これには朝鮮日報も「こんなことを言う資格がどこにあるというのか」と猛批判。
でも韓国社会で上に行くのなら、「ネロナムブル」をした後に、「恥知らず」と言われても気にしない鋼のメンタルが必要だと思う。
一般のサラリーマンの反応は、「判事だったら引っ掛からず、われわれがやったら違法なのはおかしい」という意見が大多数だったという。
そりゃそうだ。
日本で同じことが起きたら、こんなグチで終わないだろう。
朝鮮日報はこう怒っている。
こうした人々が含まれている最高裁判所の判決に、国民がたやすく納得できるだろうか。答えはノーだ。
そりゃそうだ。
こんな最高裁に国の「最高正義」をまかせられない。
ちなみにこの判事は「韓国社会の堅固な生活規範になるよう努力する」と国民に約束し、「正義で公平な裁判」も言及している。
もうこの人を尊敬してきました。
でもここまでのことは韓国内の出来事だから、韓国人の好きにすればいい。
日本にとっての問題は、こんな裁判所が徴用工訴訟を裁くというおそろしい事実。
すでに日本企業に有罪判決が出ているし、これからも同じ判決が下されるだろう。
自国民ですら「納得できるだろうか」と言っているのに、日本は韓国内ではこれに従わないといけない。
国際法違反の判決でも、国民感情にそえば韓国では認められてしまう。
例えばハンギョレ新聞は最高裁判決の翌日、社説「あまりに遅かった13年目の強制徴用判決(2018-10-31)」でこう書いていた。
「日帝強制占領期(日本の植民地時代)の被害者を遅まきながら救済したという点で意味が大きい」
「韓国の憲法の価値体系に照らしてみれば当然の内容だ」
文大統領もつい3日前に、「不満があってもその部分はやむを得ないという認識を持たなければいけない」と、考えられないことを当然のように言っていた。
54年前に交わした約束を破り、国際法違反の状態を「不満があっても認めなければいけない」と日本に迫る。
これこそ「ネロナムブルの極致」で恥知らずだ。
でも、そういうメンタルを持ってないと、上にはいけない社会なのかも。
国際社会の常識と関係なく、「反日愛国」なら正義になってしまう。
そして、そんな独善的な決定を「やむを得ない」と受け入れるよう日本に要求する。
そんな韓国に対して、いま自民党では経済制裁を求める声が高まっている。
最高裁があんな状態で大統領がこんな認識だ。
もう徴用工訴訟問題をただの話し合いで解決することは不可能だ。
「あまりに遅かった」というのはコレだったか。
JFA(日本サッカー協会)会長を務めていて、いまは日本トップリーグ連携機構会長の川淵三郎氏も、韓国について「日本は今まで遠慮しすぎてた。もっと主張すべきで世界にアピールしないと。『国際法を守れ』と厳しく言う、そういう付き合いをするべき」と力強く言っている。
でもこれは行き過ぎか?
こちらの記事もいかがですか?
BTSの原爆Tシャツ、海外の反応は?日本と韓国をどう見たか。
【原文付き】米人権団体「BTSは日本人とユダヤ人に謝罪しろ」
コメントを残す