1月27日は「国際ホロコースト記念日」だ。
ホロコーストとは第二次世界大戦中、ナチス=ドイツが行ったユダヤ人大量虐殺のこと。
*犠牲者はユダヤ人だけではない。
このとき、600万人以上が殺害されたといわれている。
くわしいことはこの記事をどうぞ。
人類がこんな悲劇を二度とくり返さないために、国連が1月27日を記念日に定めた。
ボクはいままでそんな日があることを知らなかったけど、在日ユダヤ人(イスラエル人)がSNSで発信したメッセージを見て初めて気づいた。
「Today is International Holocaust Remembrance Day. In this day and age when the horrific lessons of the past seem to be fading away, Itzhak Perlman’s violin is crying with the voices of 6 million murdered souls.」
ホロコーストの地獄から解放されて70年以上が過ぎ、いまではこの恐ろしい過去がかすんでいる(fading away)ようだと言う。
「Itzhak Perlman(イツァーク・パールマン)」はイスラエルの世界的なバイオリン奏者。
このメッセージは日本にいるユダヤ人のもの。
では、イスラエルにいるユダヤ人はこの日に何をしているのだろう?
去年の夏、京都でイスラエルから旅行に来たユダヤ人2人と知り合ったから、その人たちにメールで聞いてみた。
ちなみにどちらも20代の女性で、いまはエルサレムに住んでいる。
これがその返事。
「Sorry for my late reply. Im in a period exam, and i had one today.Today its the national holocaust say, but not ours. Ours is on april.」
この人はいま試験期間中で、ちょうど試験があったらしい。
それはおいといて、きょうは国際ホロコースト記念日だけど、イスラエルの記念日は4月にあるという。
もう一人のユダヤ人は?
「Actually we have our special day to remember and its not the same date as the international remember day. But usually at our remember day we do ceremony and have tv shows about it with people who survived it.」
やっぱりイスラエルには別の記念日がある。そしてその日には、式典をしたりテレビで特集番組を流したりする。ホロコースト生存者から、当時の話を聞くようだ。
これを見ていて思ったのだけど、ユダヤ人がしていることは、日本人が8月6日や9日にしていることと同じだ。
ホロコーストというユダヤ人の民族的悲劇は、日本人にとっては原爆投下になるのだろう。
そういえば、アウシュビッツ強制収容所も原爆ドームも「負の世界遺産」になっている。
こういう悲劇をくり返さないためには、この出来事をfading awayさせてはいけない。
イスラエルでも日本でも当時の記憶を持っている人の数は少なくなっているけれど、後世に伝え続けていくことが大事ですね。
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