韓国の徐 敬徳(ソ・ギョンドク)さんがあいわらず元気そうで何よりだ。
中央日報の記事(2019年03月08日)
徐敬徳教授「旭日旗は戦犯旗、ずっと退治していく」
韓国の反日活動に関心のある人の間では、この人はけっこうな有名人。
韓国の大学教授(たぶん客員教授)であり、反日活動家でもある。
つまり反日教授だ。
具体的にはこんな活動をしている。
2015年1月28日、アジア・サッカー連盟に対してアジア・カップ公式ガイドブックに掲載された「旭日旗」による応援写真の削除を要求する書簡を送ったと発表した。
この他にも、ソ教授はアメリカのニューヨーク・タイムズに旭日旗を非難する広告をのせるとか、海外でも積極的に宣伝活動をしてくれやがる。
旭日旗を「戦犯旗(戦争犯罪国の旗)」と呼ぶソ教授は、これを“退治”することをライフワークにしている。
どこの国でも過激な主張をする人はいるけど、それを全国紙で紹介するのは韓国じゃね?
海外で旭日旗がデザインされたバッグや服を発見すると、彼はこうやって“退治”する。
外国人に意味を尋ねると知らないと答えた。ハーケンクロイツと似た意味を持つと説明すると、驚いてもう身につけないと話した。
徐敬徳教授「旭日旗は戦犯旗、ずっと退治していく」
ハーケンクロイツとはナチス=ドイツの旗。
ナチスはユダヤ人を絶滅するため、大虐殺(ホロコースト)をおこなった。
でも日本は、韓国人という民族を物理的に地上から抹殺したことも、しようとしたこともない。
第二次世界大戦のとき、日本はナチス=ドイツと同盟を組んでいたけど、ホロコーストのような虐殺行為をしていない。
つまり、日本とナチスは本質的に違う。
でも海外の人たちは旭日旗のことを知らないから、これを退治しようとするなら、ハーケンクロイツと同一視させることは有効だ。
旭日旗の背景や歴史を説明するより、ソ教授のように「それはナチスの旗と同じだ」と伝えるやり方は、とくに欧米社会では効果的だろう。
実際、きょねん開かれたサッカー・ワールドカップのときには、それがうまくいっている。
国際サッカー連盟(FIFA)の公式インスタグラムに旭日旗が写っているのを知ったソ教授は、韓国のネットユーザーと抗議メッセージを送って写真を取り替えさせている。
日本はいつもの「大人の対応」で、このときも何も言っていない(ボクが知る限り)。
「大人の対応」の次の段階は「遺憾の意」だけど、これも大した効き目はない。
さて、ちょうどいま、AFC(アジアサッカー連盟)チャンピオンズリーグが行われている。
アジアNO.1のクラブチームを決める大会で、日本からは浦和レッズや川崎フロンターレなどが参加している。
それで先日、浦和レッズが公式ホームページを通じて、こんな注意を呼びかけた。
「チャンピオンズリーグの初戦であるブリーラム戦を控えてお知らせします。AFCが定めた規則違反、混乱が予想されるアイテム(例=旭日旗、チェ・ゲバラが描かれた旗および衣類)使用の自粛をお願いします」
よーするに、ACLの試合には旭日旗を持ってこないでね、ということ。
実質的な「旭日旗禁止令」だ。
こうなった背景には、先ほど見たソ教授の“がんばり”があったことは間違いない。
旭日旗は戦犯旗ではないしハーケンクロイツとも違う。
「AFCが定めた規則違反」でもないけれど、サポーターがこの旗を振ると、韓国が激怒して猛抗議すること疑いなし。
こういう混乱が起きれば、日本のクラブチームに迷惑がかかってしまう。
だからサポーター個人の思いは別として、これは守らないといけない。
ACLがかかわる試合で旭日旗を使うことはできないから、ソ教授的には、これで一応の“退治完了”になる。
この成功体験をはげみに、いまはワールドカップからもなくそうしているのだろう。
上のように、海上自衛隊は法律によって、旭日旗をかかげることになっている。
2018年に、これが日韓の大問題になった。
旭日旗をかかげた日本の艦船が韓国にやって来るということで、韓国国民が大激怒。
もっともこれは韓国軍が招待したのだけど。
それに対する韓国国防部長官の言葉が中央日報の記事(2018年10月02日)にある。
日本海上自衛隊艦の「旭日旗(旭日昇天旗)」掲揚問題に対して「日本は参加することになっていて、国際慣例に従うほかない事案」と述べた。
韓国国防部長官、旭日旗問題に「国際慣例に従うほかない事案」
海上自衛隊の旭日旗を見て、「戦犯旗だ!」「アジアのハーケンクロイツだ!」と大騒ぎする国は世界で韓国だけ。
他の国は問題視していないから、国際慣例上、まったく問題ない。
韓国の反応が世界の常識からかけ離れているのだけど、ソ教授なら「世界の理解が足りないから」と理解するだろう。
そしてきっと、戦犯旗撲滅キャンペーンにさらに意欲を燃やすはず。
在日米軍は日米友好のシンボルとして、旭日旗やそのデザインを使っている。
かつての敵国はいまや友人。
“反日教授”がいると、これがむずかしい。
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