韓国の現状:日本に「決戦宣言」するも、追加措置に戦々恐々

 

「アジアの虎」と言われる韓国がいよいよ、日本との対決姿勢を明らかにした。

時事通信の記事(2019/07/16)によると、韓国各紙がこう報じている。

文在寅大統領が日本政府による輸出管理強化措置に関し「日本経済により大きな被害が及ぶ」と警告したことについて、「対日強硬発言」(中央日報)「決戦宣言」(毎日経済)などと1面トップで報じた。

「対日強硬」「決戦宣言」=輸出管理強化への大統領発言で韓国紙

 

日韓のどちらに「より大きな被害が及ぶ」かは、きっと来年のいまごろには判明している。
果報は寝て待て。
ある韓国紙で専門家か政治家が、「トラックと普通乗用車がぶつかって、乗用車が勝てるはずない」とみごとな説明をしていた。

19世紀の中国(清)は欧米諸国から「眠れる獅子」と呼ばれ、その潜在能力を恐れられていたけど、日清戦争での敗戦でその力のほどがバレてしまった。
21世紀の「アジアの虎」はどうなのか?

日本が韓国側に求めている仲裁委員会の設置については、あした18日が回答期限だ。
でも文政権はこれを拒否しているから、この方法での問題解決はもう無理。

怒っても脅しても、日本政府は輸出規制の強化措置を撤回しない。
韓国政府としては、23日と24日に開かれるWTOの国際会議で日本の不当性を訴えるという。
日本も反論すると言っているから、果報は寝て待てだ。

 

実際のところ、いまの韓国はお手上げ状態。
与党と大統領府が国会で会合を開いて、日本の輸出規制措置について話し合った結果、決意を新たにしただけだった。

朝鮮日報の記事(2019/07/16)

政府が一丸となってあらゆる使用可能な資源を総動員することで一致した。(中略)与党と青瓦台の首脳部が顔を合わせたにもかかわらず短期的かつ具体的な措置は特になく、スローガン的な内容の発表に終わったとの指摘が出ている。

輸出優遇除外:韓国与党・大統領府が対策議論も具体策出ず

 

日本企業が市場を独占している状態なのに、「他の国から材料を確保しろ(輸入の多角化)」と言われて誰ができるか。
「韓国国内で日本企業と同じレベルの製品をつくれ」と言われて、すぐにできるようなら言われる前にやっている。

「『災い転じて福となす』といわれるように今回の件が韓国経済の体質改善と競争力強化の契機となるよう力を結集することにした」と言う韓国与党のチョ政策委員会議長の言葉に、一番腹が立っているのは、サムソン電子やSKハイニックスなどの韓国企業だろう。

文大統領も「決意の人」で、さいきんの演説では400年以上前の李舜臣のたたかいを取り上げた。
少数で日本軍を打ち破った(これは眉唾だけど)というたたかいを持ち出して、抗日精神を鼓舞する。
先ほどの「決戦宣言」と同じだ。
でもそれが、半導体製造で必要な部品を入手しないといけない企業にとって何の役に立つのか。

 

手も足も出ない韓国政府が望むことは、結局これだ。

朝鮮日報の記事(2019/07/16)

日本の輸出規制 「追加措置がないことを望む」=韓国外相

問題を解決する意思も誠意を見せない韓国政府に対して、日本は近々、さらなる「追加報復措置」を取るとみられている。
それについて韓国メディアの記者から聞かれた外交部のカン長官(外務大臣)は、「そのようなことがないよう望む」と戦々恐々のあり様。
アメリカに仲裁をはたらきかけたけど、米国側に拒否されて「われわれとしては(米国の)仲裁よりも、日本が報復措置を撤回し協議に乗り出すよう望んでいる」と言う。

日本に対して「強硬発言」や「決戦宣言」をしてみたものの、実際には「望む」しかないのが韓国の現状。
そんな韓国に対して、NHKは無慈悲だった。(2019年7月14日)

早ければ来月中旬にも輸出の手続きを優遇する対象国から韓国を外し、規制強化の対象を拡大せざるをえないという見方が強まっています。

輸出規制 日韓の隔たり大きく 来月にも輸出優遇 除外か

 

決意だけで普通乗用車がトラックに勝つのはむずかしい。
衝突しないためには、お互いがルールを守って運転すればいい。
日韓が国際法や国家間の合意を守って行動したら、ぶつかることはない。
でも韓国はこれを拒否する。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。