国民OK、世界は黙認。日本、韓国を「ホワイト国」から除外へ

 

「Xデー」は8月2日らしい。

韓国は日本にとって信頼できる友好国、だった。
それでいままでは輸出手続きの簡略化が認められていた「ホワイト国」として優遇されていたのだけど、韓国をそこから外すことが8月2日の閣議決定で正式に決まりそうだ。

自業自得とはいえ、こんなことをされたら韓国経済は地獄に叩き落されるかもしれない。
それでこれを阻止するために、韓国は総力戦を展開した。

聯合ニュースの記事(2019.07.24)

韓国政府は世界貿易機関(WTO)と米国に高官を派遣し、24日には日本政府に意見書を提出するなど、改正を防ぐため全方位の対応に乗り出している。

「ホワイト国除外」目前 韓国政府は阻止へ奔走=日本に意見書も

 

韓国の高官がアメリカへ行って関係者に説得を試みたけど、「アメリカは韓日の仲介をするつもりなはい」と門前払いをくらう。
日本政府に意見書をだしたけど、当然相手にされなかった。
さらに世界の主要国が集まるWTOで、エースのキム・スンホ新通商秩序戦略室長を送り込んで、日本の不当性や韓国の主張を訴えた。
でも、韓国に賛同した国は1カ国もない。

ホワイト国から除外されないために、韓国は全力で戦ってきたけど、いまはもう「刀折れ矢尽きる」といった状態で打つ手がなくなった。

「韓国はホワイト国から除外されるのか?」

2019年7月24日の朝鮮日報の紙面を見ると、韓国社会がこれに全神経を集中していることがわかる。

 

2019年7月24日の中央日報でも集中的に報じている。

 

でも日本は日本で、そうせざるを得ない理由があるのだ。
この件で世耕経済産業大臣がツイートで、積極的に日本の立場を発信している。
知らない人はぜひ目を通してほしい。

日本が韓国を信頼できなくなった理由や過程が書いてある。

 

 

 

こういう事情をふまえて、韓国が「ホワイト国」から外されることが8月2日に閣議決定される見通しだ。
でも、今後の日韓関係のためにも、それは必要だしそうするべき。
これからその理由を2つ書いていこうと思う。

 

1、民意を得ているから

この件について、日本政府が国民に広く意見を求めた。
7月24日に締め切られたパブリックコメントには3万件以上の声が集まり、国民のほぼすべてが日本政府の方針を支持している。

読売新聞の記事(2019/07/24)

政府関係者によると、通常の意見公募で寄せられる意見は数十件程度で、3万件を超えるケースは極めて異例だという。主に電子メールで寄せられた。

韓国「ホワイト国」除外、9割賛成…公募意見3万件

 

民意を無視した政治はあり得ない。
政府は「9割賛成」の重みを考えて決断するべきだ。

ネットの声も民の声。

・9割か すげぇな
・なんで10割じゃないんだ
・住所とか必要でIPも抑えられる これに3万は流石に草
・韓国内がどうなってしまうのか
日本はまだ何もしていないというのに
・日本政府が発動し、日本国民の九割が賛成となるともう止められないな
・9割賛成だともう政府も動かざるを得ないからな
・圧倒的じゃないか、我が軍は!

ボクも今回、生まれて初めてパブリックコメントしてみた。

 

「当サイトでは、利用者のインターネットドメイン名、IPアドレス、ブラウザの種類、端末のオペレーティングシステムの種類に係る情報を自動的に収集します」とあるから、個人が特定されるし不正行為をするのはむずかしい。
だからこの結果には信頼性がある。

 

2、国際社会は韓国を支持していないから

韓国を「ホワイト国」から外すべき理由その2は、世界が日本の対応を問題視しなかったから。
このまえジュネーブで、約160カ国が参加する世界貿易機関(WTO)の一般理事会が開かれた。
韓国はここで日本の不当性をうまくアピールして世界の支持を取り付ければ、「ホワイト国除外」を防ぐか先延ばしにできたかもしれない。

でも、世界は韓国に冷たい視線を送った。

聯合ニュースの記事(2019.07.26)で、韓国政府の首席代表のキム・スンホ氏がこう語っている。

韓国側が国際社会の支持を得られなかったためと主張していることについては、公の場で支持は得られなかったが、心情的に同意するとの連絡は多くあったと伝えた。

WTO理事会の韓国代表が帰国 日本の主張と協議に応じない姿勢を批判

 

160もの国のなかで、韓国を支持した国はひとつもない。
「心情的に」なんてどうでもいい。
反対意見を述べないというのは、その意見や立場を認めたことと同じ。もしくは関心がないからどうでもいい。
世界の無反応は、日本がこれから韓国をホワイト国から外すことを”黙認した”と考えていいだろう。

 

ということで本日のまとめ

パブリックコメントで国民の9割が賛成していて、WTOでも韓国を支持する国はどこもなかった。
国内と国際社会からゴーサインがでているのだから、日本政府が「ホワイト国」から韓国を除外することをためらう理由はない。
長い長い日韓関係のためにも、ここで関係を一度リセットしたほうがいい。
韓国がこれから信頼を回復したら、またホワイト国に戻れるだろうし。

アメリカでは自己破産のことを「フレッシュスタート」と言う。
終わりではなくて、そこからまた新しく始まるのだ。
いまの日韓関係に必要なのもきっとコレ。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。