GSOMIA破棄の衝撃!韓国紙の賛成/反対の反応を見てみよう

 

小泉純一郎元首相がいうには、人生には3つの坂がある。
上り坂と下り坂とあとひとつ、「まさか」という坂があるという。
政治の世界ではこの「まさか」がある。
きのう韓国がこれをやりやがりました。

韓国文政権がGSOMIA(ジーソミア:日韓の軍事情報包括保護協定)を破棄すると電撃発表。
いままで日韓はGSOMIAを結ぶことによって、軍事秘密情報を共有しあい、その情報を絶対に第三国へもらさないという体制をとっていた。

この協定が韓国にとってどれだけ重要なのか?
韓国紙・中央日報の記事(2019年08月21日)を読めばそれが見えてくる。

<危機の韓日関係、連続診断11>「GSOMIA破棄は韓日米安保協力からの離脱と映る」

クォン・テファン韓国国防外交協会長(予備役准将)は、朝鮮半島有事を想定してこう話す。

「地上軍中心の韓米連合軍司令部があるが、制海・制空・後方支援などすべてのことを支援するのは在日米軍基地の役割だ。韓半島の安全保障に見えない役割をしているということだ。」
「軍人の立場で軍事情報をやり取りしないというのは想像できない。」

シン・ガクス元駐日大使もこの協定の意義をこう強調する。

「我々と体制が異なるロシアやベトナムなどともGSOMIAが締結されている。こうした初歩的な安全保障協力システムもなく、どのように韓半島と北東アジアの戦力環境急変状況に対処していくのか。」

ほかの韓国メディア、朝鮮日報や聯合ニュースの反応を見ても、今回の決定には否定的だ。
ワシントン・ポストの「今回の決定が米国の懸念を招くのは明らかだ」、ポンペオ米国務長官の「失望した」といった言葉を引用して、文政権がGSOMIAを破棄したことに反対している。
それは当然で、日米韓の中で韓国だけが孤立したら、お先真っ暗は確定的。
文大統領は大韓民国をどこに導こうとしているのか。

 

発表翌日(8月23日)、中央日報の紙面はこのニュース一色だ。

 

でも、韓国紙すべてがこの決定に反対しているわけではない。
反日一直線の文大統領と価値観が一致する、左派のハンギョレ新聞はGSOMIA破棄に賛成だ。
この決定に政府の強い意志を見たと賞賛する。(2019-08-23)

日本の報復に屈しないという意志…韓日関係の再構成への“信号弾”

「日本の歪曲した歴史認識に基づいた軍国主義化と韓日協力は衝突するほかない」と、ハンギョレ新聞は日本への対決姿勢むきだしにする。
「GSOMIAの終了決定で、韓国が日本の理不尽な要求に屈しないという断固たるメッセージを出した」と、いつものように韓国を被害者、日本を加害者と設定して、勝手に何かと戦おうとする。

でもすべてが見当違い。
日本は輸出の管理強化をしただけで、韓国に対して不当な措置をとってはいない。
現に半導体製造に必要な部品については、韓国への輸出を認めたものもある。
しっかり書類をそろえて正当な手続きをすれば、韓国へ輸出されるのだ。
そうした事実を無視して、「韓国政府が真っ向勝負する意志を示したと分析する」と政府を支持して国民の反日感情をあおる。
勝算がないのに賞賛するな。

冷静に考えれば韓国のGSOMIA破棄で、最大の勝者になるのは北朝鮮だ。
いまごろ上層部はシャンパンを開けているかもしれない。
日本が韓国への輸出を許可したにもかかわらず、「衝突するほかない」、「理不尽な要求に屈しない」、「韓国政府が真っ向勝負する意志を示した」と叫ぶ。
「軍国主義化」しているのは一体どっちなのか?

でもいまの韓国では、こういう戦闘モードの感情的な言葉のほうが受けると思う。
GSOMIA破棄に対する韓国国民のネットでの反応を見ると、政府に対して「よくやった」「当然だ」という賛成の声のほうが多いようだ。
*不思議なことに日本のネットでも同じ反応が多い。

さて、政治の世界では「まさか」という坂があると小泉元首相が言っていた。
反日世論に迎合して、日本だけなくアメリカをも怒らせたこの決定が文政権退陣という未来のまさかにつながったりして。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。