「なぜ日本は助けない!」韓国の名誉を汚すムン政権

 

太平洋戦争の末期、日本軍は神風特攻隊を編成して米軍空母に自爆攻撃をしかける。

このときの特攻隊員の中には韓国人もいた。
彼らにとって命を犠牲にする“大義”は何なのか?
日本のために死ぬ必要はないから逃げろと言う兄に向って、「金尚弼」という隊員がこう話す。

自分は、朝鮮を代表している。逃げたりしたら、祖国が嘲われる。多くの同胞が、一層、屈辱に耐えなければならなくなる

「洪思翊中将の処刑  (山本七平)」

 

別の特攻隊員は「俺は、朝鮮人の、肝っ玉を見せてやる」と言った。

無口な兄貴は、だから、卑怯な振舞いはせんで、朝鮮の同胞のため、ぼくたち家族の誇りのために、突っこんだのですよ

「洪思翊中将の処刑  (山本七平)」

 

韓国が嫌いな日本人でも、こういう人たちには黙って頭を下げるだろう。
「間抜けな朝鮮人の墓」という作品をつくる芸術家がいるかもしれないけど。

 

 

ここからは、「策士策に溺れる」で猛烈に苦しんでいる韓国ムン政権の話。
韓国にとっては、いま日本が行っている対韓輸出の管理強化を許せない。
韓国が日本との約束を守って国際法違反の状態を是正すれば、状況は好転して日韓関係には青空が広がるはずなのに、ムン政権はこれを断固拒否。
代わりにやったことは、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を発表したことで、これで何とか日本をゆさぶろうと考えた。
「GSOMIA破棄をやめてほしかったら、日本は輸出規制を撤回しろ」という自分勝手な要求を突きつけたのだけど、「両者はまったく次元の異なる問題だ」と日本に突き返された。

そして時間だけが過ぎていき、来週23日午前0時でGSOMIAは無効となってしまう。
日米韓の同盟を弱体化する決断をアメリカが許すはずもなく、もし韓国がGSOMIAを終わらせたら、「パーフェクト・ストーム」(最悪の状況)に見舞われるかもしれないとムン政権におどしをかける。

くわしいことは朝鮮日報の記事(2019/11/14)をどうそ。

米「GSOMIA終了なら想像できないほどの波紋」

日本から譲歩を引き出すために韓国はGSOMIA破棄を言い出したのだけど、日本はまったく動じない。
あと少しで「パーフェクト・ストーム」になるかもしれないということで、韓国はいますさまじくあせっているのだ。
自縄自縛の自業自得で、なかば自暴自棄になっているかもしれない。

AERAの記事(2019.11.15)で大の大人がこんなことを言う。
*救命ブイは水中に落ちた人を助けるための浮き輪のような道具。

「大人の外交」を掲げる安倍政権には現在、「救命ブイを投げる雰囲気はない」(日韓関係筋)。6日、スティルウェル氏と会談した韓国大統領府の金鉉宗(キムヒョンジョン)国家安保室第2次長は、「我々が譲歩しているのに、日本は何も反応しない」と不満をぶちまけたという。

韓国に「救命ブイを投げない」日本 GSOMIA延長巡りもがく文政権

 

自分から海に飛び込んで、日本の助けを待っているのがいまのムン政権。
こんな韓国に対するネットの反応を見てほしい。

「知らんがな(´・ω・`) 」
「自ら溺れに行ってるやつをなんで助けないかんねん」
「救命ブイを投げると投げた事についても謝罪と補償を要求するからなw」
「どっちかっていうとブイを投げたけど自分で噛みちぎってるだろ」
「いよいよ焦って参りました。」

こういうコメントはかなりマシなほうで、「日本は何も反応しない」と不満をぶちまける姿は、いま日本でかなりの失笑を買っている。
韓国がいまからでも、韓日請求権協定を守る姿勢を示せば状況を打開できるのに。
「自分は、朝鮮を代表している。逃げたりしたら、祖国が嘲われる」という気概がムン大統領にはまったく見えない。

命をかけて守った祖国の誇りが汚されている。
過去の韓国人はどんな思いで見ているのか。

 

アエラの記事は本当にたくさんの人に読まれている。
ムン政権こそ過去を直視する必要がある。

 

韓国の話はおしまい。
ここからは日本のこと。
ある日本人の特攻隊員は飛び立つ前にこんな願いをたくした。

空の特攻隊のパイロットは一器械にすぎぬと、一友人が言ったことはたしかです。
一器械である吾人(ごじん)は何も言う権利はありませんが、ただ、願わくば愛する日本を偉大ならしめられんことを国の方々にお願いするのみです。

「NHK 映像の世紀 第5集 世界は地獄を見た」

 

なのに「間抜けな日本人の墓」を作ってこういう人たちを侮辱する日本人がいるのだから、日本も韓国のことを笑えない。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。