韓国については、「日本の隣にある国」以外の情報はないも同然だった母が、「韓国っておかしいね」と言ったきっかけは韓国の旭日旗問題だった。
正確にいうと、韓国が問題視することで問題になった問題。
韓国には、旭日旗を「戦犯旗」と呼んで世界に使用禁止を訴えるという動きがある。
韓国は来年の東京オリンピックでも、スタジアムで旭日旗を使用しないように国際オリンピック委員会(IOC)へ要請した。
でもIOC側は「問題なし」とこれを一蹴。
このとき韓国側は扇をモチーフにしたメダルにまで、旭日旗を連想させると抗議する。
お昼のワイドナショーでこれを知った母が、「扇が旭日旗に見えるからやめろって、韓国はおかしいよねえ」とため息をつく。
韓国絶対主義の人でもなければ、嫌韓・親韓にかかわずこの主張には疑問を持つはずだ。
隣国という宿命上、日本は韓国の問題視という大問題と付き合っていかないといけない。
これは旭日旗だけはなくて、慰安婦問題やいわゆる徴用工問題でもそうだ。
いま日本で野球の世界一をきめるプレミア12スーパーラウンドが行われている。
土曜日に韓国と戦った日本は、翌日の日曜日に優勝をかけてまた韓国と戦うというよくわからない展開になっているのだけど、その韓日戦を前に、韓国野球委員会(KBO)が観客席で旭日旗があったと世界野球ソフトボール連盟(WBSC)に抗議した。
その根拠はいつものように、韓国国民の気分が悪くなるから、だ。
中央日報の記事(2019.11.17)
KBOは韓国の国民感情などと関連して説明し、WBSCにこれと関連した問題が発生しないよう配慮してほしいという内容を日本野球機構(NPB)側に伝えることを要請した。
プレミア12韓日戦で旭日旗登場…KBO「正式に問題提起」
起こす人がいるから発生するのだよ。
韓国のクレームに対してWBSCは、「現在紛争状況でなく、IOCでも禁止していない事項で制限することはできない」とIOCと同じように一蹴した。
在日米軍は旭日旗デザインを日米友好のシンボルと考えている。
日本と戦ったアメリカ軍は問題視しなくて、戦っていない韓国が怒るという変な現実がある。
韓国の悪いところは、自分が起こした問題を他人事で話すということ。
この記事でも旭日旗を「日本軍国主義の象徴」ときめつけて、「国際オリンピック委員会(IOC)が2020年の東京五輪で使用を認めて争点に浮上した。」と書く。
世界で韓国だけが問題視するから争点に浮上したのに、それをIOCの責任にしている。
こんなふうに韓国には、自分で石を投げて窓ガラスを割ったあとに「騒ぎになったようだ」と事態を眺めるような無責任な態度がある。
自覚のないトラブルメーカーほどやっかいな存在もない。
韓国のネットでは土曜日の韓日戦の試合速報より、旭日旗問題にアクセスが集中したという。
いったい何と戦っているのか。
では、韓国による「問題化という問題」に日本はどう対応したらいいのか?
2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会長の森喜朗・元首相が解決策をだしている。
読売新聞の記事(2019/10/24)
「政治の問題は五輪に持ち込んではいけない。正当なやり方ではない。無視しておいた方がよい」と批判した。
韓国の旭日旗禁止要請、森喜朗会長「無視した方がよい」
不当な要求には正しい原則にもとづいて拒否することがいい。
何か言うと騒ぎがよけい大きくなるから、やっぱり相手にしないのがベストだ。
これは韓国が「問題提起」と言うほとんどのことに当てはまる。
こちらの記事もどうぞ。
コメントを残す