近ごろ世界で日本旅行の人気が上昇中。
それを背景にいまの日本では、訪日外国人の数が過去最高を記録したというニュースにわく一方、観光客の増えすぎによる「観光公害」という問題も起きている。
そういえば紅葉を見にるためにこのまえ数年ぶりに京都へ行った知り合いは、「すっかり国際化していた。もう、しばらく京都はいいわ」と肩を落としていた。
でも鏡の世界では、「国民の不買運動で日本は大きなダメージを受けている」と見えている。らしい。
韓国紙が「外国観光客の減少に焦り…普段口にしない酒まで飲んだ菅官房長官」と報じて、国民がそれを信じることで、日本人の知らない日本が出来上がる。
くわしいことはこの記事をどうぞ。
現実に目を向けると釜山日報は2019年12月4日、「釜山の主要観光地を訪れる日本人観光客が激減している」と報じている。
予約をキャンセルすると違約金がかかるから、韓国旅行をする日本人の数の変化にはどうしても時差がでる。
釜山の観光業関係者は、「団体旅行の問い合わせはなくなり、自治体や会社間の定期交流、さらには修学旅行などほとんどがストップした状態」と話す。
日本人観光客に依存していた韓国人には、今年の冬の寒さは本当に身に染みる。
レコードチャイナの記事（2019年12月1日）
関係者は「事業などで釜山を定期的に訪問する日本人を除けば、旅行業界が体感する実質的な観光客の減少比率は60％を超える」とし
釜山の主要観光地で日本人観光客が激減？関係者からため息
観光客の減少にあせって酒を飲むのはこういう人たちだ。
釜山にある旅行会社はこの原因について、「日本の雰囲気を見ると、韓国に否定的な認識を持っている」と語る。
韓国人の読者を対象とした韓国紙の報道だからハッキリとは書いてないけど、韓国での日本製品の不買運動やノージャパン運動の結果がブーメランとなって直撃していると考えて間違いない。
政府や一部市民団体が日本を敵視する一方で、「韓国旅行しようよ！visit korea！」と日本人観光客に呼びかけてもそれは通じない。
ネット世界では、国内向けのパフォーマンスが日本へダイレクトで伝わるのだから。
でも韓国紙には国民の不買運動は非難できないという縛りがあるから、すごくあいまいな記事になったり、「そんな日本は地球のどこにある？」という謎報道になったりする。
願望やバーチャルから離れると、不買運動で大きなダメージを受けているのは韓国企業だ。
朝鮮日報の記事（2019/12/12）
大韓航空、無給休職者に続き希望退職者募る
国民のノージャパン運動が大きな原因となって、「4－6月期に韓国の航空会社8社がすべて赤字に転落、7－9月期は大韓航空を除く航空会社が赤字だった」とある。
その唯一の黒字、大韓航空も7－9月期の営業利益が70％減という危機状態。
すでに無給休職制度を導入したけど、それだけで出血は止められず、今回「希望退職という切り札まで切った」と記事にある。
希望退職者を募集することは日本企業でもあるからこれは理解できるのだけど、大韓航空の「アフターフォロー」がよく分からない。
希望退職者には最大24カ月分の賃金を追加支給するのはいいとして、これはなんなんだ？
さらに、最大2年間1.5リットル入りのミネラルウォーター3箱（1箱にミネラルウォーター12本）も毎月支給する。
大韓航空、無給休職者に続き希望退職者募る
日本人のボクには分からないけど、韓国では「さすが大企業！」という評価になるのだろうか。
政治やメディアが反日世論に迎合して、国民の反日活動を「正義」と称賛する。
そんな社会だから、日本製品の不買運動はなかなか終わらない。
いま韓国で行われているやりたい放題は日本人もよく知っているから、不信感や抵抗感はどうしても高まっていく。
ノージャパン運動はピークを越えて減少傾向に向かっているけど、韓国がその結果を受け取るのはこれからだ。
こちらの記事もどうぞ。
コメントを残す