ジャーナリストの池上彰さんが日韓関係について解説した「池上彰スペシャル!」(フジテレビ系 2月2日放送)でとても印象的な場面があった。
それは韓国でつくられた朝鮮人徴用工の像が「歴史の嘘」だったという指摘。
日本に強制連行され、奴隷のように働かされていた朝鮮人をあらわすという徴用工の像が首都ソウルの龍山駅前に建てられた。
でもそれはまったくのデタラメで、まったく違う場所の日本人労働者がモデルだったと韓国人が告発する。
そう言ったのは、歴史の事実に基づいて正しい韓日関係を築こうと『反日種族主義』という本を書いた人たちだ。
以下3点は放送のキャプチャー
ここにあるように像を制作した側は「名誉毀損」と告発した人を訴えた。
こう語るのは、元ソウル大学教授で『反日種族主義』の主著者のイ・ヨンフン氏。
モデルは日本人なのに、強制連行された朝鮮人徴用工として首都に像が立っている現状を嘆く。
今週、先ほどの訴えの結果が出た。
検察は原告の主張を認めず、「徴用労働者像は日本人をモデルにした」という主張を問題なしと判断する。
中央日報(2020.03.06)
検察は「被疑者(チェ・ドクヒョ氏)が『日本人と明らかになった徴用労働者像をすべて撤去しなければならない。ボロを着て痩せこけた徴用像のモデルは朝鮮人でない日本北海道の土木工事現場で虐待された日本人だ』と主張したのは認められる」とした。
「徴用労働者像は日本人をモデルに」主張に韓国検察「名誉き損ではない」無嫌疑処分
名誉毀損と訴えた彫刻家の主張には「具体的な事実が記されていない」というから、「日本人モデル説」にまともな反論ができなかったということだ。
「朝鮮人強制徴用」というけど、実は日本人がモデルだったとみて間違いない。
作った本人がそれを証明できなかったのだから。
そのことは韓国の教育部(文部科学省)も非を認めていて、日本人なのに「朝鮮人徴用工」として教科書に載っている写真を修正した。
「日帝徴用被害者を象徴する『強制徴用労働者像』」を作ったこの彫刻家は反日をあおり過ぎて、引っ込みがつかなくなったのだろう。
勢いで告発者を訴えたものの、具体的な主張を展開することができずに撃沈。
とにかくこれで、元ソウル大教授が指摘した「嘘でつくられた記憶であることがよくあります」という韓国の歴史が真実に近づいたわけだ。
元教授の恥ずかしさもほんの少しは減ったはず。
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