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仏印進駐:日本が戦争不可避となった「瞬間」
1941年6月22日に独ソ戦がはじまったことをうけて、同じ年のきょう7月2日、日本が進むべき方向が決定した。 陸軍は北方のソ連を仮想敵国とみなし、これから本格的な戦闘準備を整えることとなり、海軍は東南アジアへ進出することとなる。 7月2日... -
メキシコ人が感じた日本 仕事・地域性・食文化・国民性
今回は、日本の大学に通っている20代のメキシコ人男性から聞いた話を紹介しよう。 でも、その前に、まずはメキシコの基本を確認しておこう。 人口:約1億2,601万人(2020年) 面積:196万平方キロメートル(日本の約5倍) 首都:メキシコシティ ... -
【日本史の例外】明治日本が国家神道をつくったわけは?
あるインド人は日本に住むようになって、 「インドではヒンドゥー教とイスラム教の対立しているから、何かきっかけがあれば暴動が発生して、何人も死ぬことがある。でも、日本はまったく違って、国民は宗教に関心が無い。社会に緊張感が無くて、自... -
近代化に貢献 vs 経済侵奪 日韓で逆転する渋沢栄一の評価
あさっての3日から、日本のおカネの歴史が変わる。 今回、新しく発行される一万円札のデザインには、実業家の渋沢栄一が選ばれた。 幕末に生まれた彼はパリで開催された万国博覧会を見学し、ヨーロッパ社会の発展を肌で感じ、日本も近代化しなけれ... -
日本を知るアメリカ人の話 考え方、文化、食の違いなど
友人のアメリカ人女性はわりと複雑な背景をもっている。 彼女はベトナム人の両親のもとでポーランドで生まれ育ち、アメリカの大学に留学した。その後、日本の学校で英語を教えていて、現在はアメリカで生活している。 今回は、そんなアメリカ人から... -
神道の儀式「大祓」を知って、アメリカ人が連想したことは?
友人の山下は、「おまえの前世は交通安全のお守りか!」とツッコみたくなるほど、慎重な運転を心がけている。 でも以前、1ヶ月に2回も車をぶつけられ、「これは何かおかしい」と彼は不安を感じて、神社に車を持っていってお祓いをしてもらったこ... -
【国益優先】アメリカが京都に原爆を落とさなかった理由
太平洋戦争の時、米軍は日本の貴重な文化財を破壊したくなかったから、京都市に爆撃しなかったーー。 そんなふうに考えていたころが俺にもありました。 実際には、1945年の1月から6月まで、京都は何度も米軍の無差別爆撃を受けている。 なかでも... -
日本人は朝鮮通信使をどう見た? 韓国と日本で違う認識
朝鮮国王が日本の将軍に対して、信(よしみ)を通(かよ)わす使者として派遣したのが朝鮮通信使。 「よしみをかよわす」というのは、日本と朝鮮が親しい付き合いをするということで、現代でも、朝鮮通信使は日韓友好のシンボルとされている。 これ... -
親日ドイツ人に聞いたコト 日本・欧州の社会や人の違いなど
最近、「Japanophile(ジャパナファイル)」という英単語を知った。 これは、Japan に「phile(好きな人)」をくっつけた言葉で、日本びいきや親日家の外国人のことをさす。 友人のドイツ人(30代・♂)がまさにジャパナファイルだ。 彼は日本が好き... -
サラエボ事件から、「負の連鎖」にはじまった第一次世界大戦
1914年の4月、宝塚少女歌劇による初めての公演がおこなわれ、今につづく宝塚歌劇団の歴史がはじまった。その2か月後に大事件が発生し、ヨーロッパ世界は一度終わった。 1914年のきょう6月28日、パーンかバキューンか知らないが、とにかくオース...