「ここにはいつか絶対に行きたい!」と思っているだけで終わりそうな長崎の「軍艦島」(端島)。
浜松からだと外国に行くより時間とお金がかかる。
実写版「進撃の巨人」がここで撮影された。
軍艦島は2015年に世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録されたことで、世界的にも注目と人気が集まっている。
中でも必要以上に注視しているのが韓国さん。
日本が朝鮮半島を統治していたころ、この軍艦島には多くの韓国人労働者が働いていた。
これは間違いのない事実だけど、それが韓国では「日本に強制連行された」「奴隷労働をさせられていた」といった話が確かな根拠のないまま歴史的事実として定着してしまい、軍艦島が世界遺産に登録されるときも熱心に反対運動をおこなっていた。
世界遺産に関するこうした誤解を解くために日本政府は、朝鮮半島出身の労働者への差別的対応はなかったとする元島民の証言の公開を決定。
6月15日から東京にある政府施設に展示コーナーを設けて、歴史の生き証人の声を紹介するらしい。
でもこれは、「韓国の事実」とは明らかに違う。
それで韓国外務省の報道官は「歴史的な事実を完全に歪曲した内容が含まれる」と日本を非難する。
共同通信社の記事(2020/06/15)
韓国外務省が「歴史の完全歪曲」と批判
ではここで、徴用工問題について日本による「歴史の完全歪曲」に怒る隣国がしたことを確認してみよう。
ことし2月、「池上彰スペシャル!」(フジテレビ系 2020年2月2日放送)で日韓関係を特集していて、その中でこの問題を取り上げて解説していた。
*以下、番組のキャプチャー
2019年に韓国の小学校で使われた歴史教科書には下の写真が載っていて、強制動員された韓国人労働者が兵器工場で働かされていたという説明があったようだ。
でもなんと、この写真は間違いだった。
ここにいる人物は全員、日本人労働者だったことが判明。
韓国の教科書にある説明とは、人も場所も時代もすべて違う。
教科書に書く内容としては、言葉を失うほど悲惨でずさんだ。
産経新聞の記事(2019.3.19)
しかも、太平洋戦争末期の44年9月に始まった法的強制力をもつ「徴用」とは20年近く時期が離れている。
韓国の小6教科書、無関係写真を「徴用工」写真と掲載
*この指摘はとても大事で、日本政府が徴用を行ったのは戦争末期でその期間は一年もなかった。
でも韓国側の説明ではこれが好き勝手に延長されて、数年や十年以上つづいていたような記述もある。
「強制労働に動員されたわが民族」はまったく関係ない日本人だった。
でも、それまでこの写真を一体どれだけ多くの国民が「日本の蛮行」と教えられ、信じてきたのか。
韓国教育省もさすがにこれには言い逃れができず、誤りを認めて訂正するのだけど、そのやり方が韓国らしい大ざっぱで上の写真をシールで隠してしまう。
「歴史的な事実を完全に歪曲した内容が含まれる」と日本を批判した韓国が去年したことは、去年までしていた「歴史歪曲」はこんなことでした。
上の番組で、元ソウル大学の教授李 栄薫(イ・ヨンフン)氏が池上彰氏に、韓国の歴史認識の問題点をこう指摘する。
ちょっと前なら、こういうことを地上波で放送するなんてたぶん無理。
それだけいまの日韓関係は危険ということだ。
李 栄薫氏についてはここをクリック。
鈴木琢磨(毎日新聞編集委員)は、これほどの実力を持った知識人が日本では知られておらず、ようやくという感じだという。そして、事実を堂々と開陳され「痛快」の極みであり、
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>事実を堂々と開陳され「痛快」の極みであり、
それを「痛快」と表現したのが、その毎日新聞解説委員・鈴木氏なのかイ・ヨンフン氏なのか知りませんが、そのような感情的表現をしている事が、率直に言って幼稚であり、メディア人あるいは学者の言論として馬鹿げています。
「痛快」ですって? そんなことは問題じゃない。歴史的事実に即した主張であるかどうかが問題なのです。
そんな感情的な把握の仕方をしているようでは同レベルですよ。同レベルでは、互いに悪口の言い合いしかできない。(ま、わざとそのように狙っている人もいますがね。)