慰安婦問題はいつまでたっても解決しない。
これが反日・嫌韓を刺激して日韓関係を悪化させていることは、多くの人が知っているはずなのにこの問題の終わりは見えない。
その大きな理由は、これが解決しようとするとある勢力がいつも邪魔するから。
それが韓国の市民団体の「正義連(旧挺対協)」(日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯)。
慰安婦問題において正義連は韓国政府を上回るような絶対的な影響力をもっていた、いわばラスボス的存在。
ここをクリアしないとエンディングには進めない。
でも、元慰安婦に寄り添って日本を非難し、正義を主張していた正義連が実際にはしていたことは、慰安婦を利用した「カネ集め」だったと、30年のあいだ活動を共にしていた元慰安婦のイ・ヨンスさんが暴露してから事態は一変。
イさんは正義連とは私利私欲の団体で、自分は元理事長のユン・ミヒャン氏に利用するだけ利用されたと話し、「性奴隷」という侮辱的な呼称については「どうして慰安婦が性奴隷なのか。どうして汚らわしい性奴隷とするのか」と怒りを爆発させた。
これに同調する人たちもいて、韓国の社団法人・太平洋戦争犠牲者遺族会も「これまでアジア女性基金を潰し、和解・癒やし財団を解散に追い込むなど、常に慰安婦問題の解決への道を妨げてきました。」と正義連を強く批判する。
元慰安婦を利用して金や地位を手にしてきた正義連にとっては、この問題が解決されると困ってしまう。
それでアジア女性基金や和解・癒やし財団の設立など、これまで慰安婦問題の解決のために日本と韓国政府が取り組んできたことを否定して全て無かったものにしてきた。
くわしいことはここを。
日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯#日本との和解拒否
こんな正義連はとんでもない集団で、その酷い実態がまたひとつ白日の下にさらされた。
2015年の日韓慰安婦合意では日本から提供された資金をもとに、韓国側が「和解・癒やし財団」を設立して元慰安婦に1人1億ウォン(約900万円)の支援金を渡すことがきめられた。
*ちなみに元慰安婦47人のうち、36人がこの支援金を受け取って問題解決に同意している。この日韓合意に反対する人は本当に少数で、あとは韓国の国内問題として解決しないといけない。
このとき問題が解決されるのを嫌がった正義連(挺対協)は、元慰安婦に日本からの金は受け取らないように圧力をかけて、代わりに募金を集めてそれを渡すと持ちかける。
「常に慰安婦問題の解決への道を妨げてきました」という太平洋戦争犠牲者遺族会の主張の具体例がこれだ。
とにかくこれで元慰安婦で92歳だった吉元玉(キル・ウォノク)さんには、正義連から1億ウォン(約890万円)が渡された。
朝鮮日報の記事(2020/06/29)
本紙が28日に確認した吉元玉さんの通帳明細によると、吉元玉さんの口座には2017年11月22日午前10時52分、1億ウォンが入金された。 2015年の韓日慰安婦問題合意に基づく日本からの拠出金受領を拒否した被害者たちのために、国民が寄付したものだった。
吉元玉ハルモニの口座に寄付金1億ウォン入金、1時間後に全額引き出し
でもタイトルにあるように、1時間後には全額なくなってしまう。
朝鮮日報が確認すると午前11時56分までのあいだに、500万ウォンは現金で、5000万ウォン・2000万ウォン・2500万ウォンはそれぞれ小切手にして引き出されていた。
金を振り込んだのも、1時間後に出金したのも正義連のしわざだ。
記事によると、「吉元玉さんはこのころ、認知症になっていた。」というから言葉がなくなる。
この翌日、朝鮮日報にはこんな記事(2020/06/30)が載っていた。
挺対協、「吉元玉ハルモニ、夢と現実混同」と報告書提出するも遺言状を書かせていた
「病院に行くという話を10回ぐらいしてもすぐに忘れてしまって『どこに行くの』と聞いてはまた聞く」
「手を上げたり下げたりしているので何をしているのかと聞くと、『糸の作業をしている』と言い、午後には『うちの母さんはどこに行ったの』と探す」
「時々、夢と現実が区別できないことがある」
こうした言動から、吉さんは2019年には重度の認知症と確認されていた。
なのにそのころ正義連は、「私に関連するすべてを整理することを挺対協のユン・ミヒャン代表に任せる」という吉さんの遺言動画を作成して「ユーチューブ」に投稿した。
これが問題となって、動画はすでに削除済み。
こんな団体に支配されていたのが慰安婦問題だったから、解決されるはずもない。
こちらの記事もどうぞ。
>30年のあいだ活動を共にしていた元慰安婦のイ・ヨンスさんが暴露してから事態は一変。
その事自体はその通りなのですが、あとに続く重要な事実が抜けていますよね。
「元日本軍慰安婦」のイ・ヨンス氏ですが、正義連と和解しましたよね。今後の継続に反対していた日本大使館近くで毎週行っている「(日本糾弾の)水曜集会」にも、今後は再び参加すると宣言したし。
結局、カネで片がついたんですかね。
そのようにしか見えませんね。
和解がどのようなものかはまだ分かりませんが、ソウル日本大使館前でおこなわれていた抗議集会はいま禁止になりました。
これは表向きはコロナ対策ですが、複数の団体が日本大使館前で争っていたことが原因に指摘されています。
30年ほど続いていた活動が当局からストップをかけられただけでも、大きな変化です。
当局からストップをかけられて、そのまま中止になったわけじゃないですよね。
結局、対立する3団体が互いに牽制するように慰安婦像の周囲を取り囲んで、座り込みしているだけ。禁止した当局は警告を発するものの、占拠そのものは黙認しているだけとか。
大きな変化ですか? どこが? 座り込みする団体の種類が増えただけなのでは?
3団体とは具体的になんでしょうか?
>占拠そのものは黙認しているだけとか。
明確に禁止しました。韓国紙の報道をご確認ください。