あー、タイミングはずしたー。
東京では昨日と今日の2日間連続で、100人以上の新型コロナの感染者が確認された。
そんないまこんなことを言うのもなんだけど、日本のコロナ対応は海外ではけっこう高く評価されているのだ。
日本経済新聞の記事(2020/5/30)
コロナ対策、日本が「手本」 ドイツ第一人者が指摘
ドイツの著名なウイルス学者で、政府のコロナ対策に大きな影響力を持つドロステン氏は、日本の新型コロナウイルス対策を「近い将来の手本にしなければならない」と話す。
日本は厳格なロックダウン(都市封鎖)なしに感染を押さえ込んでいることに注目した氏が言うには、日本のクラスター対策は感染の第2波を防ぐ決め手になりうる。
もともとドイツは韓国の対策を参考にしてきたけど、日本も英語での情報発信を増やし始めたことで注目が高まりつつあるという。
日本は発信力が弱かった。
韓国はその点、海外での宣伝はすごく積極的にしていそう。
「日本モデル」がWHOから評価されている
WHOが日本の新型コロナウイルスに対する対応を評価…日本ならではの強みとは
日本では政府の命令や制裁よりも、要請・合意・社会的圧力によってコロナを封じ込めた(とこのときは見えた)とアメリカやWHOから高く評価された。
FNNニュース(2020年5月26日)
WHOが日本の新型コロナウイルスに対する対応を評価…日本ならではの強みとは
いまから思えば、はじめボロクソ言われていた日本だけど、5月後半から見方が変わった。
ジャーナリストの猪瀬聖氏はこんな記事(5/24)を書いている。
「日本は成功」海外メディア、新型コロナで手のひら返し
留学生として日本の大学に半年ほど通っていて、いまは母国に戻っているドイツ人と少し前にスカイプで話をしていたとき、「場所と所の違いが分からない。説明してくれないか?」と聞かれて絶句したあと、彼から「日本はすごいよ!」と言われた。
1か月ほど前のドイツはロックダウンの状態にあって、彼が住んでいるフュッセンでは外出はほぼできない状態で、空では警察のドローンが市民の行動を監視していた。
それでヨーロッパ中ではドイツの対応は成功している方で、新型コロナウイルスの被害は少ないから、国民も不便な生活には不満があってもなんとか我慢しているという。
時間を持て余していた彼がネットで日本の状況を調べてみたら天国を発見。
このとき1万人当たりの感染者数で日本は0.88で、ヨーロッパでは「優等生」とされるドイツ(17.04)でも比較にならない。
ロックダウンなしでこれだから、「日本はすごい!」という言葉が出てきも不思議じゃない。
ことし4月、国内では政府の対応に多くの国民が不満をもっていて、政権支持率も減少一直線だった。
でも海外メディアの報道を見ると、批判もあるけど日本を高く評価するものもあって、例えばイギリスBBCの記事では「最も健康的な住める国」で日本は第2位に選ばれた。
「The healthiest countries to live」(20 April 2020)
BBCが発表した世界のヘルシー・ランキング
- シンガポール
- 日本
- スイス
- 韓国
- ノルウェー
- 香港
- アイスランド
- デンマーク
- オランダ
- オーストリア
日本は欧米諸国のようなロックダウンを行っていないけど、被害を抑えられているのは、はじめの段階でウイルスをコントロールできた日本の医療制度の充実ぶり(能力の高さ)によるものだと分析している。
日本もいま生活が苦しいけど、海外と比べたら恵まれている方だ。
もちろん台湾やベトナムのように日本以上に成功しているところはあるから、「日本さいこー」とは言わないけれど、世界の中には優等生でいるという事実は知っておいてもいい。
日本人には、日本に否定的な情報が好きで客観的に見れない人もいるから。
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