ハーゲンダッツのアイスクリームはたしかに美味。
ただ値段もそれなりで、個人的にはご褒美感や高級品のイメージがある。
「Haagen-Dazs」はどう見ても英語じゃないから、ヨーロッパのどっかの国の会社だと思っていたら、じつはアメリカのメーカーでこれを知ったときは意外な気がした。
友人のイギリス人も同じで、「Haagen-Dazs」はオランダ語でヨーロッパの会社だと思っていた。
なんでアメリカのメーカーなのに、英語ではなくてヨーロッパ風の名前にしたのか?
アメリカ人に聞くと、「アメリカのメーカーだと、消費者に分からないようにするためだろう」と言う。
なるほど、そのためか。…いや理由が分からない。
なんでアメリカを隠さないといけないのか?
このとき知人のアメリカ人はこんな話をする。
ハーゲンダッツができたとき、アメリカではすでにバスキン・ロビンス(サーティワン)が有名だった。
世界でも最大級のこのアイスクリーム・チェーンは、いま40カ国に7300以上の店舗を展開している。
この「バスキン・ロビンス」という名前は、アメリカ人にとっては庶民的で親しみがあるから、それとの違いを出すために、ハーゲンダッツはこの逆を行くことにする。
だからアメリカらしさを消すために、あえてヨーロッパ風の「Haagen-Dazs」という名前にした。
実際その方がハイクラスな感じが出るらしく、「高級感を出すためなら、アメリカじゃなくてヨーロッパっぽい物にしたほうがいい」とアメリカ人も言う。
アメリカのメーカーなのに英語で命名しなかったのには、こういう理由があったようだ。
英語版ウィキベテアにも、1950年代になると、他店とのアイスクリームの価格競争が始まったことから、創始者は高級アイスクリームを作ることを決めたと書いてある。
by the 1950s the large mass-producers of ice cream started a price war leading to his decision to make a heavy kind of high-end ice cream.
でも、この由来にはもっと深いわけもある。
ハーゲンダッツをつくった「ルーベン・マッタス」がユダヤ人だったことも大きな理由になっていたのだ。
ポーランドからの移民でユダヤ人だったマッタスは第二次世界大戦中、ユダヤ人を救ってくれた唯一の国がデンマークだったから、デンマーク風の名前をつけたという。
「ハーゲンダッツ」という言葉そのものには意味はない。
「第二次世界大戦とユダヤ人」といったら、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)が思い浮かぶ。
「Haagen-Dazs」という命名には、デンマークがユダヤ人をホロコーストから救ってくれた感謝の意味があるらしい。
でもユダヤ人を救った人なら、日本人の杉原千畝や樋口季一郎(大日本帝国陸軍中将)もいたんだけどね。
「ガンディーのやり方が、ヒトラーやポル・ポトにも通じたの?」④~日本人は杉原千畝だけじゃない~
タイのサムライ・バーガー
日本のことはおいといて、ここで言いたいことは「商品のイメージアップのために、自国の言葉ではなくてあえて外国の言葉をつける」という考え方があるということ。
これは中国やミャンマーを旅行していきにも見つけたことでもある。
そのことは次回書きます。
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コメント
コメント一覧 (2件)
お正月にハーゲンダッツのお得袋なるものを
見つけて ホントに安いの? と疑問を抱いてサイトに行き着きました。
ハーゲンダッツがお高く見せてる理由って
やっぱりそうなんだね、、、
ハーゲンダッツが高い理由とかまとめてる
サイト見たけど それ理由になってないだろ
って思ってました。
乳牛に、ストレスがないミルクだの
温度管理だの現代においてオートメーション化されてるのに理屈がおかしいよね。
なんだかハーゲンダッツ以外にも
こんな事が言えそうな企業がたくさんありますね。北米向けは豪華なのに日本向けは
ちゃっちいとか。比較されないように
世界展開してる企業は国外サイトを国内に
誘導したり。
なーんか日本人舐められてる気がする
日本にいるアメリカ人に言わせると、クリスピークリームドーナツも日本だと高級ドーナツになっているそうです。
日本企業もココイチとか一蘭とか海外ではちょっとした高級店になってますから、そういう戦略をする企業は多いかもしれません。