誰かが質問し、それにくわしい人が回答することで知識を共有するプラットフォームの「クウォーラ」(英語版)で、ある外国人がこんな質問をした。
「Is South Korea surpassing Japan?」
(日本は韓国を超えたのか?)
日本と韓国ではこのテーマに関心のある人が多くて、「日本の給料は韓国よりも38万円も安い!」「いや違う、それは元となるデータの見方に問題がある」といった議論が行われている。
この「日韓戦」について、第三者の外国人はどう見ているのか?
さっそく見ていこう。
ある人はこんな意見を述べた。
「Depends on the topic. If you are talking about pop culture, then yes South Korea has surpassed Japan.」
(トピックによる。ポップカルチャーの話なら、そう、韓国は日本を超えたね。)
その根拠として、彼は次のような例を挙げた。
「韓国映画の『ザ・ハンドメイデン』を見たり、聞いたりしたことのある人は多いでしょう。
しかし、日本映画『告白』を聞いたことのある人は多くありません。
人々は韓国ドラマの『イカゲーム』について聞いたことがあるでしょう。
でも、日本ドラマの『今際の国のアリス』を知っている人は少ないです。」
ただし、結論としては「ポップカルチャー以外の点では、日本はいぜんとして韓国の先を行っています」とのこと。
・「フォーチュン 500」のグローバル企業のうち、47 社が世界第 3 位の経済大国である日本に拠点を置いています。
日本のGDPは4兆4,100億ドル、一人当たり名目GDPは3万3,950ドルであるのに対し、韓国のGDPは1兆7,000億ドル、一人当たりのGDPは3万3,147ドルです。
韓国の過去10年間のGDP成長率は、日本に比べてかなり良かったのです。
しかし、2023年の日本のGDP成長率は1.6%と推定されていますが、韓国は1.5%です。
韓国の名目GDPは13位であり、韓国は日本を超えるどころか、その地位に到達するには長い道のりがあります。
*なかには、こんな独自見解を披露する外国人がいた。
・アメリカは日本の武士道精神を恐れ、日本から「男らしさ」を排除する計画を実行したんだ。
その具体的な手段は、女性化したアイドルグループを利用して、日本の若者たちの考え方を変えること。
アメリカはそれに成功し、日本の男性はますます女性らしくなり、武士道の精神も戦う力も失った。
日本が宦官として去勢されたなら、韓国はナイフを手に取って自ら去勢したことになる。
韓国で、女性化されたアイドルグループが広まっていることは、韓国の若者に大きな影響を与える。
20年後、韓国も日本と同じように戦闘能力を失うだろうね。
・韓国が日本を上回ったというのは、どんな意味で?
ポップカルチャーなら、韓国は日本を超えている。
しかし、いまでも日本は韓国より生活水準が高く、その点で韓国が日本を超えていないことは明らかだ。
オランダでは日本や韓国よりも生活の質では上位にあるが、オランダのポップカルチャーについてはほとんど誰も知らない。
ただ、日韓とも人口が減少傾向にあるため、将来は暗い。
・メディアに関して言えば、私は「イエス」と答えます。
最近では、BTS やニュージーンズなどの韓国のスターが、日本の歌手よりも世界のメディアによく登場していると感じます。
経済については、現時点では韓国が日本を追い越すことはおそらく不可能でしょう。
しかし、韓国は私たちを驚かせるかもしれない。
・それは分野によって違います。
たとえば、ゲーム機、GDP、デジタル一眼レフカメラ、アニメ、マンガなどでは、まだまだ日本の方が良いと思います。
しかし、スマートフォンなどに関しては韓国が先を行っています。
・どういう点で?
COVID 事例? GDP? お茶の生産? 犯罪? 温度?
なんて愚かな質問でしょう!
・いいえ、韓国はおそらく日本の非常に近いところまで来ていますが、まだ追い越したわけではありません。
基幹技術では、いぜんとして日本が上回っています。
また、日本は社会保障が充実し、住宅価格も安定しています。
ただし、長期的に見ると、両国ともあまり有望ではありません。
少子高齢化が進む一方で、排外主義のため移民を受け入れることが難しいのですから。
ということで本日のまとめ
文化(ポップカルチャー)については、多くの外国人が「日本 < 韓国」と見ているが、経済や科学力については「日本 > 韓国」のようらしい。
でも、その差は確実に縮まっている。
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