以前、韓国人の友人が東京に住んでいた。
その子に「韓国人が感じる日本での不満」を聞いたところ、「Wi-Fi環境です!」と即答する。
これは、その子だけではない。
韓国から旅行で来た友だちも、「東京でこんなにWi-Fiが使えないとは思わなかった」と驚くらしい。
日本は世界有数の先進国。
ということは、韓国人ならだれでも知っている。
その首都なのに、Wi-Fiを使えないところが多すぎる。
逆に考えれば、韓国がそれだけWi-Fi環境が整備されている、ということでもある。
後から書くけど、韓国はこの分野では世界一かもしれない。
外国に来て不満を感じることは、自国の良さを再発見することにつながる。
「ネット環境はソウルと東京の一番大きな違いのひとつです」とその子は言う。
ただ、これは5年ぐらい前の話だから、今は分からない。
ソウルで見つけた「エロス占い」。
なんだよそれ。
IT大国としての韓国は今も健在らしい。
平昌五輪で韓国にやって来た各国の選手がこんなことに驚いている。
レコードチャイナの記事(2018年2月14日)から。
大型観光バスの内部前方の写真と共に「バスの車内にWi-Fiと大きいスクリーンがある」とあることから、かなりカルチャーショックを受けていることが分かる。
外国人のこの反応には、韓国人も誇らしそうだ。
韓国のインターネット上にはこんなコメントがある。
「他の選手のSNSを見てみたけど、みんなWi-Fiの普及率と速度について言及してる。さすがIT強国」
「韓国の自慢の一つがインターネット」
日本での反応を見ても、韓国のIT環境には一目置いている人が多い。
・さすがサムスンの国
・IT関連が強いのはいいんだけどもっと他に力を入れるべき所があったのでは
・Wifi使えるより、ノロウイルス対策やホテルの暖房のほうが重要だろう
・都バスもwifi使えっけど、バスに乗ってるちょっとの時間まで切り替えんのうざいから使わんわ
韓国では、ネット環境が充実していることは間違いない。
聯合ニュースの記事(2016年8月23日)によると、韓国のインターネット通信速度は「世界最速」だ。
ルートメトリックスの幹部は「ソウルはインターネット速度が世界1位レベル。ソウルのネットワーク性能はアジアだけでなく全世界の主要都市に新たなスタンダードを提示している」と評価した。
ソウルのモバイル通信速度「世界1位」 東京の約2倍
ソウル、東京、パリ、ロンドン、ダブリン、マドリード、ニューヨークの主要7都市の中で、ソウルのインターネット速度がナンバーワン。
旅行に行ったらこれは助かる。
では、韓国が世界有数のIT大国になった理由はなにか?
先ほどとは別の韓国人は「それはきっと、韓国人の国民性『パリパリ』のせいですよ」と言う。京都大学大学院教授の小倉紀蔵さんも同じ指摘をしている。
パリパリは「急げ、急げ」「速く、速く」の意。巧遅より拙速を好む韓国文化を指す。しばしばインフラ整備などでパリパリによる不備が露呈している。2010年に開催されたF1韓国GPでは、やっつけの設営で路面状況が最悪の上、コースの芝生はすぐ禿げ、それを緑のペンキで補修する対応が嘲笑された。
この世界には光と闇があるように、というほど大げさではないけれど、ものごとには良い面と悪い面がある。
韓国人の「パリパリ(速く、速く)」の国民性が”やっつけ仕事”の原因になることもあれば、インターネット速度「世界1位レベル」の理由にもなる。
いつでもどこでも、ネットがすぐにつながるのはあたり前。
「待たされる」ということにはガマンできない。
これが韓国人のふつうの感覚らしい。
韓国がIT先進国なのは認める。
「ソウルはインターネット速度が世界1位レベルで、東京の約2倍」と誇ってもいい。
それはそれでいいんだけど、他のところにも力を入れてほしい。
日本の葛西紀明選手が、平昌でこんなハプニングがあったとブログで報告している。
22時丁度のバスが待てど暮らせど来ない!
o(`ω´ )o
気温は–14℃他のチームはとっくの昔に帰っちゃって、日本チームだけ取り残される。
しかも40分も!!o(`ω´ )o開会式の練習だと言い聞かせながら耐え忍んでましたが、マジでなまら寒かった(*_*)
練習を終えた後、時間通りにバスが来なかった。
バスでWi-Fiが使えることもいいけど、しっかり定時運行をしてほしい。
「アスリートファースト」の考え方からしたら、むしろこっちの方が大事。
「o(`ω´ )o」を2回も使っているというのは、かなり怒っていたのだろう。
韓国社会では、進んでいるところとそうではないところが極端に分かれているように思う。
この理由もきっと国民性だろう。
おまけ
ソウルの様子。
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