韓国の人たちは、アジアサッカーの中で韓国をどんな存在だと思ってるのか?
韓国でよく言われているのが、「韓国はアジアの盟主だ」ということ。
中央日報の記事(2017年08月29日)でも、「盟主」という言葉を当たり前のように使っている。
アジアサッカーの盟主を自任する韓国とイランは対戦するたびに激しい舌戦を繰り広げる。相手を挑発するために「地獄」「血の涙」「監獄」のような言葉が登場した。
でも、最近の韓国サッカーはどこかおかしい。
自信や元気がない。
そんな韓国サッカーを見て、「韓国はもうアジアの盟主ではない」と思い始めている韓国人も増えている。
「地獄」「血の涙」「監獄」という激しい言葉が飛びかった宿命のイラン戦で、韓国は勝てなかった。
しかも、イランはレッドカードで1人退場している。
11人対10人という有利な状況だったにもかかわらず、韓国代表は最後までゴールネットをゆらすことができない。
0-0の引き分けで終わってしまった。
この試合に勝てば、韓国はワールドカップ本大会出場を決めることができたのに。
「勝ってワールドカップ行きを決められなかった」「イラン戦の試合内容は最低だった」ということで、韓国代表はサポーターからボロクソに言われる。
全国紙の朝鮮日報は韓国代表チームについて、「集団メンタル崩壊」とか「チーム全体が舵(かじ)を失ったかのようだ」と書いている。
専門家はイラン戦を「理解しがたい90分」と話している(朝鮮日報)とか。
韓国国民の期待にこたえられないと、代表チームはここまで言われる。
日本代表がどんな試合をしても、全国紙で「集団メンタル崩壊」とまでは書かれないだろう。
イラン戦の内容はヒドかった。
さらに試合後の選手の言いわけもマズかった。
エースストライカーのソン・フンミンは「ピッチの芝が悪かった」と言う。
これを聞いたサポーターは「言い訳はやめろ」「韓国は今も昔も全部『芝のせい』」「それはイランも同じだ」と怒る。
さらには、主将が「観客の歓声が大きすぎて選手同士のコミュニケーションが取れなかった」と話す。
韓国サポーターはこう反応した。
朝鮮日報の記事(2017/09/02) から。
これに対して、サポーターたちからは「応援が試合の邪魔をしたというのか。今後は無観客試合をしろ」「じゃあイランの選手たちは耳をふさいで試合をしていたというのか」という非難が殺到した。
サポーターの怒りにあわてた主将は、「口がすべった」「そういう意図で話したわけではない。応援してくださったサポーターに申し訳ない」とすぐに謝罪する。
試合に勝てなかったのをサポーターのせいにするというのは、聞いたことがない。
韓国サッカーにはこんなおもしろさがある。
結果からいえば、韓国はワールドカップ本大会に出場することができる。
韓国は最終戦のウズベキスタン戦で負けなかったから。
でもこの試合も内容とその後がひどくて、韓国サポーターを激怒させている。
ウズベキスタンに勝ってワールドカップ行きを決められなかったことが、韓国サポーターとしては納得がいかない。
ワールドカップ行きを決めた韓国代表は、試合後に監督を胴上げしていた。
中には涙を浮かべていた選手もいたらしい。
そして監督はインタビューでこう話す。
朝鮮日報の記事(2017/09/07 )から。
「本戦まであと9カ月だが、どんなチームを作りたいか」という質問に、同監督は「9大会連続でW杯本戦に進出できるよう応援してくださった国民に感謝する。やりたいサッカーを作っていきたい」と答えた。
この記事のタイトルに「世界の笑い物になりかけた」と書いてある。
監督が「W杯本戦に進出できるよう応援してくださった国民に感謝する」と言ったとき、実はまだ韓国が本戦に行けるかどうか決まっていなかった。
ウズベキスタン戦の裏でおこなわれていたイラン対シリア戦がまだ終わっていなかったから。
韓国の監督は「シリア戦が負けて韓国のW杯出場が決まった!」とかん違いしていたのだ。
でもこれは監督ではなくて、連絡した人間のミス。
とにかく監督がインタビューに答えているとき、シリア戦はロスタイム中でまだ終わっていなかった。
監督が国民に感謝の言葉を述べているそのテレビ画面には、ワイプでシリア戦が中継されていた。
監督の”勝利宣言”とシリア戦を同時に見ていた韓国のサポーターはどんな気持ちだったのか?
「まだ決まってないのに何言ってんだ、このバカは!」という感じだと思う。
ラッキーなことにシリアはイランと引き分けて、韓国のW杯行が100%決まった。
朝鮮日報は「インタビュー大惨事」は免れたと書いている。
W杯行きが決まっていないのに、かん違いして監督を胴上げしている。
こんな韓国代表をサポーターが許すはずがない。
「国家代表ともあろう人たちがボーっとし過ぎ」「サッカーの実力以前に基本的な常識を持ってくれ」「だいたい1点も取れてなくて胴上げとはなんだ?恥ずかしくないのか?」など非難の声が相次いでおり(中略)シン監督に対しても「監督を早く交代して」「まさかW杯までシン監督?最終予選の2試合だけじゃなかったの?」など厳しい声が寄せられ、韓国サッカーについて「最悪。代表選手は反省して一生懸命練習すべき。これ以上国を辱めないで」と切に願うユーザーもみられた。
試合後も楽しませてくれる韓国サッカーのエンターテインメント性はきっとワールドクラス。
この予選で韓国代表は、1人少ないイランに勝つことができなかった。
ウズベキスタンにも勝てなかった。
シリアが負けてくれたから、結果的に韓国はワールドカップ本戦に行けたというだけ。
自力でW杯出場を決められなかった。
そんな韓国代表を見つける韓国人の目は冷めている。
サッカー情報サイト「the WORLD」から。
韓国『朝鮮日報』は、「冷静な自己評価が必要。もうアジアの盟主ではない。ワールドカップ出場も自分たちで決めたわけではなく、周りの状況で進出した格好。レベルが落ちているのは事実
「韓国はもうアジアの盟主ではない」という言葉を聞いた日本のサッカーファンの反応は?
は?
は??盟主?いつから?
迷主だろ
アジアカップ優勝してから言え
常に自己評価が高い
前回の最終予選からずっと迷走してる感じ
対日本しか本気出さないからな
お隣さんが水爆実験やってるのに
サッカーで落ち込んでる場合かよ(´・ω・`)
2014年にサッカー日本代表がホンジュラスと試合をおこなっている。
このとき日本は6-0でホンジュラスを撃破した。
この試合を見ていた友人の韓国人はため息まじりにこう話す。
「日本は本当に強いですね。それに比べて、今の韓国はダメです。本当に弱くなってしまいました」
彼は「今の韓国はもう、日本のライバルにもなっていませんよ」と言っていた。
この時の彼の元気のなさが印象的でよく覚えている。
でも実際そうだと思う。
ここ5回の日韓戦は、日本の2勝3分で1度も韓国に負けていない。
ここ5回のアジアカップでは、日本が3回優勝している。
日本と韓国との差は広がりつつあると思う。
韓国でサッカーは国民的スポーツで国技だという。
そのサッカーで最近の韓国は、アジアカップでも日本にも勝つことができていない。
ワールドカップの予選では、アウェーでアジアの国に1度も勝っていない。
最終的に、ワールドカップ行きを自分たちの力で勝ち取ることができなかった。
韓国人の話を聞いたり韓国紙を読んだりすると、韓国人の中でも「日本は韓国のライバルだ」「韓国はアジアの盟主」といった自信がなくなっているように見える。
意見は分かれるけど、ボクは韓国が日本のライバルであったほうが日本のレベルが上がると思っている。
それに韓国サッカーが元気と自信を失っているのを見るのは、あんまり楽しくもない。
ワールドカップでは、日本を超えない範囲で全力でがんばってほしい。
おまけ
ソウルの繁華街ミョンドン
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韓国サッカーは世界の盟主です。
そうですね。これからも世界のサッカー界を引っ張っていってほしいです。