最近、タイ人の友人がフェイスブックでこんな絵をシェアしていた。
「Thai Navy SEAL」とはタイ海軍の特殊部隊のこと。
特殊部隊の公式ホームページのわりには、かわいい絵を投稿している。
先月6月23日、タイの北部(チェンライ)で、サッカーチームの少年12人とコーチの計13人が練習後、洞窟に入った。
でも、大雨が降って、大量の水が洞窟内に入ってくる。
彼らは洞窟から出られなくなってしまった。
このニュースが世界を動かす。
閉じ込められた13人を救うため、世界中の国が救助隊を送った。
くわしいことはアメリカCNNの記事(2018.07.11)を見てほしい。
米空軍幹部も救出活動への取り組みを「人間賛歌」と表現。「これは、タイが主導し、各国が参加する救出作戦だ。ここには、米国がいて、オーストラリア人や中国人、英国のダイバーもいる。これを目にするのは素晴らしいことだ」などと述べた。
上の絵は、この救出活動に協力した国や人を動物で表している。
先頭の白い象:救助活動を指揮していたチェンライの元知事
イノシシ:洞窟にいた子供とコーチ
白い馬:救助活動をおこなった人たち
アザラシ:タイ海軍特殊部隊
カエル:ここに集結した世界中のダイバー
ライオン:イギリス(の救助隊)
カンガルー:オーストラリア
パンダ:中国
鶴:日本
ヘラジカ:スウェーデン
茶色の象:ラオス
トラ:ミャンマー
ハゲワシ::アメリカ
日本のマスコミも報道したと思うけど、日本もタイの子供たちを助けるために、世界各国と協力していた。
子供たちが救出される前、サッカー少年が洞窟に閉じ込められていると知ったサッカー日本代表もエールを送っていた。
タイの洞窟で閉じ込められているサッカーチームの選手とコーチに向けて、FIFAワールドカップに出場している日本代表チームからメッセージを送ります。「負けるな!頑張れ!」”Hang on! Football Family are with you.” #ThailandCaveRescue #footballfamily pic.twitter.com/aoqBdRKjf4
— サッカー日本代表 (@jfa_samuraiblue) 2018年7月4日
この動画は、7月11日の時点で68万回以上視聴されている。
リツイートは約12000、約30000の「いいね」もある。
本当に多くの日本人やタイ人が善意の輪を広げている。
このツイートには、タイ人から感謝のメッセージが山のように寄せられていた。
ขอบคุณสำหรับกำลังใจมาก ๆ ครับทีมชาติญี่ปุ่น
タイ人として感謝しております
日本代表の皆さん、応援メッセージを本当にありがとうございます
応援してくれて、本当にありがとうございます!
感謝します!
皆さん本当に優しい
Thank you so much you make me smile. ♥
Thank you from Thailand….
私はタイ人です。北海道に住んでいます!日本のサッカー 大好きです。本当にありがとうございます!
コーチと子供達に応援してくれて本当にありがとうございます彼らがこのメッセージを知ったらきっと嬉しいと思いますタイ人としてこの日本人の優しさは心より感謝します皆さんからの応援でコーチと12の子供達がなかなか諦めないんです。
一般の日本人も子供たちにエールを送っている。
負けるな、頑張れ!!
1日も早く救出されます様に、そして1日も早くサッカーをプレイしている少年達の姿が見れます様に。(洞窟の中のサッカーチームへ。日本には大勢のサポーターがいます。がんばれー!)
早く救出されてサッカーできますように
無事に救出されますように…
早く助かってほしい。
この声が届きますように
日本代表最高
拡散希望します。サッカーを愛する人達に
こういうタイ人と日本人の温かい交流はぜひ、拡散するべき。
日本代表はタイ語でも、メッセージを送っている。
友人のタイ人に訳してもらったら、こんな意味らしい。
It said Japanese national football team give encouragement to 13 boys trapped in the cave.
「サッカー日本代表は、洞窟にとらわれた13人の少年を応援しています」
実際はコーチを入れて13人なのだけど、そんな細かいことはどうでもいい。
もともと、東南アジアには親日国が多い。
そのなかでも、タイは飛びぬけて親日的だ。
それは、日本人とタイ人の交流の積み重ねの結果だと思う。
相手に何かあれば、すぐに協力や応援をする。
それを受けたら、相手に感謝のメッセージを送る。
日本人とタイ人はいま、こんな良い関係にある。
これは別のタイ人がシェアしていたもの。
寄付の仕方を説明しているらしい。
日本に寄付をしたいと考えるタイ人はいま多いという。
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