「我々は二度と日本に負けない。今日の韓国は、過去の韓国ではない」
「(日本の)挑戦に屈服すれば、歴史は再び繰り返される。我々は十分、日本に打ち勝つことができる」
文大統領はことし8月2日、韓国に対する日本の輸出管理強化を「挑戦」と呼んで国民にこう訴えた。
日本を敵視して国の危機を強調することで自分への批判をそらし、反日で国民をまとめようとする。
そんな文大統領の態度を読売新聞がこう説明していた。(2019/08/03)
2日の閣議で「加害者の日本が盗っ人たけだけしく騒いでいる」と述べたように、国民の反日感情をあおり、対日関係の争点を徴用工問題からずらそうとの姿勢を見せている。
求心力向上狙う文大統領「二度と日本に負けない」
ここにある徴用工問題については、これまでの韓国政府も「解決済み」と認めていた。
文政権もそれを守るべきなのに、「二度と日本に負けない」と反日で国民を結集して日本に対抗しようとする。
韓国の国民もこの期待にみごとに応えてくれちゃって、日本製品の不買運動を激化させていまもその炎は鎮火していない。
でも、官民挙げての反日活動をもってしても、日本は「挑戦」をやめない。
このあと文大統領は日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を発表して、日本に打ち勝とうとする。
つまり、輸出管理の厳格化を撤回させようと日本に圧力をかけたけど、それでも日本は一歩もゆずらなかった。
そしてとうとう今月11月22日、GSOMIAが失効する寸前まできたけど、韓国政府は6時間前に破棄をやめて延長すると発表。
日本は対韓輸出管理について何ひとつ変えずに、韓国が譲歩しただけとなった。
これは当たり前で、もともと貿易問題と軍事情報を共有するGSOMIAはまったく関係ないに、勝手に取り引き材料にしたことに無理があったのだ。
「我々は二度と日本に負けない。」
「我々は十分、日本に打ち勝つことができる」
反日をあおって、国民の団結を呼びかけた本人が「日本の挑戦」に屈服した。韓国メディアはこんな文政権を「無能」と酷評する。
時事通信の記事(2019/11/23)
「無能外交」(朝鮮日報)「強硬一辺倒の未熟な対応」(中央サンデー)と批判する論調も目立った。朝鮮日報は社説で「日本には何の打撃も与えることができなかった。文政権が反日カードで国内の政治の視線をそらすために破棄を持ち出しながら、名分も失い立ち往生する状況を自ら招いた」と文政権の対応を非難。
「無能外交」「未熟な対応」=GSOMIA破棄撤回で批判―韓国紙
日本だけでなくアメリカをも怒らせ、韓米関係に大きな傷を負わせたことで文政権はいま猛批判されている。
文大統領の“先兵”となって不買運動をしてきた国民にとっても、この決定は“裏切り”だ。
日テレニュース24(2019/11/23)
市民「延長の決定は国民を愚弄(ぐろう)する行為だ」
市民「(日本製品の)不買運動をしているのに、政府があのような決定をすれば、国民の努力が台無しになる」不買運動してるのに…韓国で賛否分かれる
不買運動には1ミリも共感できないが、「愚弄された」「台無しになった」という気持ちは理解できる。文大統領は国内や日米を混乱させた挙げ句、結局何も得られずに元に戻しただけなのだから。
しかし、文政権はこれからも日本批判は終わらない。
「我々は二度と日本に負けない。今日の韓国は、過去の韓国ではない」みたいに、きっとまた国民感情をあおる言動をする。
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なぜ文在寅大統領は、中韓・南北関係より日韓関係に拘っているのか理解出来ません。
前者に関しては、歴史的に韓国(朝鮮半島)は中国の属国で、セウォル号沈没事故で韓国政府・海洋警察が日本の海上保安庁・海上自衛隊の救援を断ったのも中国に擦り寄る疑惑があったからです。
後者に関しては、韓国は北朝鮮との統一を望んで
いないのが本音だと考えます。
日本の保守は「歴史的に韓国(朝鮮半島)は中国の属国だ」と言う割に、その経緯を知りません。
日本のリベラルはその事実すら理解せず(理解する気もないと思うが)、それどころか日韓関係ばかりに拘り、中韓・南北関係は何も言いません。
セウォル号沈没事故で韓国政府・海洋警察が日本の海上保安庁・海上自衛隊の救援を断った理由は以下を参考にしてください。
https://www.itmedia.co.jp/makoto/spv/1404/22/news022.html
文大統領は北朝鮮との関係改善に夢中だと思いますよ。
日本に対しては輸出管理強化をするまで、日本政府の言うことには耳を貸しませんでしたし。
でも結局は自分ファーストですけど。