いま日本で最も韓国を信用できない人・自民党の岸田氏

 

いま韓国を見る日本人の目は冷え切っている。

きのう(12月20日)発表された内閣府の世論調査では、韓国に「親しみを感じる」と答えた人は26.7%で過去最低を記録。
菅官房長官が「国際約束を守らないといけない」と強調するように、たび重なる約束違反によって韓国への信頼が地に落ちたことによって、隣国を冷めた目で見る日本人が増えたことは間違いない。

いまの日本で、韓国への不信感がもっとも強いのは自民党の岸田文雄政調会長だろう。
ムン・ヒサン国会議長が発表した徴用工問題の解決案に疑いの目を向けて、出演したTBSのテレビ番組でこう話した。

「慰安婦問題における財団を勝手に解散した国が、(徴用工問題で)今度新たな財団を作るという提案をする。どこまで説得力があるんだろうなと」

日韓は話し合いを重ねて2015年にやっと慰安婦問題の解決を確認したけど、ムン政権は国内の反日世論に迎合し、財団を解散させて合意を実質的に白紙に戻してしまった。
この約束破りに対して、日本で最も怒っているのがきっと岸田氏。

というのは慰安婦合意を結んで、国の内外にこう発表した外務大臣が岸田氏だったから。

今回の発表により,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。

日韓両外相共同記者発表

両国の外務大臣が共同記者会見と握手までしたのだ。
それを一方的にひっくり返すなんて、国際社会では考えられない。

この合意を結んだパク・クネ政権ならまだ話は通じたけど、いまのムン政権になってからは日韓関係のすべてが暗転した。
慰安婦問題は日韓最大の外交問題で、これを解決にこぎつけた意義は本当に大きい。
相手が悪かったとはいえ、ここまでメンツをつぶされた外務大臣もなかなかいない。

 

このあと日本は約束したことすべてを実行した。
韓国側の要求どおり10億円をわたして、安倍首相は元慰安婦に心からのお詫びの言葉を表明。
でも韓国は約束を守らず、ソウルの日本大使館前にある慰安婦像をいまだに撤去していない。
それどころか釜山の日本総領事館前に新しい慰安婦像を建てたあげく、財団を解散させて合意の履行を不可能にした。

岸田氏はこのときの握手を思い出したのかもしれない。
自民党の要職にありながら、テレビ番組で韓国を名指ししてこうも発言した。

「今後、何を約束してもひっくり返る可能性が出てきてしまう」

岸田氏にはそう言える権利がほかの誰よりもある。
慰安婦合意に請求権協定と裏切り行為がつづいたから、ムン・ヒサン氏の解決案も実際にはかなりあやしい。
「約束は守らないといけないい」と日本が言うと、「圧力をかけた」と日本を逆非難する。
そんな韓国をみると、「二度あることは三度」の予感しかしない。
合意をしたからといって守るとは限らない、という相手と付き合うのは本当にむずかしい。
韓国が次に約束を破れば、「可能性が出てきてしまう」ではなくて「何を約束してもひっくり返す国」という認識が日本中に定着するはず。

 

 

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2 件のコメント

  • 朴槿恵の方がまだ日本と仲良くしたかったと思いますが、文在寅は完全に日本を貶め北との統一しか頭にありません。

    岸田氏も文在寅に嵌められ気の毒です。

  • 東京オリンピックに放射能をからめてくるのはひどいですね。
    まあ岸田氏をはじめ、いままで韓国がしてきたことはいろんな人がしっかり覚えているはずですから、安易な妥協はないでしょう。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。