竹島問題：「歴史の集団催眠」と日本を非難する韓国の教育は？

先月１月21日、東京の千代田区、東京メトロ銀座線の虎ノ門駅から徒歩1分というアクセス最高のところに「領土・主権展示館」がリニューアルオープンした！ということを知っている日本国民は一体どれだけいることやら。

ここでは当然、韓国が不法占拠をつづける竹島についての説明もある。
日本ではこの展示館のリニューアルオープンより、この展示館への韓国の反応のほうが気になる人が多いとおもう。
ということで、今回はそのことを書いていこう。

韓国では政府もメディアもこれには一見激おこで、日本に抗議して即刻閉鎖を求める声が多い。
まあその早道は「カエサルのものはカエサルに」で、韓国が不法占拠をやめて竹島を本来の所有者に戻すことなのだけど。

「領土・主権展示館」について、文大統領の立場に近いハンギョレ新聞が北東アジア歴史財団研究委員のホン氏の寄稿文を載せている。（2020-01-21）

日本の領土・主権展示館の集団催眠

この中でホン氏は「自国の立場に有利と思われる資料だけを展示している」と非難しているけど、それは韓国の独島博物館も似たようなものでしょ。

違いがあるとすれば、日本は地図をねつ造しないというところか。

本来の地図とは逆に于山島の位置が鬱陵島の西から東（竹島の位置）に移動してあり、于山島を竹島とする韓国の主張に合うように捏造されていることが下條正男によって指摘された

独島博物館

こういうふうに夢を形にしてはいけない。

寄稿文にはこの展示館について、「日本政府が「独島は日本の領土ではないこと」を明確にした1877年の太政官指令などは見当たらない」と書いてある。
それは当たり前だ。日本政府がそんなことを明確にしたことは一度もないのだから。
1877年の太政官指令にある「竹島」が現在の竹島であるという根拠がないから、日本政府はこの説を認めていない。

くわしいことはここをクリック。

竹島外一島

文書の言葉を都合よく解釈するから、こんな主張になる。
自分の結論に合わせて現実を構成する発想はさっきの架空地図とまるで同じ。
でも韓国では、「いまの日本政府はウソをついている」となるんだろう。

さて、この専門家が強く言いたいことはこれだ。

まさに領土・主権展示館は歴史の集団的催眠を助長する施設だ。新しい展示館の開館は、韓日関係はもとより、日本国民にとっても不幸なことだ。領土・主権展示館は当然閉館されなければならない。

日本の領土・主権展示館の集団催眠

以前は地図をねつ造して、いまは「集団催眠」「閉館されなければならない」と強調する韓国からさいきん、日本の中学校へ最近こんな手紙が届いた。

毎日新聞の記事（2020年1月24日）

韓国が実効支配する竹島（韓国名・独島）を巡り「間違った歴史を学んでいる」と日本の歴史教育を批判するはがきが昨年１０月、韓国から県の公立中に計６通届いていたことが２１日、県への取材で分かった。

竹島巡り批判の手紙届く　島根の中学、韓国から

韓国の「城門外学校」の生徒が出した手紙とみられるという。
韓国の学校は何度もこういうことをやっていて、日本の歴史教育を批判する手紙が島根県に届いたのは平成29年から今回で計103通になる。
「間違った歴史を学んでいる」というのも韓国の教育が生んだ架空の日本。
それを現実の日本へ届けられましても。
島根県のホームページには以前届いた手紙の内容が公開されている。

「新しい学習指導要領で、日本政府は独島を日本の固有の領土だと表記した」
「日本政府がうその主張をしている」
「学校で小学生と中学生に間違った事実を教えている」
「日本帝国主義が露日戦争中に、戦争遂行を目的に編入し、一番最初に占領した土地が、この独島です」
「先生方は独島と関連する歴史的事実をよく知らない日本の生徒たちに正しい歴史を教えていただくようお願いします」
「日本政府が歪曲して主張していることだけを受け入れるのではなく、実際の歴史に近づく努力をしてください」

独占的で一方的、自己中と文政権の対日姿勢そのままだ。
そんな「ミニ文大統領」と化した韓国の生徒に島根県竹島問題研究顧問の佐々木茂氏がこう書く。