日本が中国と韓国に対して門を閉めた。
しかしすき間はある。
中韓の両国国民にすでに発行したビザの効力を停止して、もし日本に来るなら、また新しくビザを取得しないといけなくなった。
それにそのハードルをクリアして来日したとしても、2週間の待機が必要で、その期間に問題がなかったら、晴れて日本を自由に移動することができるようになる。
だから門を閉ざしたといっても完全ではなくて、光がこぼれるぐらいには開いているのだ。
でもこの措置は、韓国にとっては驚天動地の大打撃。
例えばK-popのスターが日本でイベントを開こうにも、2週間も時間を止められてしまうことになる。
それで3月にさいたまスーパーアリーナで予定していたSUPER JUNIORのコンサートはキャンセルとなった。
今回の対応を決めたのは日本政府だけど、その原因は韓国の文政権が生み出した。
政府の失策によって、韓国では新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増えている。
3月9日朝の時点で感染者の数は7382人(死亡者53人)で世界で2番目に多く、9番目の日本の502人(死亡者7人)とは比較することがバカバカしい。
くわしい情報はここをクリック。
苦しむ国民を無視して自画自賛する政府を、韓国メディア朝鮮日報が痛烈に批判する。(2020/03/09)
50人亡くなっているのに…韓国政府は「地球最高の防疫」と自慢の原因
日本による入国制限は、地球最高レベルのかん違いの結果でもある。
とはいえ、自国の経済や国家の信用にダメージをあたえる決定を日本が下したことに、あの韓国が黙っていられるわけがない。
激怒した韓国政府は駐韓日本大使館の公使を呼んで抗議し、次の日には冨田大使を韓国外務省に呼び出してまた抗議する。
カン外務大臣外相は日本大使にこう怒りを不満をぶつけた。
「非常に不適切でその背景に疑問が持たないわけにはいかない」
「日本側の措置は真に非友好的だけでなく非科学的で、日本政府が客観的事実と状況を直視してこれを早く撤回することを強力に促す」
さらに“報復”をチラつかせて脅す。
「日本側が撤回をしない場合、私たちも相互主義に基づいた措置を含んだ必要な対応方案を講じないわけにはいかない」
*このあとすぐ韓国も日本に対して入国制限をした。
でも、同じように入国制限をする中国には、断固として見て見ぬふりをつらぬくのが文政権のスタイル。
韓国メディアも安倍首相をターゲットにして批判を展開する。
ハンギョレ新聞の記事(2020-03-08)
安倍の独断…“韓国入国制限”部署協議もせずに側近に指示
中央日報も「アベたたき」に汗を流す。(2020.03.06)
「焦った安倍の政治ショー」…韓国入国制限に日本内部からも批判の声
でも、待ってほしい。
いま「政治ショー」をしているのは韓国の政府と議員のほうだ。
新型肺炎の感染が拡大した大きな原因は宗教団体「新天地」にある、という見方が韓国では支配的で、政府も有力議員も「新天地」を敵視してたたくパフォーマンスを国民に見せている。
次期大統領選挙で有力な候補者といわれる朴ソウル市長は、この宗教団体の会長を殺人容疑で告発した。
また同じく有力候補者の李知事は、団体の本部に対して家宅捜索のような強制的調査を実施する。
これを「新天地パフォーマンス」とやゆする朝鮮日報はコラム(2020/03/08)でこう書く。
2人は「新天地を踏み潰せば人気が上がる」と思っているかのように華やかなショーを繰り広げている。人権弁護士出身だといいながら、一部集団に対する差別と嫌悪を自分の政治に利用している。
「公共の敵」となった新天地を標的と見なして政府の防疫の責任をごまかし、自分の政治のために競争しているという印象を拭えない。
ソウル市長と京畿道知事の「ショー・ショー・ショー」
「焦った安倍の政治ショー」という中央日報の表現を借りるなら、これは「焦った文の政治ショー」だ。
それは中央日報の記事(2020.03.06)にくわしく書いてある。
韓国政府、新天地強制捜査が論議を呼ぶと押収捜索の代わりに行政調査
「地球最高の防疫」を自称して、世界2位の被害をだす韓国政府。
実際にやっていることは、国内では新天地、国外では日本を敵視してたたくパフォーマンスで、これは結局、入国民の不満や怒りを自分以外にそらしたいだけなのだ。
「政府の防疫の責任をごまかす」という指摘は360度、全面的に正しい。
反日感情をあおって日本を韓国の「官民共通の敵」に仕立て上げるのは、去年の輸出管理強化のときによく見た。
だから今回も政治的な報復をする。
いつもの安っぽい手段だけど、韓国ではこれが超有効。
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