【理解不能】韓国は日本に対し、“道徳的優位”を確保せよ

 

日韓関係が戦後最悪のまますっかり固定されしまって、いまでそれがフツーになってきたような気がする今日このごろ。
でもあちらはそうでもないようで、「WoW!Korea」が韓国メディアのこんな報道を伝えている。(2021/3/9)

出口のみえない日韓関係…韓国専門家「文政権、賠償・歴史問題を分離せよ」=韓国報道

 

いまの韓日関係を少しでも改善させるため、韓国の専門家たちは政府に「賠償問題と歴史問題を分離せよ」と提言した。は?

今月はじめ、抗日独立運動を記念する3月1日の式典で、文大統領が日本との「未来指向的関係」を強調した。にもかかわらず、「日本に和解の手を差し伸べたが、日本政府は“無反応”であった」と韓国側はややご立腹のようだ。

だが待ってほしい。
韓日が迷宮に入ってしまったのは、韓国側が1965年の日韓請求権協定と2015年の慰安婦合意を一方的に破り、国際法違反の状態を招来したことが決定的な原因だ。
韓国がうみ出した問題は韓国政府で解決するのが筋だから、安倍・菅政権はずっとそれを要求していた。
でも韓国は現状には放置、日本の要求には無視で応えてきたから戦後最悪のいまがある。

 

今回も文大統領は関係改善を口にしただけで、そのために必要な解決策は何も提示していない。
意思を示すだけでは和解の手にはならない。
だから日本政府(加藤官房長官)は、「重要なのは韓国が具体的な対応策をもってくることだ」とこれまでと同じことを言って、文大統領を突き放した。

でもこんな膠着状態を何とかして打開するために、韓国の専門家が「賠償問題と歴史問題を分離せよ」と提言する。
その中身はこんなもの。

1965年の日韓請求権協定と2015年の慰安婦合意を尊重し、賠償問題に対しては韓国が責任を負うが、徴用工問題と慰安婦問題を普遍的な人権問題として強調しながら、この問題を公論化する過程で道徳的優位を確保することがよいということである。

 

そもそも韓国が約束を守っていれば、いまこんな問題を抱えていなかったし、韓日は迷子にもなっていなかった。
賠償問題で韓国が責任を負うのは、窓を割った人間が弁償するのと同じレベルの当たり前。
やらなきゃいけないことをして、なんで徴用工・慰安婦問題で日本に対して「道徳的優位を確保」できると考えられるのか。
この2つは日韓の外交問題で、それぞれすでに韓国自身が最終的、不可逆な解決を確認して終わってる。

「不可逆」とはもう元に戻せないという意味だから、いまさら「問題はまだ解決していない」なんて言い出してはいけないはず。なのに外交問題の次は「普遍的な人権問題」と言い換えて、平気で過去問題を蒸し返す。
「文政権、賠償・歴史問題を分離せよ」というのは実質、合意違反なのだから、そんなことをして「道徳的優位に立つ」なんてマウント取りができるはずもない。むしろそれを失う。

韓国政府は解決策を出さないし、専門家は現実世界にいるとは思えないようなことを口にする。
だから日本の政府・与党内で「韓国は変だ。約束という概念がない」という声があがって、「助けず、教えず、関与しない『非韓三原則』で行こう」なんて言われてしまうのだ。
韓国が道徳的優位を確保すれば、日韓関係の出口が見えてくるという発想は日本人には理解不能。

 

韓国のチン女性家族部長官(大臣)が2018年、慰安婦問題について「われわれが道徳的に優位に立っているが、合意によって苦しい状態に追い込まれた荒唐無稽な状況だ」と口走った。
約束を破った側が守った側に対して、「道徳的に優位に立っている」と主張する。
そして、自身の行為で追い込まれた自業自得を「苦しい状態に追い込まれた」「荒唐無稽な状況だ」と表現する。
何があっても自分を「被害者」、日本を「加害者」に設定したいらしい。

日本政府はこれまで隣人のこんな態度を何度も見てきたから、いまさら「道徳的優位を確保する」と強調したところで、一笑に付す、で終わりのはず。
日本はもう「出口」なんて気にしていないかもしない。

 

 

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。