良いものが悪い。
正しいことが間違っている。
日本と韓国は政治や歴史認識では真逆の価値観を持っているから、同じ物事でもまったく違って見える「鏡の国同士」だ。
太陽光がまっすぐ伸びる線をイメージして描かれた旭日旗はその代表例。
日本でこれは昔からある文化のひとつだから、このデザインを街のあちこちで見かけるし、海上自衛隊はこの旗を掲げて世界中の都市を訪れている。そして歓迎されている。
でも韓国でこれは日本の軍国主義の象徴で、「戦犯旗」とよばれ忌み嫌われている。
「戦犯」と「旗」を結びつける発想は韓国独特のもので、これがどんな実態なのかよくワカランが、とにかくあちらでは旭日旗はナチスのハーケンクロイツと同じ禍々しいもので、「社会から排除しなければいけない」と認識されている。
だから海外で旭日旗やそう見えるデザインを見つけたら、その所有者や販売者に抗議して削除させることは、韓国では社会正義の1つと考えられている。
だから日本ではあり得ないことが起こる。
旭日旗かそれに関連したものをネット販売していた海外のオンラインプラットフォームに、韓国の女子高生が抗議メールを送って販売を中止させた。
日本にもこんなアクティブな愛国女子高生がいればいいのに。
この行為が道徳的に正しい行為と認められ、女子高生には奨学金がおくられたことに、韓国と日本では常識が宇宙レベルでかけ離れていることが分かる。
江原日報の記事にそのことが書いてある。（2021-10-5）
[포토뉴스]욱일기 판매 중단 기여 여고생에 장학금
「旭日旗の販売中断に貢献した女子高生に奨学金」（機械翻訳）
でも一方で、これを燃やすと犯罪行為になるらしい。
聯合ニュース（2021.10.07）
韓国警察 旭日旗燃やした大学生３人を書類送検
ソウルの日本大使館近くで、
「独島（竹島）が日本の領土という東京オリンピックと日本政府を強力に糾弾する」
と書かれた旭日旗を燃やした大学生が、集会およびデモに関する法律に違反した容疑で警察に逮捕された。
といっても日本に関してこの法律は「ザル」。
日本大使館付近では慰安婦支援団体が毎週、「水曜集会」という実質的なデモ活動を行っているのに、警察はそれを黙認しているのだから。
この大学生の場合は、旭日旗を燃やした行為が法に引っかかったのだろう。
とはいえ旭日旗の削除を奨励するような価値観が、こんな行為を助長させたことは間違いない。
こんな韓国に対し、日本では外務省がこんな動画を公開して、国際社会に広がる旭日旗についての誤解や偏見をなくす努力をしている。
この動画は旭日旗が節句、結婚祝い、大漁旗、スポーツ観戦など日本の日常生活で使われていることのほか、海上自衛隊の艦艇が１９９８年にこれを掲げて韓国の釜山に寄港したことを暴露しちゃってる。
産経新聞の記事によると、「侵略や軍国主義の象徴」といった旭日旗への批判が的外れであることを韓国人に伝えるため、きょう８日から韓国語バージョンが公開される予定だ。（2021/10/07）
外務省幹部は「第三国の方の中には、旭日旗の意味をよく知らないままにプロパガンダに乗ってしまうことがあり得る」と指摘する。
＜独自＞旭日旗批判に韓国語動画で反論 外務省配信へ
日本で旭日旗は文化のひとつで、韓国では戦犯旗。
海外では「なにそれ？知らない」という人が圧倒的に多いから、先に情報を与えたほうが勝ちという面はある。
英語版や韓国語版の動画によって、日本は旭日旗についての誤った認識を正すと同時に、「旭日旗を通じた対日批判の異様さを強調する狙い」もあるという。
これは当然、韓国の動きを念頭に置いたもの。
ただ韓国では１９９８年ごろは、旭日旗を特に問題視しなかったことは重要な事実で、これが反日感情に火がついて激しい政治問題になったのは、ここ最近のことだというのは知っておいてほしい。
結局は反日感情がある限り、何にでも火がついて問題化するのだ。
海外の旭日旗を消せば、奨学金をもらえてメディアで紹介される韓国と、旭日旗を通じた対日批判の異様さを強調する日本との溝は埋まる気配がまるでない。
それどころか最近の動きからすると、その違いはこれからどんどん広がって、日韓の対立も激しくなる未来しか見えない。
それを少しでも埋めるものがあるとすれば、旭日旗を燃やした人間を片っ端から捕まえることぐらいか。
隣国が鏡の国というのは本当に大変だ。
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元々はサッカー選手が日本を揶揄するパフォを叩かれた言い訳にその試合のスタジアムにはなかった旭日旗を言い訳にしたのが始まりでしょ。それまではあの国内でも普通に使われていたし、企業のCMでも使っていたのを日本叩きにに使えると分かった途端にこの有様。