「これが日本だ」
スペイン出身で、FC東京の監督をしているアルベルさんにそう思わせる出来事があった。
東京の国立駅のあたりで財布を落としたことに気付いたアルベルさんは、急いで警察に行ったら「これですね」とあっさり財布を渡された。
それでツイッターで、「この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います」「さすが世界一安全な国ニッポン」と感謝や称賛の言葉を全国に伝えた。
昨日、国立駅付近にて財布を落としてしまいました。汗
しかし、さすが世界一安全な国ニッポン,何も盗まれることなく警察に届けられていました!警察に届けてくださった方に直接お礼をする術がないので、この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います.本当にありがとうございました!This is Japan 🇯🇵— Albert Puig i Ortoneda. 歩部瑠 (@puigortoneda) May 22, 2023
ヨーロッパ人が経験した「ジャパン・マジック」に日本人の感想は?
・日本人が財布を届けるのは、落とした人からいくらか謝礼金が貰えるからだよ
・いらないな
つか個人情報教えたくない
・3000円しか入ってなかったら連絡先教えるか迷う
・パクることも多くなってると思うけど、まぁまだまだ古き良き日本人の方が多いということで
・えーと、いつもの「外国人に褒められる凄い日本!!」ですか?
・実際凄いんだから仕方がないよね
ジュビロ磐田でプレーしていたウズベキスタン人のムサエフ選手も落とした財布が返ってきて、「ウズベキスタンなら中身を抜かれて捨てられていた」「日本は何て安全な国なんだ。届けてくれた人にお礼がしたい」と感動した。
でも、たまたまか知らんけど、財布を落としてニュースになる外国人はいつもサッカー関連で、野球やほかのスポーツで聞いた記憶がない。
知人のアメリカ人やブラジル人も財布を落としてパニックになったし、日本の空気を吸っていると外国人も危険本能が鈍くなって平和ボケ化するかも。
「This is Japan」と感じたヨーロッパ人なら他にもいる。
東ヨーロッパから旅行にきたリトアニア人の女性が、日本に住んでいるリトアニア人男性の友人と東京を歩いていると、「ここではソレ、しなくていいいいから」と笑われた。
それまで旅行したフランス、イタリア、ドイツなどでは、人の多い場所でリュックを背負っていると、いつの間にか刃物で切られて中身を盗られるという話を聞いたから、彼女は自然とバッグを腹に抱えるようになっていた。
「分かるけどさ、この国でそんな警戒は必要ないんだよ」と友人に言われて、まわりを見渡すと、たしかにそんなことをしている人は誰もいない。
街中で自分だけ、ヨーロッパの感覚で行動していた。
そのことに気づいて恥ずかしくなって彼女は、入国してからの体験を思い出して「そうだ。日本はこういう国なんだ」と治安の良さを改めて実感。
犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛んだらニュースになる。
財布が戻ってこないとニュースにならないだけで、そんなケースは全国各地で起きているはず。
「日本でこれが?」と思うような事件が最近よくあって、体感的には日本の治安は悪化している。
外国人のサイフ無くしすぎ問題はとりあえず置いといて、「財布リータン」はやっぱりそれを経験した外国人には信じられない思いだ。
でも、そのうち街を歩く人がリュックを腹に抱えるようになって、「This is Japan」と驚く外国人もいなくなる悲しい予感がチョットだけある。
コメントを残す