「来日外国人あるある」の代表例がコレ。
スペイン出身でFC東京の監督をしているアルベルさんが、東京都内を移動中に財布を落としたことに気づいた。
あせって警察へ行ったら「これですね」と財布を渡されて、「さすが世界一安全な国ニッポン,何も盗まれることなく警察に届けられていました!」とツイッターで称賛。
最近そんな出来事があった。
【This is Japan】治安が良すぎて、ヨーロッパ人が恥をかく
日本人はモノを盗まないというのことはないが、海外に比べたらそういう人が明らかに少ないから、「さすが世界一安全な国ニッポン」と外国人が太鼓判を押す。
そう思ったヨーロッパ人は400年前にもいた。
戦国時代に来日した宣教師のフランシスコ・ザビエルは日本人を見てこう思った。
「私がこれまで会った国民の中で、キリスト教徒にしろ異教徒にしろ、日本人ほど盗みを嫌う者に会った覚えはありません。」
でも、いまの梅雨の時期は例外だ。
安全大国というガラパゴス空間に住んでいると、世界基準から離れていって、どうしても警戒心がゆるんで平和ボケしてしまう。
だから、日本人のフツウの行動が外国人には不安に見えることもある。
オランダ、フランス、ドイツでプレーして、1996年にジェフユナイテッド市原で活躍したオランダ人のピーター・ボスさんが現役時代にこんなことがあった。
チームのメンバーと荷物を持って電車で移動している時に、コーヒーがほしくなったから、荷物を持って買いに行こうとしたら一緒にいた日本人から、その必要はない、ホームに荷物を置いても大丈夫と言われた。
実際、彼らは荷物をホームに置いたまま飲み物を買いに行く。
でも、ヨーロッパ人の感覚だとそれはとても危険だから、ボスさんは不安を感じたという。
こんな日本だから、街中にあるアパートの窓の構造などを見て「これじゃあ、泥棒が入りやすいだろうなあとよく思いますよ」半ば呆れるスペイン人もいた。
そのとおりで、安全大国は泥棒からしたら絶好の稼ぎ場だ。ボーナスタイムだ。
だからこういうことが起こる。
読売新聞(2023/05/31)
ルーマニアのスリ団「窃盗目的で来日」、168万盗む…「日本人は不用心で盗みやすかった」
東京や大阪などで、20件以上のスリを繰り返していたルーマニア人の男3人が逮捕された。
駅のエスカレーターやエレベーターで、ターゲットを定めてリュックサックなどから財布を盗んだこいつらは、警察の調べに「窃盗目的で来日した」と話す。
日本の安全神話が世界に広まると旅行者だけではなく、こういう連中も呼び寄せてしまう。
この3人の言葉に反論できる日本人はいないだろう。
「日本人は防犯意識が低く、不用心で盗みやすかった」
「日本は荷物から目を離す人が多く、盗むのは簡単だった」
この指摘にはネットも納得。
・まあ確かにな
スマホに夢中の人とか全然気づかなそうだし
・犯罪者に優しい国だしねー
・日本は財布を丸出しでケツポケットの奴とかいるもんな
あんなの海外なら2分でスラれるわ
・いろんな外国人のYou Tube動画でも、それいつもネタにされてる(日本は防犯意識がない、無防備、安全過ぎる街…)
・海外でも盗まれ自国でも盗まれるのか
ただヨーロッパ人にルーマニア人についての話を聞くと、こんなこともあるから「スリ」のイメージが強いという。
英紙デーリーメール(11 January 2014)
HALF of all convicted pickpockets on the Tube are Romanian (and officials say the figures are the tip of the iceberg)
ロンドン地下鉄(Tube)でのスリ事件で、有罪判決を受けた人間の半分(52%)がルーマニア人だった。
あとはジャマイカ人、スロバキア人、アルジェリア人といろいろだ。
「ルーマニア人を見たら泥棒と思え」は差別的発想で絶対にNGだとしても、知り合いのドイツ人やイギリス人はルーマニアの一面として、確かにそんな悪評があるという。
インド人とファストフード店に行った時、「なあ、あれは何なんだ?」と言って彼はイスにバッグだけあるテーブルを指さす。
「ああやって場所を確保してから、メニューを注文しに行ったんだろうね」というボクの言葉に驚がくして、「日本ではこれが普通なのか?」とビックリした彼の顔は今でも忘れられない。
外国人のスリからしたら、日本人は防犯意識が低くて不用心だからチョロい、ということは間違いない。
ただ、窃盗目的でヨーロッパの国へ移動するルーマニア人がいるという話は聞いていたけど、それを目的に来日したというケースは今回初めて知った。
ついに極東の島国もターゲットになったというのは、なかなか衝撃的。
それを含めて総合的に考えると、バッグで場所取りをするとか、駅のホームに荷物を置いたまま飲み物を買いに行くというのは、古き良き日本の話と思ったほうがよさそう。
まあ落とした財布が戻ってきて「さすが日本人!」と感激する話をよく聞くのも、外国人がそれだけサイフを落としてるということだから、不用心な人間は世界中にいる。
でもこれは例外的なウッカリで、日本人の警戒心の無い行動は常識になっているから、やっぱり”国際基準”に近づいたほうがいい。
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