ブラジル人と話をしていたら、幽霊の話題になった。
霊の存在を信じる人もいれば、「くだらん」とあきれる人もいるのはブラジルも日本も変わらない。
でも、彼は日本人の友人から、日本では夏になるとよく幽霊が出ると聞いて、「この国では幽霊も季節ものなのか」と驚いた。
そんな彼から、ブラジルで知る人ぞ知る「怪談」を教えてもらった。
それは、1989年にアメリカのメディア『ウィークリー・ワールド・ニュース』が報じたこの衝撃的な事件だ。
https://t.co/dQxUAcnpVV
The Missing Santiago Flight 513 Landed After 35 Years With 92 Skeletons pic.twitter.com/Be7V2HuXWz— wirel.in (@InWirel) February 27, 2020
「1950年代の飛行機が92体のガイコツを乗せて着陸した。」とは一体どういうことなのか?
それはこんな飛行機だった。
1989年10月12日、ブラジルのポルト・アレグレ空港の管制室のレーダーが、正体不明の飛行物体をとらえた。
不審に思った管制官が問い合わせても、その航空機から返事は返ってこない。
「どういうことだ? 何が起こっているんだ?」という空港職員の胸のざわめきをよそに、その飛行機は無許可で空港に着陸した。
作業員がすぐに機内を調べたところ、彼らは、この世にあってはいけない光景を見て戦慄する。
白骨化した乗員乗客92人がシートベルトをしたまま座席に座っていて、ガイコツのパイロットは操縦桿(そうじゅうかん)を握っていたのだ。
機体を確認した結果、1954年に西ドイツのアーヘン空港を離陸し、ポルト・アレグレ空港に向かっている途中で消息不明になった「サンチアゴ航空513便」と判明。
科学者たちは、サンチアゴ航空513便が大西洋上で「異次元の穴」に入り、タイムワープして現代に現れたと結論づけた。
もちろん、この話を信じられない人もいるだろう。
でも、この世に起こる現象は、すべて科学で説明できると考えるのは人類のごう慢で、それでは解明できないコトもあるだろうけど、この「サンチアゴ航空513便事件」は大ウソ、真っ赤なフェイクニュースだ。
記事を掲載した『ウィークリー・ワールド・ニュース』とは、こんなスクープをモノにしてきた優秀なメディアだった。
・1992年にウエストバージニア州の洞窟で、巨大な目と耳を持つ身長70㎝ほどの「コウモリ少年」が発見された。
・ジョン・F・ケネディやアドルフ・ヒトラーは生存していた。
・ネッシー、ビッグフット、巨大バッタなどのナゾの生物が見つかった。
『ムー』と『東スポ』を合わせたようなメディアだから、読者も「1950年代の飛行機が92体のガイコツを乗せて着陸」という見出しを見て、「相変わらず期待を裏切らない!」とおもしろおかしく記事を読んだと思われる。信じた人もいたかもしれないが、詳しいことは分からない。
7月になって日本の夏が本気を出してきて、猛暑日が続出し、38℃という「危険な暑さ」になった地域もある。
こんな怪談で、ほんのちょっとでも涼しさを感じてもらえたら幸い。
にしても、今の感覚からすると、こんなデタラメが事実としてメディアで報じられることはホラーだ。
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