【世界最下位】130年前と現代の韓国で、女性の地位が低いワケ 

 

韓国の人たちは、韓国が先進国になったことを誇りに思い、自国が世界から注目されることが大好き。
だからこそ、こんな事態は超不本意のはず。

中央日報の記事(3/8)

韓国、「ガラスの天井指数」で12年連続で最下位…「働く女性に過酷な国」

イギリスのエコノミスト誌は毎年、OECD加盟国(いわゆる先進国)の29カ国を対象に、男女間の所得差や教育の格差や育児費用、女性の労働参加率などの指標を基に、「女性の働きやすさ」をランキングにして発表している。
その最新結果で、韓国は29カ国中29位、つまり、働く女性にとっては最も劣悪な環境の国に選ばれてしまった。
12年連続で世界最下位だから、中央日報は「不動の最下位になっている」と開き直ったように書いている。

上位5位はこれらの国で、全体的に北欧の国で女性が働く環境が整っている。

1位 アイスランド
2位 スウェーデン
3位 ノルウェー
4位 フィンランド
5位 フランス

ワースト3は韓国に続いて、トルコ(28位)、日本(27位)という順。
じつは日本も最下位圏内にいるから、女性の働きにくさでは韓国とそう変わらないのだ。
個人的には、スイス(26位)、イギリス(19位)、アメリカ(22位)の順位が低くて意外だった。

韓国の指標はほとんどが最下位。
これは、韓国の女性が深刻な所得不平等の状態にあり、労働市場から疎外され、社会的な権限も小さいことを示しているとエコノミストが指摘した。

 

イザベラ・バード(1831年 – 1904年)

 

イギリスの探検家で紀行作家が1894年から1897年にかけて、朝鮮半島を4回訪れ、その記録を『朝鮮紀行』に書いた。
*以下の「」の部分はこの紀行文からの抜き出し。

それによると、農家の女性は日々、汚れた服を着て、洗濯や料理、水汲みなどの仕事に負われていた。
一般的に子どもの数も多い。
苦労が絶えないらしく、女性たちはたいていの場合、「実際より老けて見え、おしゃれに関する興味も若くして失ってしまう」という。
一方、上流階級の女性は日中は家に閉じこもっていて、 庶民階級の女性も基本的にそうしていた。
太陽の出ている時間に外を歩くと、「最下層の女性と見なされてしまう」ため、本人や家族にとって恥となるらしい。
王妃でさえソウルから出たことはなく、国王が外出するときに一緒にソウルの中を移動するだけ。だから、王妃は韓国やソウルの事情をほとんど知らなかった。

当時の朝鮮社会で、男尊女卑の風潮が強かった理由について、バードは『論語』を教科書にして教えていた儒教の影響を指摘した。

女性に教育の機会はなく、どの階級でも男性より下位とされている。学校に通う男性も、論語をもとにした書物により、女性蔑視を植え付けられる。このようにして、女性のあるべき姿は慣習に縛られてしまう。

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現在の韓国には、「地球上から消える最初の国になる」というウワサがある。
韓国の出生率は「0.72」と異常に低く、OECD加盟国の中で「1」を割ったのは韓国だけ。
そのため政府は危機感を強め、少子化対策を最優先課題の一つと位置づけている。

国民の数が減少している大きな理由に儒教の影響がある。
その反動から最近の韓国では、「女より男の方がエラい」「年上ほどがエラい」といった儒教的な価値観に多くの女性が反発している。

中央日報(2023.04.06)

「韓国の少子化の原因は男女葛藤…」女性のヘアロールは「反抗」の象徴

韓国の女性はこれまでずっと儒教文化によって抑圧されてきたが、欧米文化の影響を受け、女性たちの間では男女差別に対する意識が高まってきた。
それによってフェミニストと若い男性との間で対立が起き、結果として少子化につながっているという。

 

知人の韓国の女性(30代)も、先進国に比べて、韓国では特に女性の地位が明らかに低いと言う。
いまの韓国では、結婚すると家事や正月準備などの負担が増えて、一方的に女性の時間やエネルギーが消費されてしまう。
だから、彼女は結婚に魅力は感じつつも、自分が犠牲になるような思いも強く、あまり結婚を前向きに考えられない。
昔、日本の政治家が女性を「産む機械」と表現して猛烈にバッシングを受けたけど、韓国社会にはいまもそんな空気があるらしい。

14世紀から19世紀までの約600年間、韓国では教育を通じて、儒教的な価値観を徹底的に教え込まれてきたから、その影響から抜け出すことはむずかしい。
それが「不動の最下位」の原因になっている。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。