きのう行なわれたサッカー日韓戦で、日本がホームというメリットを活かせず、韓国に「1-4」で負けてしまった。この惨敗に今でも日本のネットは炎上中。
「韓国相手にホームで3点差で敗北した」というまさかの結果に、各種スポーツ記事は、「完敗、惨敗、屈辱、完全敗北、歴史的大敗」とネガティブな言葉を表現をつけて報じた。
JFA(日本サッカー協会)の田嶋会長も大激怒し、試合についてこう述べた。
「ひと言、情けない。がむしゃらになって取り返しにいく、代表としての誇りを持っているのか」
「久々にこんな試合を見た。3点差での敗戦は記憶にない」
「W杯予選で負けた試合もあったが、それとは次元の違うレベルの情けなさだ」
この試合で得られた収穫は「ダメな選手」が分かったことだけ。JFAの会長が日本の試合について、「次元の違う情けなさ」という表現を使ったのを初めて聞いた。
ネットではさらに厳しい。
・日本代表史上最悪の試合なんじゃないの?
そのくらい酷い
・ブラジルとやった時もここまで酷くなかったよな
・この試合は全ての日本人が見るべきだろ
そのくらいすごかったわ
いろんな意味で
・この試合の一番の見どころはホイッスルがなって整列後、両軍握手するときに
元新潟のチームメイト、川又とキムジンスが抱き合って相手を讃えたところだな
それ以外は見るところなし
今回の日本代表は海外組がいなくて、国内のJリーグの選手から選ばれている。
だから、日本最強チームではない。
という言い訳もできないほど、今回の負けっぷりはひどい。
日本は韓国から、ものすごいクリスマスプレゼントをもらってしまった。
日本は韓国に対して、2010年5月24日から一度も負けていなかった。
試合は5回しかなかったけれど。
「日本が韓国相手に3点差で負けるのは、いつ以来だ?」と思って調べてみたら、なんと1982年以来、35年ぶりのことだった。
韓国相手に4失点したのは1979年6月の試合だから、昨日は38年ぶりの惨事になる。
スポーツ記事に「歴史的大敗」と書かれるわけだ。
1979年といえば、ドラえもん(第2作)の放送が始まった年でもある。
ちなみに千葉県では、トラ3頭が脱走して大騒ぎになった。
このときも日本は、「1-4」で韓国に敗れている。
でも、この試合は韓国のソウルでおこなわれたものだった。
昨日は東京で試合をして、日本国民があの惨劇の目撃者となった。
日本がホームで韓国に4失点以上した試合を調べてみたら、1954年3月7日の日韓戦にまで行きつく。
このとき日本でおこなわれた試合は、「1-5」で日本が負けている。
1954年といえば、東宝映画「ゴジラ」が公開された年だ。
日本で初めて缶入りジュースが発売されたり、自衛隊が発足したりした年でもある。
日本と韓国が初めてサッカーで戦ったのが、1954年におこなわれたこの試合だった。
だから今回、日本がホームで韓国に4失点したというのは、第一回日韓戦以来、63年ぶりのことになる。
ハリル監督は。すげー歴史を残してくれたな。

初のサッカー日韓戦の10年前、日本はアメリカと戦争をしていた。
1944年には、グアムやサイパンで日本軍が全滅している。
1954年に初めて日本と戦うことになったとき、韓国の大統領は「負けたら死んでこい」と韓国代表の選手たちに檄を飛ばしていた。
東京新聞にそのことが書いてある。
五四年のスイスW杯予選で日韓が東京・神宮競技場で初対戦した時、李承晩大統は「負けたら玄界灘に身を投げろ」と選手団を送り出している。
もちろんこれは「死ぬ気で戦ってこい!」ということだろう。
このときの試合は「5‐1」で韓国が勝ったから、選手は勇者としてソウルに帰国することができた。
今も昔も、韓国代表のプレッシャーはすさまじいものがある。
でも、試合終了後のハリルホジッチ監督の言葉を聞いていると、日本ももっと監督や代表にプレッシャーをかけた方がいいような気がしてならない。
「W杯はまた別物。本日のチームで戦うわけではない」
「監督のせいで負けたと思うのであれば、そういう記事を書いてください」
「これからW杯に向けてベストを尽くしていきたい。それでは良いお年を。ありがとう」
日本人とフランス人とは感覚が違うことは分かるけど、歴史的な大敗北にこの敗戦の弁で、ネットでは怒りが収まらない。
・WCコロンビア戦後も似たこと言いそうだな
・今までありがとう
さよなら
・てめえみてえなヤツが監督やってたんじゃ良い年なんて送れねえわ
・辞任してくれよ
・W杯でも選手見たいんじゃね?ハリル
・ワールドカップを自分の就職活動にしか考えてないだろ早く切れ
サッカーファンは、最悪の気分で年を越さないといけなくなりそうだ。
そのうち日本が勝てるのは、「ロッカールームをきれいに使うこと」だけになったりして。
くわしくはこの記事をどうぞ。
韓国人と中国人が驚いた日本人のマナーの良さ。これは大切にしよう。
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