【防弾が被弾】希望拷問に苦しむ日本のファンと無責任なBTS

防弾少年団が被弾した。

13日から始まる日本ツアーの前に、ミュージックステーションに主演してBTS（防弾少年団）の存在を日本にアピールすると同時に、ファンのツアーへの期待感を高めようとしたら、来日直前で「来なくていいです」と言われて撃沈。

韓国には「希望拷問」という言葉があるらしい。
事前にワクワクしていると、残念な結果に終わったときの喪失感は半端ない。

韓国の場合、例えば秋のノーベル賞がある。
「今年こそ、韓国人の受賞者が出るかも！」と国民の期待値を高めておいて、「やっぱりゼロだった」という現実を知る。
中央日報の記事（2015年10月07日によると、これは「秋の喪失感を刺激する定例行事」だ。

ノーベル賞受賞者の発表は、応援するプロ野球チームのポストシーズン脱落や冷たくなった空気が一年の終わりを予告するのと共に、秋の喪失感を刺激する定例行事となった。

リピートの中のノーベル賞剥奪感＝韓国

こういうときの韓国は嫌いじゃない。

最近、日本のBTSファンが希望拷問を味わった。
わった、ではなくて、今もその最中の人もいる。

ミュージックステーションで２曲歌うはずだったのに、前日にキャンセルの発表がされた。
それだけでもファンにとっては死刑判決と同じだったのに、世界は残酷だ。

フジテレビの「ＦＮＳ歌謡祭」、テレビ朝日の「ミュージックステーション・スーパーライブ」、そして紅白歌合戦でもBTSの出演は見送られたという。
これほど被弾したら気がすむのか。

BTSファン（通称アーミー）が集まるネット掲示板をのぞいたら、しめやかに葬儀が行われていた。
＊韓国アミは韓国のアーミー（BTSファン）、イルアミは日本（イルボン）のアーミーのこと。

・テレビ凄い出る予定だったんだね。。。
・他スケ全部キャンセル食らってたとか衝撃w
・ヤフートップにもきてるし
世間からは反日アイドル出禁くらいの印象しかない
残念でしかない
・世界的には韓国アミが原爆投下美化して日本はもっと悪いって反日推進してるしイルアミも辛いね
・去年まで楽しかったな
・テレビとかライブとか握手会とか
本当に日本のファンは恵まれてたんだなって思う
・アイドルのファンになってもろくな事にならないって
改めて思い知らされた
Kポは特にね
・若いアミのツイッター全員鍵かけろよみたいな投稿多いけど87ラインの人もなかなかで頭かかえるしかない

希望のあとの絶望はやっぱり辛かった。

こういうファンの反応を見ていて、不思議に思うことがある。

なんでBTSのメンバーは誰も何も言わないのか？

今年９月、BTSは国連で「肌の色や性別などは関係なく、あなた自身について声を上げてください」と世界の若者に呼びかけていた。
でも自分は、心神喪失状態のファンのために声を上げない。

BTSのファンでも何でもない人間から言わせてもらえば、あまりに無責任だ。
本人たちが沈黙しているから、まわりがいろいろ想像して騒ぎ立てる。

グループ名の防弾には「10代・20代に向けられる社会的偏見や抑圧を防ぎ、自分たちの音楽を守り抜く」という意味があるという。
でもいまは、自分たちを守っているようにしか見えない。

とくに原爆Tシャツを着たジミンというメンバーは一言あっていい。
なんであれを着たのか？
どう思っていたのか？

「あのとき旭日旗が見えたから」でもいいし、「カチンときたけん」でもいい。
とにかく何か説明しないと。
それがないのは、まるで日本のファンを無視しているよう。
希望拷問よりも、BTSメンバーの沈黙のほうが「見捨てられた感」があって辛いかもしれない。