「韓国ブランドが恥ずかしい」。韓国車と日本車の圧倒的違い。

 

「40663:5」

この圧倒的で絶対的で一方的な比率は、日本車と韓国車の売り上げだ。

ことし韓国で売れた日本車の数は40663台(11月末)。
これに対して日本で売れた韓国車(すべて現代自動車)は5台のみ。

この日韓での違いに、韓国メディア・アジア経済は「韓国ブランドの日本での販売実績は恥ずかしいレベルだ」となげいている。
韓国ブランドについてどう思うかは好きにせい。
それはいいのだけど、「市場歪曲が甚だしいとの指摘が出ている」というのはなぜ?
歴史わい曲の次は市場わい曲か。
自分に都合の悪いことは「わい曲された」ですませようとする。
その発想がゆがんでいるとなぜ思わない。

ちなみに韓国での日本車販売数は、年末までに過去最高を達成するという。

圧倒的じゃないか、我が軍は。

ここまではレコードチャイナの記事(2018年12月20日)を参照。

韓国では日本車が大人気、なのに日本で売れた韓国車は「たった5台」=韓国ネットは…

 

そういえば日本で韓国車を見た記憶がない。
現代自動車の「ソナタ」という名前は何度も聞いたことがあるのだけど。

現代自動車が日本市場に入って来たのは2001年。
いまから見れば、このころの売り上げは夢の世界だ。
2004年には、2500台を販売している。
*これは起亜自動車の売り上げが含まれているかもしれない。

これは何といっても、韓流ブームの影響が大きい。
2003年に「冬のソナタ」が放送され、全国のおばさまが熱狂してヨン様に絶叫した。
現代自動車もCMにペ・ヨンジュンさんを起用している。
韓流好きのおばさまが購入したこともあれば、夫に購入させた例もあるだろう。

だがそれもここまで。
それ以降、韓国車の売り上げは急減。
韓流ブームもちょうどこのころに終わっている。
2009年にはバス部門だけを残して、現代自動車は日本から撤収。

それでも日本で韓国車を買うことはできたらしい。
2016年には7台売れている。
でもこれをよく見ると、韓国大使館が買ったり誰かが日本で新車登録しただけだった。
韓国車の販売不振は何年も前から始まっていたのだ。

専門家の見方では、日本で韓国車が失敗した理由は「価格設定」にあるという。
日本車と同じか、それよりも高めという値段設定にしていた。
強気で攻めた結果、バス部門だけを残して日本から出て行くことになる。

 

韓流ブームもなく値段も同じだったら、日本車を選ぶだろう。
それにしても、40663台:5台という実績比はたしかに「恥ずかしいレベルだ」。
比較すること自体が無意味に思える。

韓国メディアの報道によると、日本にある韓国の公共機関でさえ韓国車を購入していない。
5台お買い上げいただいたのは韓国大使館じゃないか?

ここまでは自動車メディア・EXの記事(2017.12.18)を参照。

韓国車って日本で買える?韓国自動車メーカーと人気車種

 

日本での韓国車販売はお通夜だけど、韓国での日本車販売はお祭り状態。
さっきも書いたけど、年末までに売り上げが過去最高を記録することは確実視されている。

この違いはなにか?

レコードチャイナの記事に韓国ネットユーザーの意見がのっている。

「日本車が韓国車より何倍もいいことは小学生でも知ってるよ」
「日本人の日本車に対する自負心は強い。韓国人の韓国車に対する不信感も強い」
「日本で日本車がよく売れる理由は3つ。1、価格が海外輸出車よりも安い。2、品質が海外輸出車とほぼ同じ。3、長い時間をかけて築いた信頼度の高さ。つまり現代・起亜自とは正反対だと思えばいいさ」

これを見ると、「韓国ブランドは恥ずかしいレベル」というのは「市場歪曲が甚だしい」からではない。韓国国民は「そんなもん」と思っている人が多いようだ。

「40663:5」という圧倒的な比率に“嫌韓”はほとんど関係ない。
ようは値段と品質。
命を安心して預けられる車かどうか(それと値段)。
それに国籍は関係ない。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。