「右傾化した日本の嫌韓」
近ごろ韓国メディア・中央日報にこんな言葉がのっていた。
いま韓国は、日本人の韓国離れ、日本人が韓国嫌いになることをすごく気にしている。
日本の右傾化・嫌韓には、もちろんそれなりの理由がある。
韓国側の自由きままな反日によって日本社会は右に傾いてしまうのだけど、韓国人の目は、見たくないものは映さない仕組みになっている。
だから韓国メディアの分析をみると、だいたい日本の政治家、とくに安倍首相を非難してうっぷんを晴らして終わり、というパターンが多い。
安倍政権と韓国の文政権には歩み寄りがまったく見られないことから、いまの韓国が期待しているのは「民間交流」だ。
たとえば朝鮮日報のコラム(2019/04/28)で韓国の識者がそこに光を見出している。
希望があるとすれば「国民外交」だ。昨年日本を訪れた750万人の韓国人、韓国を訪れた300万人の日本人という合計1000万人の交流がその象徴だ。
文-安倍に韓日関係の改善は望めない
政治も国民交流もダメなら、もう詰みですね。
といっても「750万人」にもなると、なかには韓国の希望を打ち砕く韓国国民も出てくる。
たとえば、アクセス重視の目立ちたがり屋で被害者意識の強いユーチューバーとか。
ボクのまわりで最近、それまで韓国や韓国人には何とも思ってなかったけど、日本で嫌韓をうったえる韓国人を見て、韓国が(少し)嫌いになった人がいる。
今回はそんな実例を紹介しようと思う。
ヤフーには反日・嫌韓関連のニュースがよくある。
そのニュースに寄せられたコメントを見ると、いつも韓国には手厳しい。
ボクの見たところ、だいたい「100:1」の割合で韓国を非難する人が多い。つまりフルボッコ状態。
でも韓国ではこれと逆のことが起きているから、結局はイーブンだ。
でも、この「J-cast ニュース」の記事(2019/4/18)は圧倒的だった。
このニュースに対してはおよそ「175:1」という圧倒的な比率で、不快感を感じる日本人が多かった。
韓国人YouTuber、店員に注意され「嫌韓される!」 約300万再生、お好み焼き店は「動画配信禁止」
ボクの知り合いもこれを見て、やや「右傾化」してしまった。
韓国人ユーチューバーが日本のお好み焼き屋で「嫌韓された」という動画を配信する。
といっても結論からいえば、この韓国人は店から注意されただけで嫌韓されたわけではない。
大阪市内にあるお好み焼き屋で、「食レポ」をしていた韓国人ユーチューバーが「止めていただいてよろしいですか?」と店から言われる。
店は動画配信を禁止しているけど、個人的な撮影ならOKを出していた。
「あとあと論」だけど、このへんのことをしっかり確認しておかなかったことが「嫌韓された!」につながってしまう。
このユーチューバーは「お客さん来たら(カメラを)どかしていいですか?」と言って撮影許可をもらっている。そう聞いた店員は「他のお客さんに迷惑をかけない範囲内での撮影」と思ったのだろう。
これでユーチューバーは大声で「食レポ」をはじめる。
韓国人には標準的かもしれないけど、日本人からしたらかなり大きな声だ。
せまい店内で携帯電話で話している客を想像してほしい。
店長が「すみません、他のお客様からクレーム来てるんで、止めていただいてよろしいですか?」というのも当然。
店側は国籍ではなくて行為を問題視している。
この客が日本人だったとしても、きっと注意を受ける。
男は「はい」と言ったけど、カメラを止めなかった。
上の記事によるとここから、「動画撮影を店員に注意されて逆ギレし、店長を呼んで店員を謝罪させる」という事態に発展する。
店員の言葉のつかい方や態度を非難し、「俺はタダで食べるよ」とまで言う。
店側は「言い方は間違っていないです」と説明したけど、男は聞く耳持たず。
自分は被害者という意識を持っているから、とにかく強気。
店長が出てきて床に膝をついて男に謝罪したことから、事態は収束にむかう。
この間、カメラを回し続けていたこのユーチューバーは、「大阪で嫌韓される!!観光に注意!!」というタイトルで動画を配信。
ボクが見た時点では300万回以上の再生数があって、韓国語や日本語のコメントが乱れ飛んでいた。
ボクの印象だけど、韓国語では「よくやった!」と快哉を叫ぶもの、日本語では「もう日本に来るな!」と怒るコメントが多かった。
「嫌韓した日本人を謝罪させた」という設定は韓国人をよろこばせるけど、日本人目線では、この男は加害者だ。
このニュースに対するヤフコメの反応を見てほしい。
およそ「175:1」の割合で日本に嫌韓が広がる惨事になってしまった。
迷惑行為を注意したら、「嫌韓された!!」と動画でアピールされてしまう。
こういう行為が「本当の嫌韓につながる」というのはまったくその通りで、実際、ボクの知り合いはそうなった。
こんな「国民外交」はいらない。
韓国メディアの報道を見ていると、「韓国=被害者、日本=加害者」という設定を当然の前提としていることが多い。
過剰な被害者意識で嫌韓日本人を大量生産してしまった韓国人ユーチューバーも、こういう空気を吸い過ぎてしまったのだろう。
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動画などを観ない人間なので何とも言えませんが、土下座や謝罪の強要は如何なる場合も犯罪です。被害届が出ていないだけでしょう。ただ謝罪映像で喝采するような韓国人とはほんとうに関わりたくはありません。
店としては早く世間に忘れてほしいでしょうね。
いまさら被害届を出さないと思います。運が悪かった、という到底得できない理由で我慢するしかないでしょう。
今回は「増えてる」説?
そうですね。