日本政府による対韓輸出の管理厳格化という”奇襲”を受けて、韓国政府が周章狼狽・前後不覚のパニック状態におちいった。
半導体の製造に必要な素材が日本から入って来なくなると、韓国企業はもうお手上げだ。
スマートフォンやテレビなどが製造できなくなって、韓国経済は軽く死ねる。
この国家的危機の責任を民間企業に押し付けたことで、韓国政府は自国メディアから「無能」「無責任」の烙印を押された。
くわしことはこの記事をどうぞ。
韓国側は怒りを込めて「日本の報復」と言うけれど、実際には、いままで輸出で優遇していた韓国を「普通の国」にしただけで、国際社会のルールに反したものではない。
EUもいま韓国に対して同じことをしているのだから。
さて、罪のない人が罰を受けることを理不尽という。
韓国メディア(朝鮮日報)が指摘する文政権の「無能」や「無責任」によって、いま多くの人が頭をかかえている。
中でも悩みが深刻なのは在日韓国人だろう。
日本にいる韓国人の中には、直接関係ないのに、文政権の反日政策のツケを払わされるという理不尽きわまりない目にあう人もいる。
これからそんな人にスポットライトを当てようと思う。
中央日報のイ・ジョンミンという論説委員が書いたコラム「東京を去りながら(2019年07月01日)」を見ると、いまの日本の空気やそこで暮らす韓国人の様子が見えてくる。
このイさんは東京に1カ月ほど滞在して、いろんな知識人と会って言葉を交わした。
そのうえで韓日関係がうまくいかない原因をこう分析する。
植民統治→解放→分断と続く悲劇的な現代史で韓国の要求が貫徹されたことはないため、加害者-被害者という限界を克服できないからだ。
おいちょっと待て。
両国関係を「日本=加害者、韓国=被害者」というフレームで見るのは毎度の韓国人で、このていどの見方なら、東京に来て知識人と会う必要もなかったはず。
さらに記者は日本についてこうなげく。
百回謝罪して巨額の賠償金を支払ったとしても、植民統治の不法性と不道徳性が消えない。
そういうことを言うから、日本のネットで「じゃあ、もういいです。永遠にさようなら」と書かれてしまうのだ。
そもそも日本の統治は当時の国際社会が認めたもので不法ではない。
そのことはこの記事をどうぞ。
日本の“韓国併合”は不法か合法か?世界の意見を聞いてみよう。
ただ一人の韓国人として、韓国は日本の謝罪を受けなければならないのだけど、いまの日韓関係を見たらそれは絶対に無理だからむなしい、というのはわかる。
これもいつもの韓国人だから。
先日の大阪G20サミットでは、2泊3日という日程のなかで安倍首相と文大統領が過ごした時間は「8秒間の握手」だけ。
それほどいまの日韓関係は冷え込んでいるのだから、反省や謝罪を求めるタイミングではない。
この韓国人記者は重い足取りで母国へ戻ったようだけど、大変なのは日本で生活している韓国人だ。
このコラムには、東京で複数の韓国料理店を経営している韓国人の深い悩みが書いてある。
この経営者はいま、店を「整理しなければいけない危機を迎えている」という。
というのは、日本の大企業の団体客が店を利用しなくなったから。
その理由というのが、韓国に対するいまの日本企業の見方をリアルに伝えている。
「法人カードで会食をすれば総務課から『韓国料理店で会食をする必要があるのか』という電話を受けため最初から来ない」ということだ。
いちいち総務部に説明しないといけないのなら、韓国料理店は真っ先に選択肢からはずれる。
また、韓国の運転免許を日本のものに替える手続きも変わった。
面接や追加書類が要求されるようになったことで、時間が大幅にかかるようになる。
その結果、日本で中古車ディーラーをしている韓国人事業家は、売買件数が今年になってから大きく減ったということだ。
韓国に対する日本の輸出厳格化によって、韓国で”被害”が出るのはこれからだ。
でも、日本ではすでに始まっている。
朝鮮日報は記事(2019/07/06)でこう書くけれど、
輸出優遇除外:営業利益56%減のサムスン電子を襲う「ジャパンショック」
在日韓国人を襲う「ムンジェイン・ショック」のほうがきっと影響は大きい。
G20で来日したムン大統領と会った大阪の在日韓国人は、「両国関係の悪化が長引けば在日韓国人の生活に大きな影響が生じる。私たちには死活の問題だ」と訴えた。
それに対して、「いかなる困難にも揺れない韓日間友好協力関係を作るために努力する」とムン大統領が約束した約1週間後に、韓国政府は一方的に慰安婦財団を解散させて日本政府を怒らせた。
韓国にいる韓国人はいいのだけど、在日韓国人には「死活の問題」だ。
個人的なことだけど、大坂に在日韓国人の後輩がいるから、いまの彼の生活が気になる。
これも個人的なことだけど、敵は反日であって韓国ではない。
ということを書くと、「おまえは在日か?」というコメントがくるのがいまの日本のネット空間。
100年前の統治時代の「罪」が現在の日本人にはないように、韓国政府の「罪」はいま日本にいる韓国人にはない。
むしろ彼らはムン氏の“最大の被害者”だ。
「総務課から『韓国料理店で会食をする必要があるのか』という電話を受けため最初から来ない」という理由で、店をたたまないといけないのはかなりせつない。
ここ半年の文政権の振る舞いを見ていると、日本で嫌韓感情が広がることはやむを得ないことだけど、「嫌」を向ける相手は韓国政府だけでいい。
韓国紙・朝鮮日報の紙面を見ると、韓国にいる日本のアイドルも大変そうだ。
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在日の方々が自分達は強制連行されたのではなく、豊かさを求めて望んで来た。軍艦島では日本人、朝鮮半島出身者分け隔てなく労働に勤しんだ。慰安婦はお金を稼ぐ人達だった、などを述べればコラム主さんの仰る通りでしょう。ただ実際はその逆なのではありませんか?VANKのような侮日に 中立でいる事は日本を侮辱していると同じだと思いますから。在日の方々は日韓の間に挟まれた被害者ではなく、侮日の協力者だと思います。但し、これは総論であり、個別では日本側の方もいると明記させていただきます。
少し異論あります。
仕事上、韓国人と付き合いがあります。
相手は韓国の銀行の人ですが、どこか、根本的に日本人とは相容れない何か、つまり根本に反日感情があると感じます。
もちろん例外の人もいますが、圧倒的にそういう人が多い。
敵は反日なのですが、その反日は、かなりの韓国人が子供時代から刷り込まれていると思います。
反日政権を選んだ国民を嫌うな、というのは無理があるかと思います。在日の人を意味なく嫌うのは良くないですが、韓国に住んでいて、その政権を選んだ韓国人はその限りではないかと思います。
私の部活の後輩に在日韓国人がいたから、どうしても情に流れてしまう部分があります。
だから第三者から見れば中立さを欠いた、一方的で甘いという指摘は当然あると思いますし、それは否定できません。
ただ日本にいる韓国人は、本国で日本製品のボイコット運動をしている人たちのような気楽さはないと思います。
異論反論はしょっちゅう来ますから、まったくかまいません。
この記事の根底には、自分の部活の後輩が在日韓国人だっという私情があります。
だから第三者から見たら、「そちら寄り」となると思います。
政治的イデオロギーについては私もたぶん後輩と同意見ではないですけど、文政権の反日政策と日本にいる韓国人は分けて考えています。
これも私情によるものかもしれませんけど。
文政権のツケは韓国政府や本国にいる韓国人が払うべきものと思っています。
在日の人と個人的に付き合いのあるブログ主さんでさえ、「在日韓国人」についてのみ言及して、「在日朝鮮人」については触れない。なぜですか?両方とも「在日」ではあるが、「在日韓国人」は「在日朝鮮人」に比べてまだ理解しやすいとでも?
私にとってはどちらも同じ「朝鮮半島出身の特別扱いされている在日外国人」ですね。
私は個人的に在日朝鮮人の人を知りません。だからイメージができません。
在日韓国人のほうは何人か会って話をしたことがありますから、私にとって理解はしやすいです。
もちろんこれは私個人の立場で、人それぞれの見方があることは承知しています。