日本人と中国人が考える、互いを「嫌い」と思う理由

 

ことしもあと2週間で終わり。
そんな年の瀬に日本と周囲の様子を見てみると、韓国との関係は異論なく戦後最悪で台湾とは絶好調、中国とはこんな感じだ。

毎日新聞の記事(2020年11月17日)

中国の対日感情が改善基調 日本の対中感情は悪いまま 言論NPO世論調査

 

相手国をどう思うか日中で世論調査をおこなったところ、印象が「良くない」「どちらかと言えば良くない」との回答は日本側で89・7%(昨年の前回調査から5ポイント増)、中国側は52・9%(同0・2ポイント増)ということが判明。

この結果をうけて記事はこう指摘する。

日本で対中感情は依然悪いままだが、中国での対日感情は改善基調にあり、日中間の温度差が浮き彫りになった。

 

相手の印象が良くない理由、ハッキリ言えば「だから嫌い」と思う内容をたずねると、日本で最も多かったのが予想通りの「尖閣諸島周辺の領海・領空をたびたび侵犯しているから」で57・4%、中国側はこれも想定内の「侵略した歴史をきちんと謝罪し反省していないから」で74・1%。

軍事的脅威を感じる国・地域については、中国側で大きな変化があった。
前回の調査では「日本」と回答した人が最多となる75・3%だったけれど、今回は47・9%とそれが大幅に減少。
代わりにアメリカが84・1%で最多になったから、アメリカへの警戒感から相対的に日本への脅威が減ったらしい。
ちなみに日本では中国を脅威と感じる人が63・4%で、前回より5・6ポイント増と中国とは対照的だ。
やっぱり、「尖閣諸島周辺の領海・領空をたびたび侵犯しているから」が大きい。

 

 

ことしの春ごろ知人の中国人から聞いた話では、いま中国では日本への好感度が高まっている。

ここ数年、日本を旅行をする中国人が増えて日本人のサービスやホスピタリティ、都市の清潔さなんかに感動して、ほとんどの人が日本を好きになって帰国するという。
そんな中国人が日本体験記をSNSにアップするから、評判やイメージも上がっていく。
それに加えて今回コロナで中国が困っていたときに、日本はよく支援してくれたから、それに感謝した人もたくさんいるとのこと。

「特にあれには感激しました!」と彼が言っていたイラストがある。
マスクを付けた中国が病室のベッドで苦しそうに寝ていて、他の国は病室の外から見ているところ、日本だけが同じ部屋で見守っているという絵。
全中国を感動させたそのイラストをここで見せたいところだけど、著作権の関係で載せらないから「中国 日本 ポーランドボール 病室」で検索してくれ。

 

こんな彼の話を聞くと、いまの日中の状況は「西熱東冷」という感じがする。

毎日新聞の記事では印象が「良くない」「どちらかと言えば良くない」だけで、相手に好印象をもっている人がどのぐらいいるかの結果はなかった。
むしろそっちを知りたかったのだが。
だから彼の見方がどれほど正確かは不明としても、「対日感情が改善基調」とあるから日本を嫌う中国人は全体的には減っているようだ。
日本ではまぁ、ネガティブな印象をもつ人が増えているけど、あちらの気持ちを知って、それが少しでも下げ止まりすることを願ってる。
そしてできれば、来年にはマイナスがプラスに転じれば、というのは望みすぎですかね。

 

歴史はともかくとして、日本の文化はかなり受け入れられている。

 

 

 

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1 個のコメント

  • > 日本ではまぁ、ネガティブな印象をもつ人が増えているけど、あちらの気持ちを知って、それが少しでも下げ止まりすることを願ってる。
    > そしてできれば、来年にはマイナスがプラスに転じれば、というのは望みすぎですかね。

    「あちらの気持ち」とやらは前から知っていますが、

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。