【反・反日】韓国の市民団体、慰安婦像の撤去求めドイツへ

２０２０年９月、ドイツの首都ベルリンにとつぜん慰安婦像が登場した。
これは韓国系団体（コリア協議会）を中心に設置されたもので、当然、日本を刺激して日韓の外交問題へ発展。
このとき日本政府が強く抗議したことで、現地では像の撤去が命じられた。と思ったら、団体側の巻き返しがあって像の撤去命令が撤去されてしまい、２１年の８月まで設置されることとなる。
そしてさらに１年延長されて、その期限をむかえる再来月８月、像が撤去されるかどうか、いまドイツの日本大使館を中心に水面下で日韓の”負けられない戦い”が行われていると思われ。

これはそれの援軍になるかも。

産経新聞（2022/06/14）

＜独自＞韓国市民団体、独慰安婦像撤去求め今月末訪独へ

日本ではあまり知られていないが、慰安婦問題の「ウソ」をただすことを目的に結成された韓国の市民団体があって、彼らがドイツへ飛んでベルリン市に慰安婦像の撤去を求めるという。
ソウルを拠点とする市民団体「慰安婦詐欺清算連帯」は訪独の目的をこう話す。

「慰安婦問題の噓が世界で認識されない限り、正常な国際関係を構築することはできないということを伝えたい」

たしかにこの像には「第二次大戦中、日本軍はアジア太平洋地域の無数の少女や女性を強制連行し、性奴隷にした」という事実に反する説明があった。
こうした”ウソ”は日韓関係だけでなく、国際関係をも悪化させる元凶になっていると団体側は指摘しこう強調する。

「慰安婦問題の噓をまき散らすことは何の利益も生み出さず、対立と憎悪を煽(あお)るだけだということを韓国の研究者としてドイツの人たちに訴え、撤去を強く求めていきたい」

この市民団体の代表団は今月２５日にベルリンを訪問し、慰安婦像のある区の当局者やベルリン市議会に声明文や意見書を渡す予定で、さらに像の設置を主導した韓国系市民団体の代表者とも面会を行い、現地で記者会見を開きたいと意気込む。
本当に積極的で内容も充実している。

不適切な表現や内容をなくすコメント機能のある「ヤフコメ」を見ると、この動きには日本でも期待する声が多い。

・歓迎すべき動きですね。右左のイデオロギーではなく、真実を直視した上での関係が構築できればこの上ない喜びだ。
・自国からこのような異論と行動が起きるというのは、政権交代したからなんでしょう。
・なんだろう。
すぐに信用できないしすぐに歓迎できない。

この市民団体の指摘する慰安婦問題のウソとは、「正義連（正義記憶連帯）」が主張する、朝鮮の女性が日本軍に強制連行され、性奴隷のような虐待を受けたという内容であって、慰安婦の存在とかではない。
正義連の唱える説には事実と裏付ける客観的な根拠がないから、日本の政府やメディアなどは完全否定している。
その点は日本の立場と合っているとしても、この団体はやや過激。
「慰安婦詐欺清算連帯」の団体名が示すように、元慰安婦を利用してカネを集めるような”慰安婦詐欺劇”をやめろと正義連に迫っている。
たしかに慰安婦おばあさんを支援すると強調していた正義連の実態はむごいものだった。
それを名目に集めたカネがまったく別のことに使われていたとして、日本でも大きく取り上げられる。

読売新聞（2021/10/06）

焼き肉・マッサージ・罰金の支払いにも…元慰安婦募金、支援団体元トップが流用か

でも「慰安婦詐欺」なんて表現は、日本ではネットの書き込みで見るぐらいで、政府はもちろん政治家もメディアもそこまでは言わないし、この団体そのものではなくて主張を問題視している。
だから共感できる部分と、ついていけないところが同時にある。だとしても、反日に反対する市民団体が韓国国内にあることは日本でもっともっと知られていい。
勢力としては少数でも、韓日友好のためにがんばって活動している。
どんな結果になるかは未知だけど、この団体の行動力と攻撃力の高さには、現状を何か変えられるかもという期待感をもてる。
韓国のためにも、ドイツでは像の撤去に向けてがんばってほしい。