サッカーW杯で日本がスペインに勝利して、決勝トーナメント進出を決めたきょう12月2日は、フランスの歴史を見てみると、1804年にパリで戴冠式が行われてナポレオンがフランス皇帝に即位した日になる。
軍人としてフランス革命に参加したナポレオンは、数々の戦いで勝利して名声を得て、1799年にクーデター(ブリュメール18日のクーデター)を起こして権力を握る。
フランス革命の終結を宣言した彼は、国内の混乱を収めて皇帝となり、ナポレオン戦争でヨーロッパ諸国と戦って支配地域を広げる。
皇帝に即位したちょうど一年後、1804年12月2日にオーストリアとロシアを撃破した「アウステルリッツの戦い」もそのひとつだ。
パリにあるフランスの象徴である凱旋門は、アウステルリッツの戦いの勝利を記念してつくられた。
このころがナポレオンの絶頂期。
そんな英雄も「ワーテルローの戦い」でイギリス・プロイセンの連合軍に完敗した後、セントヘレナ島へ流されそこでこの世を去る。
ナポレオンの戴冠式
英雄である彼のイメージや名誉はとても尊重されていた。
それでフランスでは、豚に「ナポレオン」と名づけることが法律で禁止されているのだ。
フロリダでは独身女性が日曜日にパラシュートで飛ぶことができない。
イギリスでは妊娠中の人なら、警官のヘルメットの中を含めて、公共の場所のどこでもオシッコをすることができる。
そんなワケワカラン法律と一緒に、豚の名前をナポレオンとするのはフランスでは違法行為になると、米CNNトラベルが書く。
In France, it’s illegal to name a pig Napoleon. In Florida, single women can’t parachute on Sundays. And in England, you may urinate anywhere in public, including inside a policeman’s helmet, providing that you’re also pregnant.
World’s strangest laws
フロリダ州では、独身女性は日曜日にパラシュートを飛ぶことができないとか、イギリスで妊婦は警官のヘルメットの中も含め、公共の場であればどこでオシッコをしていいとか、世界には変な法律があるらしい。
豚にナポレオンと名づけることは「不敬」になるという法律は、昔できたものを破棄していないだけで、いまでは特に意味は無いと思われる。
まあいまのフランスで、ナポレオンをそこまで神格化する雰囲気があるとはとても思えないが。
余談
2015年に大分県の高崎山自然動物園で、新しく生まれた猿に「シャーロット」という名前をつけたところ、イギリス王室のシャーロット王女と同じ名前は無礼だ!と抗議が殺到。
で、その名前は撤回された。
でも、イギリス王室の広報担当官が「猿にシャーロットとつけようがわれわれはまったく気にしていません」と話すなど、イギリスからの抗議は無かったため、再度「シャーロット」となる。
英王室からしたら、大分のモンキーなんてどうでもいい。
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