「こんなことが起こるのは韓国だけ!」という出来事を欧米人は「OINK」(Only in Korea)といった。
「オインク」はブタの鳴き声を英語で表現したもの(日本語ならブーブー)だから、OINKという言葉には怒りやバカにしたニュアンスが含まれている。
最近では韓国の全国紙・中央日報の記事(2021.08.06)に、「韓国に進出した外資系企業のCEOが用いる「OINK」という隠語も紹介した」という文がある。
あしたから広島で開催されるG7サミット(先進7か国首脳会議)で、こんなことが重大事になる国は世界で韓国ぐらいなもの。
中央日報(2023.05.18)
「G7サミットの食事に福島産食材を活用…酒も提供」
福島産の食材は放射能に汚染されているーー。
そんなデマによる風評被害をなくす取り組みのひとつとして、G7サミットでは福島の食材を使った料理が振る舞われる予定だ。
「各国要人」というからカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、英国、米国の政府関係者、それと海外メディアの記者が福島県産の食べ物やお酒に舌鼓を打つことになるようだ。
G7がどう思っていても、韓国にはそれが気になって仕方がない。
というのは文前政権下の韓国では、こんな感じに全国メディアが放射能汚染の恐怖をあおっていたから。
ハンギョレ新聞(2021-04-13)
「日本の福島原発放射能汚染水放流は“核テロ”…撤回せよ」
中央日報(2021.04.10)
日本、結局は海に汚染水放流へ…恐怖広がる韓国
中央日報(12/23)
韓国釜山機張郡、福島原発汚染水海洋放出に対して「殺人行為直ちに中断を」流は“核テロ”…撤回せよ」
ハンギョレ新聞(2021-04-26)
京畿道知事「日本の汚染水、命がけの闘いが始まる」…輸入水産物の放射能検査拡大
当時の京畿道知事の李在明(イ・ジェミョン)氏はいま最大野党・共に民主党の代表を務めている。
この人の反日強硬はブレない。
IAEA(国際原子力機関)が安全を確認した福島原発の処理水について、つい最近もイ氏は「安全なら飲用水として使えばよい」と言って日本を怒らせた。
原発の処理水を海へ流すことは韓国やフランスなどもしていることで、国際基準を満たしていれば科学的には問題ない。
問題は気分だ。
韓国では事実や現実とかけ離れた報道がされていたから、国民のあいだでは実態のない恐怖が広がって、しなくてもいい心配をするようになる。
2021年に東京五輪がおこなわれ、選手村の食堂で福島産の食材が使われたときも韓国だけが大騒ぎになった。
放射性物質による汚染の危険があると独自の主張をして、選手のために特別な弁当を用意するという韓国に、「そこまでいちゃもんをつけるとは本当に不愉快だ」と腹を立てる日本。
読売新聞(2021/07/17)
【独自】韓国選手団に「福島産食べるな」と指導、弁当配送へ…自民「いちゃもんだ」
こんな対応をした国は韓国だけ。
でも選手はわりと冷静で友好的で、選手村の食堂で食事を楽しむ人もいたらしい。
殺人行為、核テロ、(国民の安全を守るための)命がけの闘いが始まる…。
韓国では日本の処理水についてそんな恐怖が広がって、予想以上に拡大してしまったらしく、日本との関係を重視する政府や保守派のメディアは最近、”鎮火作業”に入った。
たとえばそのリスクについて、韓国の専門家(原子力・量子工学科教授)のこんな意見を紹介する。
中央日報(2023.05.14)
【福島汚染水は安全か】韓国専門家が分析…放流水1リットル飲んだ場合の被爆量はバナナ8本食べるのと同じ
地球上にいる人間が食べたり、飲んだりする物には放射性物質が含まれている。
イオン飲料にも水道水にも雨水にも放射線物質があって、ヒトは気がつかないだけで毎日のように被ばくしているのだ。
被ばくを恐れすぎるとX線撮影もできないし、それでは健康な生活を維持することは不可能になる。
専門家が分析したところ、福島原発の処理水をそのまま1リットル飲んだとしても、その被爆量はバナナ8本分と同じだった。
日本はその水を太平洋に流して希釈するのだから、放射能汚染を気にする方がよっぽど健康に悪い。
40年以上も放射能分野を研究してきた、英オックスフォード大学のアリソン教授の結論も「問題なし」だ。
朝鮮日報(2023/05/16)
世界的な放射能研究の権威「私は十分浄化された福島汚染水はすぐに1リットルでも飲める」
実際にはこの程度のものなのに、韓国のメディアや政治家が恐怖を誇張というより、無責任に創造したから国民は大きな不安に襲われた。
いまではそんなデマ情報を流す人たちに、「自らの目的を達成するために放射能を恐れる国民を欺く、いわば詐欺に近い主張だ」と朝鮮日報の記事で韓国の専門家が非難する。
何度か書いたのだけど、韓国の原子力発電所が排出している水には福島の10倍の放射線物質が含まれているのだ。
もちろんこれも問題ない。
日本の処理水放出を「殺人行為」や「核テロ」と韓国は非難したが、その恐怖は科学的には「バナナ8本分」だった。
それが「命がけの闘い」になるのはマンガだ。
大げさに騒ぎ立てると水産物が売れなくなって困ると、韓国のある市長が言ったところ、
「市民生活を守るということがいかなるものなのか直視すべきだ」
「市長の無責任な発言は恥ずかしい」
と野党議員にぶっ叩かれたという記事がハンギョレ新聞にある。(2023-05-17)
「汚染水の放出で騒ぐと水産物売れなくなる」韓国の地方自治体長の発言に非難
世界的な権威はガブ飲みできると言うのに。
「恐怖広がる」ではなくて、科学や事実に背を向けて「広める」だったから、いまではその反動で政府与党や市長、漁業関係者が困っている。
いまも恐怖を生産し拡散する人たちは、G7サミットで各国首脳が美味しそうに食事をするシーンをどんな目で見るのか。
韓国のソウルを漢字で書けない理由:漢城?京都?首爾(首尔)?
扇動と左翼プロパガンダによって韓国人が正しい判断をできずにいます。
恥ずかしいことですね、、北韓の核は恐れないのに福島の処理水は核テロだとすれば論理自体が成り立ちません。それだけではありません。
中国から流入するPM2.5については中国に全く抗議せず、日本が国際基準に適合して処理しIAEA検証まで終えた処理数は決して容認しないのは偽善の極みです。
尹大統領が広島に行くのですが、今回は専用食材や料理人を連れて行って一人で食事をさせるべきではないでしょうか。(笑)
今年になってから政権与党や保守派のメディアは科学的に問題ないと強調するようになりました。
でも、一度頭に入った情報を排除するのはむずかしいです。
G7の食事については「日本は韓国に配慮がない」と怒っているという声があると聞きました。
伊大統領がどうするのか気になりますね。