【竹島問題】韓国人の領土愛日本人に配慮すれば叩かれる

10年以上前、知人の韓国人とソウル市内を歩いていると、こんなデッカイ文字を発見して、思わず見入ってしまった。
「独島アカデミー」というのは韓国固有の領土である独島と、「東海」という呼称を守るために、若者たちによって組織されたグループらしい。

＊もちろんこれは韓国サイドの見方で、個人的には「竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに日本固有の領土です」という日本政府の立場を支持している。

日韓で「あの島はウチのもの」という主張は変わらないが、積極性は“ダンチ”で、韓国に比べて日本はあまりにも消極的だ。
ボクはこれまで日本に住んでいて、竹島の領有権問題や日本海呼称問題について、街中でこんなに堂々とアピールしているのを見たことがない。
一方、韓国でこんなことは日常茶飯事。
そして、国民はそれを見ると日本に怒りを感じ、領土を守り抜く決意を固める…ということはないようだ。
一緒にいた知人はすこし戸惑った顔をして、こんな話をする。

「気にしないください。韓国ではよくあることです。逆に、あんなPRに慣れてしまっているから、誰も何も思いませんよ。『自然を大切にしよう』みたいな当たり前のスローガンと同じです。あれを見て、国民の反日感情が高まることもありません」

なるほど。ならよかった。
ただ、希望を言わせてもらえば、ハングル文字で書いてくれば、こっちは何も気づかずスルーしていたのに。
でも、ここはたくさんの外国人が来るところだから、「独島アカデミー」のメンバーは世界に向かって決意を強調するために、英語で書いたのだろう。
下の（たぶん）うどん屋が日本語を使って、日本人観光客にアピールしているのとホント対照的だ。
上と下が自分の利益だけを考えて宣伝しているから、全体的には矛盾した変な光景になっている。
ある意味、とっても韓国らしい。

右側の白線で囲まれた部分には「旭日模様」が描かれている。
ツッコミどころ多すぎ。

しかし、日本人観光客が多いところでは、もう少し配慮してくれてもいいのでは？　と思ってしまうのだけど、それをしたらしたで、今度は別の問題が発生するらしい。

中央日報の記事（2024.03.19）

日本語で訳されていない韓国のハンバーガーチェーン店の「独島パック」メニュー…チェーン店の本社が釈明

韓国の有名ハンバーガーチェーンのある店舗で、「独島パック」という商品を販売していた。
それを日本人が見つけ、ボタンを押して日本語に翻訳したら、そのメニュー名が消えてしまったという。
その日本人がSNSに投稿した写真を見ると、韓国語では「独島パック」と書いてあるのに、日本語にするとそこが空白になっていて、料金だけが提示されている。
それで日本人は「独島セットがあり少し笑わせたが、言語を日本語に変えたら名前が不自然に隠されていた」と書いた。

韓国人の価値観や考え方は、韓国人がよく理解している。
韓国のネット上では、日本人観光客の反感を買わないように、店は意図的と「独島」の名前を隠したと考える人が続出し、炎上状態になる。
ハンバーガーチェーン側は、「システム上の問題」でその日本語が表示されなかっただけだと釈明し、「独島を隠そうとした」と考えるのは過剰解釈だと言う。
しかしながら、鎮火はできていない模様。
IT先進国の韓国で、日本語にすると「独島」だけ翻訳されないというミスは考えられない。

領土問題で日本人に配慮したら、ほかの韓国人から十字砲火を浴びるのは当然。
だったら、日本のように、一般的には何もしない方がいいのだけど、韓国の人たちの愛国心と正義の気持ちは止まらない。
独島や東海ののPRを自制しろというのは無理な相談だ。
それなら、日本人相手のビジネスはあきらめればいいのだけど、きっとそれも無理。
だから、今回のような出来事はまた起こる。