100年前の朝鮮:米国人のひどい感想「彼らを◯すか、自◯したい」

100年前の人たちに、21世紀の価値観や人権感覚を求めても意味がない。その時代の人々はその時代の常識で物事を考えていたから、現代のポリコレを当てはめると、差別や侮辱行為になるのは仕方ない。

17世紀、日本以上に厳しい鎖国政策をしていた朝鮮に、長崎に向かっていたヨーロッパの船が漂着した。船のオランダ人が朝鮮の役人に捕まり、その中の一人、ヘンドリック・ハメルは13年間も幽閉され、脱出後に朝鮮で見聞きしたことを『朝鮮幽囚記』という本にまとめた。その中にはこんな一文がある。

「彼らは盗みをしたり、嘘をついたり、だましたりする強い傾向があります。彼等をあまり信用してはなりません。」

現代の韓国でも詐欺事件が多発しているため、韓国メディアは自虐的にハメルの言葉を引用し、「今は違うだろうか?」(朝鮮日報)と嘆くことがある。

「嘘が多くて信頼できない」 韓国人も嘆く、17世紀からの悪癖

でも、上の感想はまだマシだ。
ある西洋人は、白人の旅行者が朝鮮に来ると最初の数週間は、次の2つの欲望が交互に押し寄せてくると書いた。

「ひとつは朝鮮人を殺すこと、もうひとつは自殺することだ。」

 

ジャック・ロンドン(1876年 – 1916年)

 

アメリカの作家でジャーナリストだったジャック・ロンドンは、日露戦争を取材するために
日本へ来て、朝鮮にも滞在した。彼はその記録を『La Coré EN Feu』という本にまとめた。
※「La Coré EN Feu」フランス語で、直訳すると「燃える韓国」になる。

時代背景を考えると仕方がなかったかもしれないが、ロンドンは人種差別的で、白人優越主義の傾向が強かったため、朝鮮人を軽蔑し、かなり厳しいことを書いている。

※日本は日清戦争に勝利し、ロシアと戦っているためか、彼は日本についてはすぐれた慣習や能力があると高く評価し、武士に深い感銘を受けたと記している。そして長期的には、日本は西洋世界にとって大きな脅威になるだろうと警戒した。

 

ジャック・ロンドンは朝鮮の社会や人々を見て、次のような指摘をしている。現代の倫理観では蔑視や差別にまみれているが、ここでは彼の印象をそのまま伝える。

・朝鮮の道は雨が降ると「泥の川」になる。朝鮮社会のインフラは本当にお粗末で、公共施設も不足している。

・朝鮮人は筋肉質で屈強な民族で、日本人よりも立派に見える。しかし、日本人に比べ、気迫や気力に欠けている。

・朝鮮人は人間の中で最も非効率的な生き物であり、自発性や決定力もない。唯一、役立つことは背中に荷物を運ぶことだけで、荷役動物や駄馬としては成功している。

・朝鮮人は馬のエサを盗み続け、白人や馬の持ち主には「馬が病気だ」と報告する。馬を乱暴に扱って、骨折しても気にしない。

・移動中、馬の動きが変だったので、馬の​​状態を調べるように言ったが、朝鮮人は「問題ない」と何もしなかった。 ロンドンが確認すると、蹄が半分割れていることが分かった。 ロンドンは問題を把握しようとしない朝鮮人たちの愚かさを叱った。

・朝鮮の民衆はとても臆病で無能で、とても愚かだ。

・朝鮮人は怠惰で嘘つきで、弱い立場の人を攻撃する。

 

こうしたことから、ジャック・ロンドンは、繊細な白人旅行者が朝鮮に到着すると、「朝鮮人を殺したい」または「自殺したい」という2つの欲望が交互に押し寄せると書いている。ちなみに、彼は前者を選ぶらしい。

The first is to kill Koreans, the second is to commit suicide. Personally, I prefer the first.

Royal Road a Sea of Mud

 

ぼくの知るかぎり、朝鮮について西洋人が記した感想として、これよりひどいものはない。
しかし、ジャック・ロンドンは、朝鮮の人たちがここまで無気力になった原因は、支配階級である両班の過酷な収奪にあると指摘している。努力しても搾取される社会では、怠惰になるのは仕方ない。ロンドンの感想は、両班への批判を含んでいるかもしれない。

 

 

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ②

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ③

【朝鮮の美術】19世紀の日本人が驚き、考えたこと

日本語を使えば売国奴? 反日バッシングに困惑する韓国人

【鬼神信仰】19世紀の韓国で、英国人と日本人が感じたこと

【韓国の渋沢栄一】130年の日本人が感じた朝鮮経済の停滞

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