韓国がいま心の底から望んでいるもの。
それは日本と通貨スワップ協定を結ぶこと。
今年に入ってから中央日報だけで、これほどの報道があるのだ。
「日本と通貨スワップ協定を結びたい、いや結ぶべき、結ばないと韓国はヤバい」というあせりが見られますね。
それと同時に韓国があきらめられないこと。
それは国内での反日パフォーマンス。
だから韓国の国会議員が竹島に上陸した日に、韓国銀行の総裁が「日本との通貨スワップ、いくらでも再開できる」と言うねじれ現象が起きる。
日本を怒らせといて、日本と通貨スワップを結びたいという期待を口にする。
こんな離れ業を日常的にやっている国は世界で韓国だけ。
後で書くけど、日韓通貨スワップは実質的に韓国への経済支援だ。
前回は竹島上陸のことを書いたから、今回は通貨スワップについて書いていこうと思う。
韓国人は自分の気持ちにとても正直だから、日韓関係については言いたいことを言う。
できるかどうかは別として、とりあえず言ってみる。
それに反日と用日（日本を利用・活用）は韓国の国民感情にも合っている。
だから韓国では問題ないのだけど、でもちょっと待ってほしい。
国民感情なら日本にもあるのだが？
日本人の不満が爆発するのは、反日に用日が加わったときだ。
これからそれを見ていきませう。
韓国国会議員の竹島上陸は日韓友好・未来志向の精神とかけ離れている！
日本政府を不快にさせる一方で、韓国銀行の李総裁は日本との通貨スワップ締結についてこう話した。
「韓米・韓日通貨スワップがあれば外国為替健全性次元で良い装置となる」
「日本の場合、いくらでも再開できる可能性があるが、まだ条件は整っていないと判断する」
なるほど。で、韓国にとって「良い装置となる」ってなんのことだ？
韓国は1997年に通貨危機（国家破綻の危機）を経験している。
このときは国際通貨基金 (IMF) に救済してもらったのだけど、代わりに韓国は、国家としてのメンツを完全に失ってしまった。
「IMFショック」の精神的ダメージはすさまじく、韓国では「この百年間の歴史に起きた三度目の亡国体験」とまで言われた。
通貨危機のことはこの記事をどうぞ。
韓国から反日を消した「IMFショック」と従軍慰安婦問題とは？
日本と通貨スワップ協定を結んでおけば、こんな国家破綻の危機を防ぐことができる。
もちろん100％とは言わない。
日本は経済大国だし、世界で円の信頼性は高い。
国家破綻の可能性がもっとも少ない国の筆頭が日本だから、韓国と通貨スワップを結ぶメリットは少ない。
日韓通貨スワップ締結は事実上の韓国支援なのだ。
だから韓国としては日本とこれを結びたい。
でもいまは慰安婦問題や徴用工問題で日本と対立している。
この前も旭日旗をめぐって一騒動あった。
さらに今回も国会議員が竹島の土を踏んで、「とても未来志向とは思えない」と日本側を怒らせた。
だから「まだ条件は整っていない」は分かる。
でも、「いくらでも再開できる可能性がある」って何？
それは具体的に何のことで、どんな根拠があるのかサッパリ分からない。
韓国との通貨スワップについて日本はどう考えているのか？
ハフポストの記事（2017年01月11日）に麻生大臣の言葉が載っている。
「（交渉は）信頼関係で成り立っているので、約束した話が守られないなら貸した金が返ってくる可能性もないとか、スワップだって守られないかもしれないとか、色んな話になるので難しくなりますよね」
麻生太郎氏「韓国に金を貸せば返ってこないかも」 韓国側は反発【通貨協定めぐり】
日本が心配なのは国家破綻ではなくて、「貸した金はちゃんと返ってくるのか？」という点だ。
国会議員が竹島に上陸しておきながら、日本との通貨スワップを期待している。
こんな一方的で自己中心的で独善的で無邪気な韓国に、日本のネットではそれ相応の反応が返ってきている。
・無理でしょ( ^ω^ )
・ヘソで茶をを沸かすぞ！
・反日運動真っ最中によくこんな事が言えたものだ
・あれだけ嫌がらせして何を都合のいいことばかり
・どうしたらそういう発想になるんだろうか？
・日韓合意は守らない上に破棄前提、旭日旗を戦犯扱い、強制労働慰謝料、政治家竹島上陸。
それを含んでも『いくらでも』と言い切る。
・韓国側から必要なかったから止めたのに、何で今になって再開したいの？
・韓国は経済大国だから支援は不要。
・なんでいくらでも再開できるなんて思ってしまったのか？
これは一番おだやかな声で、実際にはここに載せられないようなコメントが多い。
全体的に見れば、「韓国は都合が良い」と思う日本人が圧倒的だ。
日本政府や外務省でも、本音はこれと同じ人が多いと思う。
外務省職員が「よくこんな事が言えたものだ」と、ネットに書き込んでいるかもしれない。
日本を非難しつつ、自国のために役立てようとする。
反日と用日の同時進行は、韓国では対日外交の基本な考え方になっている。
韓国はこれを「ツートラック戦略」と呼ぶ。
でも日本では「ツートラップ」と呼ぶ人がいる。
韓国人と日本人の価値観・考え方が真っ向からぶつかるのがこのツートラックだ。
上のコメントは「それは韓国に都合が良すぎる！」と反発しているのだけど、韓国側に、こんな日本人の気持ちを配慮する様子はない。
この前の旭日旗騒ぎでもそうだったけど、韓国は日本と対立すると「日本は韓国国民の感情をよく考える必要がある」ということを要求してくる。
李洛淵（イ・ナギョン）首相は「韓国人の心に旭日旗がどんな影響を与えるか、日本も繊細に考慮する必要がある」と述べていた。
でも国民感情なら日本にもある。
「我が国の国民感情に配慮するべき」と日本に求めてくるけど、韓国は日本の国民感情を無視する。
何なら逆なでしてくれる。
だから通貨スワップを結ぶこともできない。
その条件を整えるのは韓国側の責任だ。
せめて竹島上陸は阻止してほしかった。
反日と用日のハイブリッドに、日本の国民感情が爆発している。
韓国との国交断絶は現実的にはあり得ないし、韓国が慰安婦像を撤去すれば、たぶん通貨スワップの話し合いも始まる。
これは極端な意見だけど、ヤフコメは小学生でも見られるのでここに載せておいた。
こちらの記事もいかがですか？
日韓関係。過去最悪・戦後最悪からは、ちょっと良くなってるぞ。
コメントを残す