日本に下げる頭はない。韓国人の被害者メンタリティ

人間生きてりゃ、失敗することはある。
「つまづいたっていいじゃないか　にんげんだもの」と相田みつ先生もおっしゃっている。

失敗や過ちは誰でもするとして、大事なことはそのあとだ。
それをどう受け止めて対応するか？

「スピードこそ誠意」とすぐに自分のミスを認めて頭を下げる人もいれば、謝罪は断固拒否する人もいる。
絶対に認めないし謝らない。
そういう人を「謝ったら死ぬ病気にかかっている」なんて言うこともある。

韓国の人たちはその第一人者だ。
日本に関することで謝罪はしないし、過ちを認めることも拒否する。
この前の「BTS騒動」で改めてそのことが分かった。

これからそれを見ていこう。

今回の騒ぎの原因は、BTS（防弾少年団）のメンバーが「原爆Tシャツ」を着ていたことにある。
米軍が長崎へ原爆を投下して、巨大なキノコ雲が上がった。
メンバーの１人がその雲の写真をプリントしたTシャツを着ていたことで、多くの日本人を怒らせる。
これは明らかに配慮を欠いていた。

その結果、BTSはミュージックステーションへの出演がキャンセルされ、紅白歌合戦など年末の全ての音楽番組からも消えた。
「原爆Tシャツ」が騒ぎになったときに謝っていたら、こんなことにはならなかったはず。

この雲の下には何万もの死体があるのだ。

でも韓国側はその過ちを認めない。
例えばある韓国人はネットで世界にこう訴えていた。

Jimin didn’t do anything wrong….
The music station used the T-shirt as an excuse to cover up their political problems (this shirt was worn about 2 years ago btw) but suddenly it becomes important?? BTS is not at fault and have nothing to do with this issue

ジミン（「原爆Tシャツ」を着ていたBTSメンバー）は何も悪くない…。
本当は政治的な理由なんだけど、ミュージックステーションはTシャツを言い訳に使った。
「このTシャツを着ていたのは２年前だ」と、いまこれを問題視する日本に怒っている。

ハンギョレ新聞も社説（2018-11-12）で同じことを書いていた。

1年も前メンバーの一人が着ていた光復節(終戦記念日)のТシャツを問題視するのは偏狭なことこの上ない。

ＢＴＳ騒ぎに映った韓日関係の悲しい姿

日本人の心が狭いらしい。

日本ではTシャツの着用が問題になったのだけど、韓国側の見方では、それを指摘する日本が問題になる。

中央日報の記事（2018年11月09日）も同じ発想で、日本の指摘を「難癖」と批判していた。

「防弾少年団が反日グループ？」　日本メディアの難癖で、Ｍステ出演が突然見送りに

「難癖をつける」というのは、小さい欠点を取り上げて大げさに（意地悪く）非難することを言う。
韓国の見方だと、悪いのはBTSではなくて、どうしても日本になってしまう。

これはBTSの件だけではない。
TWICEのメンバーが「慰安婦Tシャツ」を着ていることが日本で問題になったときも、同じように怒っていた。

中央日報の記事（2018年11月16日）

「ＢＴＳに続いてまた…」　日本政治家、ＴＷＩＣＥダヒョンのＴシャツに難癖

韓国人は何をやっても基本無罪で、それを問題視する日本を責める。
中央日報は別の記事（2018年10月29日）で、BTSの世界的な人気に日本が嫉妬したという。

“嫉妬した”日本、防弾少年団の揚げ足取り？　原爆Ｔシャツ「非常識」

人気があるからMステが出演を依頼したけど、「非常識」なTシャツのせいで取り消されただけのこと。
日本は難癖をつけたり揚げ足を取ったりしていない。

「認めたら死んでしまう病気」か？

たとえ過っても、認めないし謝罪しない。

そんな韓国人の態度はいろいろなところで見られる。
いまも韓国で使われている高校の歴史教科書には「酷使される朝鮮人」という有名な写真があるのだけど、実はこれは日本人労働者であることが分かった。

その写真を撮った人がまだ生きていたから、産経新聞がインタビューをして記事で報じると、韓国メディアは「日本の極右新聞がミスに乗じて攻撃」と産経新聞を非難した。

韓国人ジャーナリストの崔碩栄（チェソギョン）さんがそう言っている。

悪いのは過ちを犯した韓国ではなくて、それを取り上げた日本。
それを指摘された場合は、謝るのではなくて怒り出す。

こんな反応はむかしから一貫している。
この原因は、韓国人の意識の根底にある「韓国＝被害者、日本＝加害者」という鉄の認識らしい。

「news-postseven」の記事（2018.11.24 07）で、ジャーナリストの黒田勝弘氏がこう解説している。

「問題の根っこにあるのが、韓国の“日本が贖いきれないほどの加害行為を受けた被害者”という不変のメンタリティです。だから日本に対しては、“フェイク”を用いるなど、国際的な常識を逸脱したやり方も許されると考える共通理解のようなものがある。結果、日本に対しては謝罪を求め続ける一方で、“自ら謝ることはない”という独特の文化の二重構造が存在するのです」

韓国教科書の「酷使される朝鮮人」写真、実は被写体は日本人

韓国人の「被害者メンタリティ」については、先日も毎日新聞が社説（2018年11月22日）で指摘していた。

歴史問題において「被害者」の韓国は「加害者」の日本にどのような要求をしても構わないという考えがあるのではないか。

慰安婦財団の解散発表　極めて残念な韓国の対応

慰安婦問題や徴用工問題で韓国は、日本との約束を無視・軽視することが目立つ。
その根っこにもこんな意識があるはずだ。

聖帝サウザーのような韓国の強気な姿勢は知っていたから、BTSのメンバーが日本人に謝罪したと聞いたときは驚いた。

でも、その後の検証でそれは間違いだったと判明。やっぱりね。
「メンバーがごめんなさいと言った」と日本のテレビ局は報道したのだけど、実際には「胸が痛い」と言っただけだった。

くわしいことは中央日報の記事（2018年11月26日）をどうぞ。

日本放送局「防弾少年団ジミンの発言歪曲報道をお詫び」

そんなことだと思った。
韓国側が日本に頭を下げるはずない。
これまでもこれからも、韓国は謝罪を要求する側にいるのだから。

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