来週5月1日の祝日、韓国釜山の日本総領事館は通常業務をする。
「は?」とか「で?」となってしまうほど、どうでもいい情報だ。
でも、こんな何でもないようなことが幸せだったと思う、じゃなかった、こんなことがニュースになるのがいまの日韓関係。
異常事態のさいちゅうでは普通がニュースになるのだ。
いま日本の在外公館は世界に270カ所以上ある。
でもそのうちで、休みの予定を変更して、5月1日に業務をおこなうことにしたのは釜山の日本総領事館だけだいう。
この異例の事態の背景には異常な反日があった。
朝鮮日報の記事(2019/04/23)によると、韓国側はその理由をこうみている。
外交関係者やその周辺では、強制徴用労働者像の設置や、全国民主労働組合総連盟(民労総)など市民団体のメーデー集会に備えるためではないかという見方が出ている。
釜山の日本総領事館が天皇即位日に開館、メーデー集会を警戒か
外国の大使館や領事館の近く(100メートル以内)でデモや抗議集会をおこなうことは、韓国では法律上、原則的には禁止されている。
でも、そこは反日無罪の国。
反日を叫べば、法が道をゆずってくれる。
つまり、抜け穴はいくらでも見つかるのだ。
韓国の裁判所は、「休日で大規模な集会に発展する可能性がない場合」なら、在外公館のすぐ近くでデモや集会をおこなうことを認めた。
でも、これが日本以外にも適用されているのかは知らない。
ちなみにソウルの日本大使館前で慰安婦問題の解決を叫ぶデモ、いわゆる水曜集会については、主催者側は「記者会見」と言っているから当局も黙認状態だ。
結局いまの韓国文政権のもとでなら、たいていの反日行為は正当化されるのだ。だから先ほど「異常事態」と書いた。
「市民団体」と称する反日団体は、5月1日に釜山の日本総領事館前でデモ行進をおこなう予定という。
でも下手をしたら、このときに徴用工像が建てられてしまうかもしれない。
この行為は違法だけど愛国反日だから、きっと何とかなってしまう。
韓国の裁判所はデモや集会を「休日の場合」ならOKと認めた経緯がある。
日本総領事館は事前に5月1日を休みにすると発表していたから、団体側はこの日に集会をしようとしたのだろう。
でも土壇場で、総領事館はこの日を開館することにした。
何の緊急性もない「通常業務」だから、この日に開くことが目的なんだろう。
それによって、韓国側に反日デモをおさえさせる。
でも、それができるだろうか?
この国で反日愛国はほぼ無敵。
法律によってその行為をさまたげると、法を守った側が頭を下げないといけなくなるという不思議現象が起こるのだ。
くわしいことは朝鮮日報の社説(2019/4/19)をどうぞ。
*この「無法者」が今回総領事館前で集会を開こうとしている団体だ。
市長は違法行為を働く者を批判し告発するどころか、逆に謝罪し頭を下げた。
法を執行した釜山市長が無法者に謝罪、こんな国がほかにあるのか
そんな国が2つもあったら困るわ。
日本総領事館が休日を返上したことで、韓国側には警備の必要が出てきたし、「閉館」を前提にしていた市民団体側もとまどうことになる。
まあ、誰が知るかと。
ということで5月1日には、ヒマがあったら釜山の日本総領事館に注目してほしい。
領事館の日本人職員がふつうに仕事をしている外で、警備の人たちと反日団体がぶつかる修羅場が広がっているかもしれない。
でもそれは自業自得だ。
2日まえ中央日報に、「戦後最悪」で固定したままの日韓関係とそれを放置する韓国政府を批判するコラム(2019年04月22日)が載っていた。
この政府はなぜ両国関係の破綻を放置するのだろうか。国内政治を狙った過剰民族主義、反日情緒が問題だ。いくら憎くて気に入らなくても、日本とうまく付き合ってこそ安倍首相を通じてトランプ大統領の米国に韓国を認めさせることができる。
文在寅政権発の韓日関係破綻の恐怖
安倍首相を自分のコマのように使う気マンマンですね。
いま韓国は、これまでの反日外交や国内の反日放置で積み重なったものを整理する段階に来ているようだ。
これもまあ、誰が知るかと。
それにしても、急きょ通常業務をすると発表して韓国側をあわてさせるなんて、日本総領事館もおもしろいことをする。
それによってどんな混乱が起きても、それは韓国側が払わないといけないツケなのだ。
では、はたして5月1日に何が起こるのか?
乞うご期待。
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ゆかしき「何か起きてたんだよおおおおおおおお!!!!」
同感ですよ。
こちらも何が起きているのかよく分かりません。