【炎上するにはワケがある】慰安婦問題での韓国人の常識

 

TWICEの日本人メンバー・サナさんがインスタグラムでこんなメッセージを投稿すると、批判が殺到して炎上騒ぎになる国があるらしい。

平成生まれとして、平成が終わるのはどことなくさみしいけど、平成お疲れ様でした!!!
令和という新しいスタートに向けて、平成最後の今日はスッキリした1日にしましょう!

#平成ありがとう😊 #令和よろしく🥰 #FANCYもよろしく🤟❤️

 

もう日本では鎮火した話題だけど、韓国ではまだくすぶっている。
きょうも中央日報が記事(2019年05月27日)で取り上げていた。

軍国主義の象徴である日本の年号を日本語で言及したのは歴史認識の問題という批判と日本人として感想を書いただけで違う意味に拡大するのは飛躍だという意見が拮抗するなど

“日本の改元議論”TWICEサナ「ファンなくなるか怖かった…今は責任感じる」

「平成ありがとう😊 令和よろしく🥰 」と言うと、責任を感じないといけなくなる社会がある。

 

この騒動のときに韓国側の反応を見ていたら、怒っている人はみんなこのメッセージを歴史認識に結びつけていた。
自分が生まれた時代に「ありがとう」、これからの時代に「よろしく」とあいさつしただけなのだけど、「日本はまだ植民地支配の蛮行を反省していない」とか「慰安婦被害者に謝罪していない」というぶっ飛んだ反応が予想以上に多くておどろいた。

日本の元号が天皇を連想させることはボクにも分かる。
でも、ここまでだ。
これを慰安婦問題に直結させて、「日本人たたき」に精を出す人がこれほどいるというのは想定外で、朝鮮半島と日本列島の常識はまるで違うことがよく分かった。
ただこれには、国民の反日感情をあおる韓国メディアの責任もあるはず。
それに「意見が拮抗する」と、反日が愛国ではないとたしなめる韓国人もそれなりにいた。

ちなみに、日韓以外の外国人はサナさんを支持している人がほとんどだ。

「She is a JAPANESE, she was born in JAPAN and she has the rights to say this」と、日本で生まれた彼女がそう言うのは当然という人がいれば、「Explain me. How is people saying she deserves all the hate?! Wtf. 21st century」と、こんなに批判される理由がわからず「いまは21世紀だぞ」という人もいる。

 

さてこれは、このブログへのきのうの検索キーワード

「韓国 反日 うんざり」という言葉が毎日のようにある。
いまの韓国では反日感情、日本では疲労感が広がっていた。

 

上の騒動を知ったときは、「平成ありがとう」が「日本は慰安婦被害者に謝罪しろ」に結びつく発想におどろいたけど、前回の記事で書いた「花いちもんめ」のことを知るとむしろ納得。
「あの子が欲しい あの子じゃわからん 相談しましょ そうしましょ」という歌の由来は、日本軍による朝鮮人女性の強制連行だという主張が出てきて、韓国の教育部(文部科学省)が調査に乗り出した。
こうなると「一部の韓国人が」というレベルではない。
これは韓国社会の常識の一部だ。
そんなことを知ると、今回の炎上騒ぎは起こるべくして起こったということがよく分かる。

でも「責任を感じる」というのは、本来なら、そういう社会をつくった韓国の文政権がしないといけないのだけど。
身代わりになって責められたサナさんはまるでイエス=キリスト。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。