【旭日旗と東京五輪】歴史を蒸し返す韓国に日本の“反撃”開始

事実として、ムン大統領が誕生してから、日本と韓国の関係は悪化しまくりだ。

パク・クネ前大統領のときは慰安婦問題ではじめはもめていたけど、2015年に慰安婦合意を結んで、それまで日韓の間にあった最大の外交問題にケリをつけた。

もし、たら、ればを言い出したらキリがないけど、パククネ氏があのまま大統領を続けていれば、いまのような最悪の関係は避けられただろう。
「韓国大統領あるある」だけど、惜しい人を刑務所に送ってしまった。

さて、東京五輪を１年後にひかえて、このところ韓国がさかんに問題視するのがこの旭日旗だ。

太陽を模したこのデザインは大漁旗や出産、節句の祝いなど日本人の日常生活で使われてきた。
いまでは日本文化のひとつになっている。

旭日旗のデザインが禁止されたら、満艦飾薔薇蔵が営む闇医院の看板も作り直さないといけなくなる。
わかる人だけわかってくれたらいいんだ。

海上自衛隊の艦船ではこの旗をかかげることが法律で義務付けられている。

くわしいことは外務省ホームページの説明をどうぞ。

旭日旗について

日本軍が戦前・戦中にこの旗を使っていたことで、韓国や中国には軍国主義のシンボルとする見方がある。
でも、東京オリンピックの会場で、旭日旗の使用を禁止するよう国際オリンピック委員会（IOC）に要請したのは世界で韓国だけ。あの国の反応はスペシャル。
中国はことし行われた観艦式を見ればわかるように、旭日旗を受け入れて、中国国民はそれと一緒に笑顔で記念撮影をしていた。
「反日度」において、いまの中国は韓国と一線を画している。

韓国側が旭日旗を意図的に問題化しようとしている点も中国とは違う。

読売新聞の社説（2019/09/22）

韓国政府は、東京五輪にも紛糾の種を持ち込もうとしている。国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）に、会場での旭日旗の使用を禁止するよう要請した。（中略）韓国は「日本の侵略による苦痛を想起させる」と主張する。歴史問題の蒸し返しを図っているのではないか。

韓国人客の減少　反日感情の広がりを懸念する

パククネ前大統領のときにも旭日旗への反発はあったけど、ここまで歴史を蒸し返すことはなかった。

ちなみに国際オリンピック委員会は旭日旗の使用について、「大会中に懸念が生じた場合にケース・バイ・ケースで対応していく」と声明を出した。
つまり韓国の要請を事実上、拒絶した。
例外を基準にすることはできないのだ。

この他にも韓国はことし９月、東京五輪での旭日旗の持ち込み禁止を求める決議案を国会で可決した。
オリンピック開催期間だけではなくて、その前後に旭日旗をあしらったユニフォームや小道具などの持ち込みの禁止も求めたのだから、これはいくらなんでもやり過ぎ。
と思うのだけど、でもそれが向こうのノーマルだから、話をしても違いと疲労感を感じて終わってしまう。

ムン大統領が誕生してから、日本は「遺憾の意」以上のことをすることが増えた。
韓国側の不当な要求には応じず、”反撃”もするようになる。
ことし５月、外務省ホームページに掲載した先ほどの「旭日旗について」もその表れで、韓国側の主張を日本語と英語で完全否定した。

日本はさらに攻勢を強めるようだ。
最近、参議院予算委員会で自民党議員が旭日旗の説明について、「英語版と日本語版があるが、韓国語版がない。韓国の方にも分かるように韓国語版の作成や、ビジュアルに見やすいように改善していただけないか」と質問した。
これに茂木外相は「前向きに検討したい」と答える。

これはそれを伝える韓国紙・中央日報の記事（2019.10.17）