世界の経済、軍事、外交で大きな影響を与えるのが「G7」。
これは先進7か国首脳会議を表す「Group of Seven」(グループ・オブ・セブン)の略なんだが、国際社会における存在感からするとは Greatの「G」でも間違いではない。
アメリカ、フランス、日本などで構成されるG7を拡大したのがG20で、われらの隣国・韓国さんがそこにいる。
高い経済力や韓流ブームの人気などで自信をつけてきた韓国は、もはやそんな「周辺」では満足できなくなって中心に躍り出ようとしている。
それで韓国の駐日大使が先月、「ぜひG8に参加したい」とアピールした。
時事通信(2023年05月24日)
韓国大使、「G8」入りに意欲 日本の支持を期待
もし韓国がG8へステップアップすれば、国際社会の「センター・ポジション」を手に入れたも同然で、国民は歓喜雀躍し、政府の支持率は爆上げすること間違いなし。
そのために大使は、ぜひ日本が韓国を推してほしいと応援を訴えた。
でもそれなら、韓国はまず科学を信じたほうがいいのでは?
いま日本では、福島原発から出てくる放射能汚染水が大きな問題になっている。
日本はこれを処理水に変えて、もうすぐ海へ放出する予定。
この対応は国際原子力機関(IAEA)がチェックをしてOKを出したもので、国際基準を満たしているから、アメリカをはじめ広く国際社会で認められている。
フランスや韓国の原発も同じように処理水の海洋放出をしているのだから、科学的にみればこれは常識の範囲内にある。
にもかかわらず韓国では、これによって海が放射能に汚染されて人体に深刻な影響が出る、という話が流布して国民を不安にさせている。
そんな科学に反するデマを韓国の政府やメディアは「怪談」と呼ぶ。
でも、そんな怪談が大量に生み出されて街を歩き回り、科学が否定されつつあるのが現状だ。
ついには世界で韓国だけの現象が発生してしまったと、国内最大の全国紙・朝鮮日報がなげく。(2023/06/17)
科学と常識から見れば本当にあきれたことだ。日本がやることを擁護する理由もないが、野党・共に民主党などが作り出す「怪談」は科学とはかけ離れている。
世界で韓国だけが「福島汚染水怪談」、天日塩買いだめは喜劇か悲劇か
韓国の政府もメディアも日本の海洋放出を支持していない。
でも、感情を抜きにして科学と常識から考えると問題ないことは明らかだから、日本政府には反対していない。すれば科学と国際常識の”敵”になる。
韓国の原子力専門家は、韓国の原発からきょねん放出された放射線物質の量は、福島処理水10倍だったことを発表した。
そんな自国の科学を無視して、野党議員などの左派勢力が広める「怪談」を信じる国民が後を絶たない。
それで韓国社会ではこのところ、政府をはじめとする保守派と左派リベラル派との対立が続いている。
「デマ退治」に全集中しているのが代表的な保守派メディアの朝鮮日報だ。(2023/04/06)
科学と事実を拒否、デマ政治の誘惑を捨てられない共に民主党
日本の対応を「井戸に毒物を入れる」と非難する野党によって国民の恐怖が高まった結果、海水も危険だという(間違った)認識が国民の間で広がる。
そのあげく、天日塩の買いだめという世界で韓国だけの現象が発生したから、「これは喜劇なのか、それとも悲劇なのか」と朝鮮日報が天をあおいだ。
隣国の”怪異現象”に日本のメディアも注目する。
東京新聞(2023/06/19)
韓国で「塩」が商品棚から消えた…買いだめの理由は「処理水の海洋放出」 野党代表は「核排水」と発言
日本の処理水を「毒物」や「核排水」というのなら、その10倍も“危険”な韓国の処理水は何なのか?
もちろん韓国の海洋放出も国際基準を満たしているから問題はない。
国内の処理水はスルーで、「国籍」を問題視するほうがどうかしている。
韓国が「ぜひG8に参加したい」というのなら、科学が怪談(デマ)と互角の戦いを演じるどころか、常識が加勢しているのに、むしろ押されつつある現状をまずは逆転するべき。
がんばって巻き返すんだ保守派。
少女が“性奴隷”に? 韓国の描く慰安婦像と歴史資料の天地の差
韓国社会は「RUMOUR」に弱いです。原因が何なのかはわかりませんが、ずいぶん前から「ルーマー」は「事実」として受け入れる雰囲気がとても強かったです。
2016年にTHAADを星州というところに配備しようとした時、左派と市民が激しく反対しました。空に向かって発射する電波のせいで近隣のマクワウリが損傷するというとんでもない噂を左派が広めたからです。文明国、それもG8に挑戦する先進国の国民の考えというにはあきれるものですよね。
韓国人の心の中には、”政府が国民を欺くために嘘をつく”という固定観念があるようです。
しかも反日感情が充満しているので、日本と関連したことならなおさら疑うようになるでしょう。
しかし最近、核心左派の人物が進行するKBSラジオ放送で原子力科学者が出演し、福島原発の処理数は全く心配すべき事案ではないとしたことが話題になっています。
司会者(左派)はずっと「危険ではないか」と問い詰めましたが、科学者は論理的に反論し、司会者の口を閉ざしました。韓国社会の雰囲気も徐々に変わってきています。
そうなんですよね。
国内でも「THAAD怪談」があったから、これは単純に相手が日本だからというワケではないです。
韓国国民の心理をよく知っている勢力が意図的・効果的に扇動をしているのでしょう。