韓国の人たちは、中国・日本・ロシアなどの大国に囲まれた自国を「クジラに挟まれたエビ」に例えることがある。
国民が自国を弱小国と感じるのは不幸なことだと8年前、韓国メディアが韓国文化に心酔しているというアメリカ人のこんな意見を載せた。
中央日報日本語版の記事(2013.08.28)
韓国は各種指標と国家ブランドイメージなどで見ると、すでに先進国だ。それでも韓国人は高い評価に慣れていない。(中略)韓国人はあまり認めていないが、すでに韓国はあらゆる面でレベルの高い国だ。弱小国という誤った認識は重大な問題点を招く。
韓国、“クジラに挟まれたエビ”コンプレックス捨てるべき
李承晩(イ・スンマン)初代大統領が韓国を「クジラに囲まれたエビ」と表現したから、自国に対するこの見方はずっと前からある。
このアメリカ人さんによると、韓国は先進国でレベルの高い国であるにもかかわらず、国民がそれを認めず卑下していると、「結果的に第2、第3の韓国を目指す国を失望させる危険がある」だそうだ。
そんな国は具体的には分からんが、とりあえずいま韓国政府に失望している国なら知ってる。
対中国を意識してアメリカのバイデン大統領はこのところ、日本をはじめ同盟国に連携強化を訴えている。
でも経済面で中国に大きく依存している韓国はアメリカに距離を置き、かといって中国支持を表面するわけでもなく、米中の間で「戦略的あいまい性」を維持しているという。
こんな韓国政府の態度について韓国メディアが専門家34人にたずねたところ、全員がこのままではダメだと考えている。
中央日報日本語版の記事(2021.01.20)
これに対するバイデン政権の立場について専門家に尋ねたところ、「韓国の決定をそのまま尊重する」と答えた人はいなかった。
「バイデン氏、米中間であいまいな立場の韓国を尊重しない」
米中のどちらにもつかず、双方から利益を得ようとする態度をアメリカは許さない。
だから専門家は「韓国に同盟としての寄与を要求するはず」とみている。
実際そうだろう。それ以外の選択肢があるとは思えん。
以上がことし1月のこと。
この後、文大統領は相変わらずあいまいな態度をつづけ、日本との関係改善の努力も見せなかったことで、アメリカでの韓国の優先順位はだだ下がりになったらしい。
バイデン大統領は菅首相とは首脳会談を行うが、文大統領とは当分会うつもりはないと韓国の外交筋が明言したと朝鮮日報の記事にある。(2021/04/04)
「完全に行き詰まり状態にある韓日関係を放置し、北朝鮮や中国に対する政策でも歩調を合わせないので、今会う理由はない」ということだ。米国のこのような雰囲気は韓国側にも伝わっているという。
【コラム】三流国家、三流同盟
先日おこなわれた米韓の外相・国防相会議で、文政権の「同盟国よりも中国の顔色を必死でうかがっていた」という態度を見せられたアメリカは、韓国には同盟国としてもはや何も期待できず、「失望が非常に大きかった」とある。
だから当然、バイデン大統領と文大統領のトップ会談なんて一切話題にならなかった。
韓国では日本がアメリカの「1級同盟国」となりつつある一方、相手にされない韓国は「3級(三流)」にまで落ちてしまったという評価もある。
「決められない政治」というのは日本政治の運命と思っていたけど、外交面では韓国で高い評価を得ているらしい。
口で言うだけで行動には移さない。
あいまいが「戦略」という立場の韓国をアメリカは尊重しないどころか、「あってもなくてもよい国」になるだろうと朝鮮日報は書く。
バイデン大統領が文大統領に会う気は、現時点では1ミリもない状況がそれを裏付けている。
韓国が三流国家になるかどうかは別として、アメリカからは呆れられ、放置されつつあるのは間違いない。
“クジラに挟まれたエビ”コンプレックスはますます深まってないか?
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東南アジアに反日感情はある?→「日本は、いつまで謝ってるの?」
「文政権は、基本的に反米、反日性向を持っています。
共産主義の北朝鮮との民族協力を最優先にしているからです。
反日キャンペーンは最も効果的な手段でした。しかし今や、彼らの無能さでそのトリックも最後に向かって走っています。昨日、ソウルと釜山の市長選挙で彼らは完敗しました。
韓国国民たちが目を覚ましています。
この写真のようなカラフルな旗を朝鮮時代に織ることが本当にできたのでしょうか。