韓国メディアの報道自国の暗部は隠し、日本の恥部は暴く韓国メディアの報道自国の暗部は隠し、日本の恥部は暴く

2018年に日本海で、日韓関係を大きく悪化させる事件が発生。
韓国軍の駆逐艦が自衛隊の哨戒機に対し、火器管制レーダーを照射したのだ。
これは相手を「敵」と認定し、攻撃対象にしたことを意味する危険な行為だから、日本側が怒って抗議すると、韓国側は説明を二転三転させたあげく、「危険な低空飛行をした自衛隊機が悪い」と言い出し、逆に日本に謝罪を要求した。
くわしいことは「韓国海軍レーダー照射問題」を見てくれ。

この問題についてはその後も平行線がつづき、先月６月、海上自衛隊と韓国海軍の間で話し合いがおこなわれ、再発防止策に合意した。

レーダー照射問題で、もっとも韓国に怒っていい日本人

といっても、韓国側は最後まで非を認めなかったし、事実関係も明らかにされなかったから、ほとんどの日本国民はこの「手打ち」に納得していない。
時事通信がおこなった世論調査によると、これを「まったく評価しない」が19.1１％、「あまり評価しない」が44.4％で、評価しない人が６割を超えた。
一方、「大いに評価する」は0.7％、「ある程度評価する」は18.1％しかいない。

韓国側がレーダーを照射した理由について、当時は天候が荒く、波も高かったため、北朝鮮の漁船を捜索するためにレーダーを使ったと韓国メディアは報じていた。
しかし、防衛省が公開した動画を見てほしい。
海は静か＆穏やかで、漁船らしき船も韓国軍の艦船の目の前にある。

そのレーダー照射問題をめぐって、先月、産経新聞の久保田るり子記者が重要な情報を読者に伝えた。（2024/6/14）

韓国レーダー照射事件で新証言　「文在寅大統領が隠蔽を指示した」　背景に北との癒着

この一件について、記者は「日本側には事実を示すさまざまなデータがあり、全面否定する韓国の主張が荒唐無稽」と指摘したうえで、韓国の一部軍人らが日本側に、当時の文在寅（ムン・ジェイン）大統領が照射の隠蔽（いんぺい）を指示したと、非公式に説明していたことを明らかにした。

これが事実なら、本当にとんでもない話だ。しかし、そういうことなら、韓国側の不可思議な説明も理解できる。
文前大統領は本当に隠蔽を指示したのか？
そのことについては韓国メディアの報道で確認したかったのだけど、ボクが見たかぎり、それを報じたメディアは一つもない。
文氏に批判的な保守派の朝鮮日報も、文氏を支持するリベラル派のハンギョレ新聞も、この件については完全スルー。
それどころか、なぜか韓国に関係ないことを大きく報じていた。

朝鮮日報（2024/07/05）

懲役17年6月　シンガポールで日本人男性に初のむち打ち刑

シンガポールで日本人が女性に性的暴行をしたことで、むち打ち刑が宣告されたという。

中央日報（2024.06.28）

お尻を触られるや股間に「一撃」…日本旅行中に痴漢された台湾美女の反撃

日本を旅行していた台湾の美女が男に痴漢行為を受けたという。

日本人としては恥ずかしい話だ。でも、これは韓国のスポーツ紙ではなく、全国紙が報じるほどの重要性のある情報なのか？
台湾美女が韓国旅行中に痴漢の被害にあい、反撃する出来事があったとしても、日本の全国紙がそれを取り上げることは考えられない。
しかも、この痴漢は日本人ではなく外国人で、台湾の女性は「男を捕まえるために最善を尽くしてくれた日本の警察に感謝している」と言ってたのに。
この見出しだと、まるで日本人が痴漢であるかのような印象を与えてしまうではないか。

そもそも、こういうコトは記事にするのに、自国の大統領が日韓を揺るがす大問題で“隠蔽”した疑惑について読者に伝えないのはおかしい。

個人的に、これまで複数の韓国メディアを10年以上読みつづけている。
その間、韓国メディアが自国の暗部には目をつぶり、日本の恥部については大きく報じることに、違和感を感じたのは一度や二度ではない。
これは韓国紙の傾向としてあると思う。