【3月11日】日本人が台湾とのキズナを再確認する日

日本人としては、きのう3月11日をスルーするわけにはいかない。
2万人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災から、きのう11日で14年を迎えた。
日本では、石破総理大臣が福島県で開催された追悼式典に出席し、林官房長官は「政府一丸で被災地の復興に取り組む」と強調した。

 

3月11日、日本人ならお隣さんのことを忘れるわけにはいかない。

東日本大震災が発生した際、台湾は世界最多となる200億円以上の義援金を日本に送ってくれた。
その年の終わりに行われた調査では、台湾人はそれを「その年でいちばん幸福なこと」に選んでいる。
義援金の額が世界一だったことを、台湾の人たちは心から喜んだ──。
これが日本人の涙腺を崩壊させて、台湾で災害があったときには、今度は日本が全力で支援するようになった。

 

今年は、台湾の頼 清徳(らい せいとく、ライ・チントー)総統が「X」で次のようなメッセージを出してくれた。

「東日本大震災から14年が経ちました。この14年間、台湾と日本は災害救助、感染症対策など幾多の困難を支え合い、交流を深めてきました。この強い絆に基づき、今後もパートナーシップを深め、地域の安全、経済・貿易、社会の強靭性などの分野で連携を強め、善良なパワーとなれるよう願っています」

台湾では、蔡 英文(さい えいぶん、ツァイ インウェン)前総統も日本語でメッセージを発信してくれていて、これはちょっとした「伝統」になっている。
毎年、国家元首クラスの人物が日本語でメッセージを出してくれたのは台湾しか知らない。
日本のネット民の反応を見ると、感謝&感激の声であふれている

・台湾に感謝致します🙏🏼
・台湾の方々の温かいご支援とご厚情は何年経とうとも忘れることはありません。
・これからも日本と台灣は共にあり。困った時はお互い様。困難な時にも共に頑張りましょう!
・これからも台湾と日本の交流、連携の強化を切に願っております。
・温かいメッセージをありがとうございます✨多謝你🙏

 

台湾人に向けては、中国語(台湾華語)でメッセージを出した。

 

台湾では3月9日に、14回目となるイベント「謝謝台湾(ありがとう台湾)」が開催され、台湾メディアの『奇摩新聞』がそれを報じた。

311震災14週年! 日本第14度「謝謝台灣」

震災のあった翌年2012年から、台湾在住の日本人を中心に、台湾へ感謝を伝えるために毎年このイベントが行われている。今年は100人以上が参加し、犠牲者へ黙とうを捧げた後、太鼓や三味線を演奏し、日本の伝統芸能を披露したという。
台湾のネットでは「台日友好!」、「これが真の友人だ」、「日本人は本当に感謝を忘れない」と温かいムード一色だったらしい。

日本と台湾は困難があったら助け合い、感謝の心で結びついている。3月11日には日本人として、近くに頼れるパートナーがいることをぜひ思い出してほしい。

 

 

台湾 「目次」

日本 「目次」

【3・11】台湾人が選ぶ最も幸福な出来事に、日本人が感激

【親日の理由】ワクチン無償提供に台湾人が「感謝日本!」

日本統治をどう思う?台湾人が驚いた、韓国人の常識・対日観

日本を旅行した台湾人の話①違い・驚き・好き/嫌いなこと

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • > 日本と台湾は困難があったら助け合い、感謝の心で結びついている。3月11日には日本人として、近くに頼れるパートナーがいることをぜひ思い出してほしい。

    まったくその通りだと思います。日本人は感謝の心を忘れるべきじゃありません。
    でも、彼らが大陸中国との関係で存亡の危機に立たされた時、日本は彼らを助けに行けるでしょうか?
    そんな状況に陥らないことを願いますが・・・。

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