2年前の夏は燃え上がった。
日本が韓国に対して、輸出管理の厳格化を発表するとあちらは爆発。
全国紙の新聞ハンギョレは、「日本製品不買運動」が全国に拡散した責任を「輸出規制という稚拙な対応をしたため」と日本に丸投げし社説でこう訴えた。(2019-07-20)
過去の不買運動に比べ、落ち着いた形で展開しながらも、波及力はさらに強い。安倍政府の不当な経済報復に対する市民の怒りが、それだけ大きいためだろう。
安倍政府は「日本製品不買運動」の拡散の意味を直視せよ
ハンギョレは韓国政府の立場に近いメディアだから、これは当時の韓国政府の見方とみて間違いない。
こうやってメディアが反日行為を「正義」と正当化するから、いまでも不買運動は止まらないし、倒産する韓国企業も出てきた。
きのうの朝鮮日報の記事によるとオリンパスやGUなどがすでに撤退し、今度は日本の高級ジュエリーブランド「ルシエ」が韓国から去ることを決めた。(2021/03/04)
会社側は新型コロナウイルス感染拡大による打撃を撤退理由に挙げているが、2年にわたって続いた日本製品不買運動の余波とみられている。
結婚指輪で有名な日本のルシエ、進出14年で韓国撤退
さてこの「不当な経済報復」なんだが、これは、2018年に韓国最高裁が元徴用工訴訟で日本企業へ賠償を命じる判決を出したことに、日本が怒って「輸出規制」をしたことを指す。
もちろんこれは韓国側の一方的な見方で、日本は一切認めていない。
でも、市民の怒りがそれだけ大きいと言うのなら、とりあえずその主張の背景をみてみよう。
あの判決は1965年の日韓請求権協定をひっくり返すもので、日本との約束を破り、国際法に違反する判決を日本が認められるわけない。
その後、この状態の是正を求めた日本に対し、韓国政府は「放置」で返す。
韓国政府が何も解決策を提示しないまま、時間だけが流れていった挙句に起きたのが「不当な経済報復」だ。
表現はどうあれ、要求しただけでは1ミリも動かない韓国に「刺激」を与えることは間違いじゃない。
「稚拙な対応をした」という怒りの半分ぐらいを、それまで何もしなかった韓国政府に向けてくれ。
「日本政府は直視せよ」と2年前に迫ったハンギョレが、いまはなんだかさみしそうだ。(2021-02-18)
冷淡すぎる日本…困難極める韓日関係改善
まずこのところの日韓関係は全体的に、「韓国政府の関係改善の努力にもかかわらず、韓国に対する日本の冷ややかな態度は変わっていない」と不満を言う。
韓国は関係改善のために様々な努力をしてきたと、ハンギョレは言うけれどそれは違う。
改善の意思をことばで表現しただけで、韓国は国際法違反を是正する具体的な案を何も提示しないのだから。
日本の「冷淡」はつづく。
先月8日に就任したチョン外交部長官(外相)は、「日本の茂木敏充外相とだけはまだ電話会談日程が決まっていない。日本の冷ややかな態度のためだ」という。
また1月に東京に到着したカン駐日韓国大使は、「日本の冷淡な対応のため、菅義偉首相はおろか、茂木外相とも面会していない」とか。
”冷ややかで冷淡な”日本政府の対応について共同通信はこう説明する。
「韓国が歴史問題を蒸し返す姿勢を改めない限り、韓国を対話の相手と見なさない。伝わってくるのは、こうしたメッセージだ。政権内外で嫌韓ムードが広がる」
実際のところいま韓国の外相と話をしても、茂木外相には「寒いですね」と季節のあいさつぐらいしか話すことがないらしい。
結局、意欲を口にするだけの韓国政府を日本は信用していない。
そう思われても仕方ないことを文政権はしてきた。
だから茂木外相はコトバではなくて、韓国政府の具体的な行動を求める。
「ここ数年間、韓国によって国際的な約束が破られ、また、二国間合意が実施されていない状況というのがある。こうした現状では、問題を解決したいという韓国側の姿勢の表明だけで評価を行うことは難しいと思っている。韓国側からの具体的提案を見て、評価したいと考えている」
要するに、「自分が言ったことはちゃんと守ってくださいね。そうでなければ相手にできませんよ」ということだ。
これをハンギョレは「一方的譲歩を要求している」と非難して、「日本が今のように冷淡な態度を維持する限り、韓国政府の行動の幅も小さくならざるを得ない」と日本を非難して終わり。
ダメだこりゃ。
「日本は輸出規制という稚拙な対応をした。」
「不当な経済報復に対する市民の怒りを日本政府は直視せよ。」
国際的な約束を破ってこんなことを言っていたから、それに応じたいまがある。
日本製品をゴミ箱に入れるとか、あんな怒りのパフォーマンスを見せられたら、そりゃ話をする気も亡くなるわ。
やりたいことをやって、いまさら「日本は冷たい」「困難極める韓日関係改善」と嘆いてもそんな声は日本に届かない。
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大変遺憾ではあるが(=残念ですが)、全く同感ですね。
むしろ「放置プレイ」程度で済んでいることを、韓国は幸運に思うべきでしょう。
他国だったら、あるいは昔の日本だったら、宣戦布告のレベルですよ。
現在、文政権は日本に融和ジェスチャーをとっています。
日本に竹槍を持ってでも戦おうと言った人々がなぜこうなのでしょうか。
すべて理由があります。もう一度北朝鮮とshowするということです。
東京オリンピックでキム·ジョンウンや文、日本、アメリカと集まってショーをしたいということです。 そのためには日本と親しくならなければならないからこんな荒唐無稽な行動をするのです。
日本はこの意図を知らなければなりません。
いま日本政府は文政権のことばを信用していません。
具体的な行動を求めています。
文政権の態度変化は目の前の利益が目的ですから、一か月後にはどう変わるか分かりません。
正確に把握していますね。
文政権は来年3月までです。
新しい韓国政府は、韓日関係を改善できる政府でなければなりません
文政権では関係改善は無理でしょうね。